プレスリリース
平成13年7月6日
林 野 庁
林野庁は、平成13年6月28日に木材需給対策中央協議会予測部会を開催し、「主要木材の短期需給見通し」(平成13年第3四半期及び第4四半 期)を別添のとおり作成した。
その概要は、別紙のとおりである。
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( 別 紙 )
1 国産材(丸太)
製材用丸太の需要(工場入荷量)は、新設住宅着工戸数が減少すると見込まれること等から、平成13年第3四半期290万m3程度(対前年同期比99.6%)、第4四半期は340万m3程度(対前年同期比98.8%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は1,236万m3程度(対前年比94.9%)になる見通しである。2 米材
(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数が減少すると見込まれること等から、平成13年第3四半期は110万m3程度(対前年同期比94.6%)、第4四半期は110万m3程度(対前年同期比93.5%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は442万m3程度(対前年比93.6%)になる見通しである。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第3四半期は105万m3程度(対前年同期比94.0%)、第4四半期は110万m3 程度(対前年同期比90.5%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は425万m3程度(対前年比90.9%)になる見通しである。(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数が減少すると見込まれること等から、平成13年第3四半期は95万m3程度(対前年同期比94.8%)、第4四半期は100万m3程度(対前年同期比92.3%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は391万m3程度(対前年比90.4%)になる見通しである。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第3四半期100万m3程度(対前年同期比103.3%)、第4四半期105万m3程度(対前年同期比97.3%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は406万m3程度(対前年比94.0%)になる見通しである。3 欧州材
(1)丸太
供給(通関ベース)は、平成13年第3四半期1万m3程度、第4四半期1万m3程度の入荷になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は5.9万m3程度になる見通しである。(2)製材品
供給(通関ベース)は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれるものの、KD材で、品質が安定していること等から需要の増加を受けて、平成13年第3四 半期は58万m3程度(対前年同期比108.2%)、第4四半期は60万m3程度(対前年同期比107.5%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は235万m3程度(対前年比107.1%)になる見通しである。4 南洋材
(1)丸太
製材用丸太の需要(港頭出荷量)は、産地における良質材の減少、製品輸出への転換等から、平成13年第3四半期は6万m3程度(対前年同期比87.0%)、 第4四半期は6.5万m3程度(対前年同期比86.7%)になるものと見通される。
また、合板用丸太の需要は、国内工場の減少、合板原料の針葉樹への転換等から、平成13年第3四半期は58万m3程度(対前年同期比83.6%)、第4四半期は57.5万m3程度(対前年同期比87.9%)になるものと見通される。
このため、平成13年の製材用、合板用を合わせた丸太需要総量は261万m3程度(対前年比85.7%)になる見通しである。
一方、製材用、合板用を合わせた丸太の供給(港頭入荷量)は、需要の動向を反映したものとなり、平成13年第3四半期は60万m3程度(対前年同期比 83.0%)、第4四半期は60万m3程度(対前年同期比82.4%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は233万m3程度(対前年比76.7%)になる見通しである。(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数が減少すると見込まれること等から、平成13年第3四半期は23万m3程度(対前年同期比96.2%)、第4四半期は23万m3程度(対前年同期比98.3%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は91万m3程度(対前年比95.9%)になる見通しである。
供給(港頭入荷量)は、需要の動向を反映したものとなり、平成13年第3四半期は23万m3程度(対前年同期比95.0%)、第4四半期は23万m3程度(対前年同期比98.7%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は90万m3程度(対前年比92.3%)になる見通しである。需要(港頭出荷量)は、製材用、合板用計で、平成13年第3四半期は、5.2万m3程度(対前年同期比92.9%)、第4四半期は5.2万m3程度(対前年同期比 83.9%)で推移するものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は22万m3程度(対前年比92.3%)になる見通しである。
供給(港頭入荷量)は、需要に応じたものとなり、平成13年第3四半期5万m3程度(対前年同期比161.3%)、第4四半期5万m3程度(対前年同期比89.3%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は24万m3程度(対前年比102.6%)になる見通しである。6 北洋材
(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数が減少すると見込まれること、針葉樹合板の減産等から、平成13年第3四半期は135万m3(対前年同期比 86.9%)、第4四半期は135万m3程度(対前年同期比99.3%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は532万m3程度(対前年比92.9%)になる見通しである。
供給(港頭入荷量)は、中国との競合や需要動向を反映したものとなり、平成13年第3四半期は133万m3程度(対前年同期比106.2%)、第4四半期は115万m3程度(対前年同期比101.8%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は539万m3程度(対前年比103.8%)になる見通しである。(2)製材品
供給(港頭入荷量)は、産地の出荷意欲を反映したものとなり、平成13年第3四半期は16万m3程度(対前年同期比119.4%)、第4四半期は15万m3程度(対前年同期比120.0%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は61万m3程度(対前年比112.8%)になる見通しである。(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、市況の低迷はあるものの、梱包用、合板用需要は安定していること等から、平成13年第3四半期は47万m3程度(対前年同期比 108.0%)、第4四半期は、47万m3程度(対前年同期比100.9%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は184万m3程度(対前年比106.5%)になる見通しである。 供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第3四半期は48万m3程度(対前年同期比102.1%)、第4四半期は47万m3程度(対前年同期比109.0%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は181万m3程度(対前年比102.8%)になる見通しである。(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、需要先が固定化されており安定していること等から、平成13年第3四半期は17万m3程度(対前年同期比98.3%)、第4四半期は18万m3程度(対前年同期比101.1%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は72万m3程度(対前年比102.0%)になる見通しである。 供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第3四半期は18万m3程度(対前年同期比100.0%)、第4四半期は18万m3程度(対前年同期比99.4%)になるものと見通される。 このため、平成13年の供給総量は71万m3程度(対前年比99.6%)になる見通しである。8 合板
国産合板と輸入合板を合わせた総需要量は、新設住宅着工戸数が減少すると見込まれること、合板市況が低迷していること等から、平成13年第3四半期は185万m3程度(対前年同期比92.5%)、第4四半期は190万m3程度(対前年同期比91.8%)になるものと見通される。
このため、平成13年の需要総量は751万m3程度(対前年比95.1%)になる見通しである。 国産合板と輸入合板を合わせた総供給量は、産地国の事情等から、平成13年第3四半期は195万m3程度(対前年同期比97.3%)、第3四半期は195万m3程度(対前年同期比91.5%)になるものと見通される。
このため、平成13年の供給総量は793万m3程度(対前年比97.4%)になる見通しである。