プレスリリース

平成13年 7月18日
林    野    庁

「新たな林政における森林組合のあり方に関する検討会」の開催について
(第4回議事概要)

1 日 時  平成13年 7月17日(火)  13:30〜16:00

2 場 所  農林水産省三番町分庁舎 第3会議室

3 議 題  (1)第2回〜第3回の議事課題についての全体整理と総括論議

(2)その他

<委員の主な発言内容>

○ 森林組合のあり方については、各委員がそれぞれの森林組合像を意識した上でどのようなリアクションがあるかを念頭において議論していただきたい。

○ 森林組合の有する、協同組合的性格と公的性格の「二重性格」について、抜本的に改善するという観点から論議するべき。「二重性格」を温存するか否かで改革の大きさが異なる。

○ 林業の採算性が低迷している中で、林家が森林組合に発注する仕事も激減していく。大胆に議論すべき。

○ 森林組合のあり方の検討に当たって、メンバー、目的等により、組合を種別化して検討することが必要。

○ 林業は壊滅的なのに、事務局の整理では緊迫感がない。大胆な改革が必要。

○ 森林組合の性格論を議論すると、「作業班」をどうするかという問題に行きつく。「作業班」の独立に踏み切れるのか。

○ 都道府県の考え方と森林組合系統の考え方に乖離がある。現場の組合の認識は、もっと厳しいものがある。系統は現実をもっと認識し、真剣に考えるべき。

○ 森林組合がこれまで山を守るために尽力してきたことは、評価されて然るべき。

○ 森林組合の常勤役職員の資質の向上が必要。

○ 連合会、とりわけ全国連合会は、積極的に各組合を引っ張る機能を果たすべきであり、リーダーシップの発揮を期待。

○ 組合員の自主性に委ねた組合制度とすべきであり、組合員に信頼される組織づくりが必要。

○ 外部の人材を受け入れるだけの体制を実態上作ることが必要。

○ 流通加工事業については、切り離す必要がある。また、実態上も、利益を上げる事業として行うことは困難。更に、森林組合の事業として森林整備は国民的合意・理解が得られやすいが、流通加工については困難。    


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