プレスリリース
平成13年4月16日
林 野 庁
森林の多様な機能の持続的発揮を図る観点からの山村の活性化方策と集落整備に関する検討会(第1回議事概要)
1.日 時:平成13年4月12日(木) 14時〜16時
2.場 所:農林水産省 第1特別会議室
3.議 題:(1)森林・林業・山村の現状と課題
(2)林政を巡る最近の動き
(3)その他
<委員の主な発言内容>
○ I、Jターンで、新しく林業関係の就職を希望した人が、山村で住宅が確保できずに断念したという事例もある。このような事例も含めて対応策等についても議論したい。
○ 森林や山村は山間地域に人が住んで守れるものである。検討においては、山村の定住ということと市町村合併との関係についても兼ね合わせて考える必要がある。
○ 山村への来訪者数、医療・福祉の状況についてより新しいデータがないか調べてほしい。また、公有林化の動きも知りたい。
○ 地方自治体の主体性を重視し、地方の実態に応じて進めていくことが重要。
○ やはり林業が元気が出ないと山村も元気が出ない。林業の振興策が重要。
○ 森林の公益的機能の発揮へ国民の期待は大きい。おいしい水や空気はただではなくなっている。ここでの意見交換から新しいアイデアを出していきたい。
○ 日本全体の人口が将来減少傾向に移ると見通される中で、山村の人口を増やすことを前提とすることは難しい。少ない人口でどうやって森林をはじめとする地域資源を維持し保全していくかが重要。
○ Iターン者を受け入れて林業をやっているが、Iターン者と従来から山村で暮らしている住民の価値観やニーズが異なる点もあり、そこをどう考えるべきか。
○ 国土全体や流域単位という考え方での今後のあり方と地方自治体の責任の範囲との整合性を考えていく必要がある。
○ 地元では森林の4分の1が不在村の方の所有。山が荒れがちで、森林管理についてはもっと市町村長に権限が必要。
○ 山村対策は様々な行政分野と関わるが、たて割の間にすきまの生じない政策が必要。また、高度経済成長期のような極端な人口動態変化は国の安定からみても問題。
○ 長期的な視野から考えたいが、林業の現状を考えるとカンフルも必要な状況。今後、議論していきたい。
<問い合わせ先>
林野庁 森林整備部 計画課
池田、金谷
電話(代)03-3502-8111 内6207,6208
(直)03-3502-0048