プレスリリース
平成13年4月4日
林 野 庁
「主要木材の短期需給見通し(平成13年第2四半期及び第3四半期)」
について
林野庁は、平成13年3月28日に木材需給対策中央協議会予測部会を開催し、「主要木材の短期需給見通し」(平成13年第2四半期及び第3四半期)を別添のとおり作成した。
その概要は、次のとおりである。
問い合わせ先
林野庁林政部木材課
〒100-8952東京都千代田区霞ヶ関1-2-1
TEL(03)3502-8111(代)FAX(03)3502-0305
(03)3591-5794(直通)
担当:需給情報班
角(すみ)、伊藤[内線6178、6181]
1 国産材(丸太)
製材用丸太の需要(工場入荷量)は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれること等から、平成13年第2四半期310万m3程度(対前年同期比96.1%)、第3四半期は291万m3程度(対前年同期比99.9%)になるものと見通される。
2 米材
(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれること等から、平成13年第2四半期は115万m3程度(対前年同期比94.0%)、第3四半期は115万m3程度(対前年同期比98.9%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第2四半期は110万m3程度(対前年同期比99.7%)、第3四半期は115万m3程度(対前年同期比103.0%)になるものと見通される。
(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれること等から、平 成13年第2四半期は105万m3程度(対前年同期比95.3%)、第3四半期は110万m3程度(対前年同期比109.8%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第2四 半期105万m3程度(対前年同期比95.8%)、第3四半期105万m3程度(対前年同期比108.5%)になるものと見通される。
3 欧州材
(1)丸太
供給(通関ベース)は、平成13年第2四半期は1万m3程度、第3四半期の 入荷は、無いものと見通される。
(2)製材品
供給(通関ベース)は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれるものの、KD 材で、品質が安定していること等から需要の増加を受けて、平成13年第2四半期は60万m3程度(対前年同期比103.6%)、第3四半期は60万m3程度(対前年同期比111.9%)になるものと見通される。
4 南洋材
(1)丸太
製材用丸太の需要(港頭出荷量)は根強いものの、産地における良質材の減少等から、平成13年第2四半期は7万m3程度(対前年同期比93.3%)、第3四半期は6.5万m3程度(対前年同期比94.2%)になるものと見通される。
また、合板用丸太の需要は、合板原料の針葉樹化の進展等から、平成13年第2四半期は62.5万m3程度(対前年同期比90.6%)、第3四半期は61.5万m3程度(対前年同期比88.6%)になるものと見通される。
この結果、製材用、合板用を合わせた丸太の供給(港頭入荷量)は、需要の動向を反映したものとなり、平成13年第2四半期は67万m3程度(対前年同期比83.4%)、第3四半期は67万m3程度(対前年同期比92.7%)になるものと見通される。(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれること等から、平成13年第2四半期は23万m3程度(対前年同期比90.9%)、第3四半期は 23万m3程度(対前年同期比96.2%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第2四 半期は22万m3程度(対前年同期比85.9%)、第3四半期は23万m3程度(対前年同期比95.0%)になるものと見通される。
5 アフリカ材(丸太)
需要(港頭出荷量)は、製材用、合板用計で、平成13年第2四半期は、4.8万m3程度(対前年同期比65.8%)、第3四半期は4.7万m3程度(対前年同 期比83.9%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要に応じたものとなり、平成13年第2四半期5万m3程度(対前年同期比65.8%)、第3四半期5万m3程度(対前年同期比161.3%)になるものと見通される。
6 北洋材
(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、合板原料の針葉樹化はあるものの、住宅着工戸数の減少が見込まれること等から、平成13年第2四半期は135万m3(対前年同期比91.6%)、第3四半期は135万m3程度(対前年同期比86.9%)になるも のと見通される。
供給(港頭入荷量)は、中国との競合等による産地価格の上昇等から、平成13年第2四半期は135万m3程度(対前年同期比95.4%)、第3四半期は120万m3程度(対前年同期比95.8%)になるものと見通される。
(2)製材品
供給(港頭入荷量)は、現地の輸出意欲を反映したものとなり、平成13年 第2四半期は15万m3程度(対前年同期比107.1%)、第3四半期は15万m3程度(対前年同期比111.9%)になるものと見通される。
7 ニュージーランド・チリ材
(1)丸太
需要(港頭出荷量)は、梱包需要が安定しているなか、合板原料の針葉樹化 等から、平成13年第2四半期は48万m3程度(対前年同期比110.6%)、第3四半 期は、47万m3程度(対前年同期比108.0%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第2四半期は47万m3程度(対前年同期比96.9%)、第3四半期は47万m3程度(対前年同期比100.0%)になるものと見通される。
(2)製材品
需要(港頭出荷量)は、需要先が固定化され安定していること等から、平成13年第2四半期は18万m3程度(対前年同期比97.8%)、第3四半期は18万m3程度(対前年同期比104.0%)になるものと見通される。
供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映したものとなり、平成13年第2四半期は17.5万m3程度(対前年同期比86.2%)、第3四半期は18万m3程度(対前年同期比100.0%)になるものと見通される。
8 合板
国産合板と輸入合板を合わせた総需要量は、新設住宅着工戸数の減少が見込まれること等から、平成13年第2四半期は193万m3程度(対前年同期比98. 8%)、第3四半期は185万m3程度(対前年同期比92.5%)になるものと見通される。
国産合板と輸入合板を合わせた総供給量は、合板市況の安定化等から、平成13年第2四半期は197.5万m3程度(対前年同期比96.4%)、第3四半期は181.5万m3程度(対前年同期比90.6%)になるものと見通される。