プレスリリース
 

平成13年6月4日
林   野   庁

「新たな林政における森林組合のあり方に関する検討会」の開催について
(第1回議事概要)

 

1 日 時  平成13年 6月 1日(金)  13:30〜15:30

2 場 所  南青山会館 第2号会議室

3 議 題  (1)森林組合の現状について

(2)森林組合のあり方に関して検討を要する事項

(3)その他

<委員の主な発言内容>

○ 森林組合の組織形態のあり方は地域の森林の管理の面での森林組合の役割を論ずる際に同時に行うべき

○ 生産森林組合のあり方等について、地域資源管理を行なってきた側面も含めて検討すべき。解散や事業譲渡等という議論では早急すぎる。

○ 森林組合は山村では認識されているが、都市部では何を行っているのか認識されていない。山持ちの財産保持組合という戦前のイメージから脱却できない。この際、森林組合は本来なにをすべきなのかというイメージが浮き彫りになるといい。

○ 森林を森林組合だけで守るという考え方はおかしい。流域管理システムで示されているように民国含め、全ての関係者によって地域の森林管理を推進していくべき。そのためには、人材の育成が重要。また、手数料収入のみにより経営を維持している森林組合が多すぎる。

○ 林業経営が苦しい中、山の現状さえ分からなくなっている。山の状況を把握するのが森林組合の役割。病院に例えれば、看護婦。一方、そのようなことさえ行えぬ小規模な組合が多いのも事実。

○ 森林組合の存在をもっと森林所有者等にもアピールすべき。そのためにも森林組合は自らの哲学をもつべき。

○ 森林組合は補助制度等で優遇されており、民間事業体とはスタート地点から異なる。森林組合は、川上と川下をつなぐ重要な役割を有しているが、そのポジションでは微妙である。この点も論ずべき。また、森林組合はどの程度コストを下げられるのか。  

○ 森林組合は優遇されており、一方哲学のないところも多い。抜本的な見直しも必要。

○ 林政改革大綱に述べられている「政策の展開方向」を実現するためにも森林組合には頑張って欲しい。

   

問い合わせ:林野庁経営課 秋元、近藤、金子
 (代表)03-3502-8111(内線6117,6118,6119)
 (夜間)03-3501-3810