プレスリリース
平成13年7月26日
林 野 庁
7月25日に、平成13年度第1回大規模林道事業再評価委員会が開催されましたので、お知らせいたします。
今回の委員会は、今年度再評価を実施する9区間のうち、広島県以西の5区間について、事務局から、
@ 区間の概要(進捗状況、森林・林業・林産業の状況、自然環境を巡る状況等)
A 再評価の視点(林業生産活動の見通し、地域振興への貢献、周辺道路網との整合性、コスト縮減への取組、環境保全のための取組、地元意見等) について説明し、質疑応答を行いました。
なお、今回の審議は、事務局からの説明が中心であり、各区間とも、第2回以後の再評価委員会において引き続き検討することになりました。 委員の主な発言等は下記のとおりです。記 1 日 時:平成13年7月25日(水) 午後1時30分〜5時
2 場 所:KKRホテル東京
3 議 題:@ 平成13年度再評価実施区間(注)の概要と再評価の視点について
A 特殊法人改革を巡る情勢について(報告) ほか (注) 西城・東城区間(広島県)、小岩道・鳥越区間(愛媛県)、清水・三原区間(高知県)、池川・吾北区間(同)、泉・五木区間(熊本県)
4 主な発言:
○ 地元の要望はそれぞれの区間において切実なものがあり、尊重しなければならない。
○ 小岩道・鳥越区間については、アコヤガイの稚貝の大産地の近くに位置しており、養殖に用いるスギ・ヒノキの枝葉の円滑な供給に役立つという点で、林業と水産業との関わりの良い例となるのではないか。
○ 大規模林道を基幹とした林内道路網の整備の方向について、できるだけ具体的に示してもらうことが重要である。
○ 林道を整備することによって作業の効率化なりコストの削減が図られ、林業生産活動が盛んになると資料にあるが、それらを具体的・定量的に示すことはできないか。
○ それぞれの区間における事業の必要性は理解するが、進捗が遅いので早期完成を図るべきではないか。
○ 泉・五木区間については、クマタカの営巣を踏まえ路線の見直しをする場合、単に現在の営巣地を回避すれば良しとするのではなく、予定路線の森林について、営巣地としての適否を評価した上で路線を見直すべきである。
問合せ先 林野庁基盤整備課 監査官 井上達也 課長補佐 洞下健一 電話(代)03-3502-8111(内6251、6254) (直)03-3581-1032 |