平成13年12月6日
林    野    庁

「森林整備に関する新たな国民支援の推進手法に関する研究会」の概要
(第9回)

1 日 時:平成13年12月5日(水)15時00分〜17時00分

2 場 所:農林水産省(3階)第一特別会議室

3 議 題:中間報告とりまとめについて

〔研究会の内容〕

 事務局より、これまでの意見を踏まえ、中間とりまとめに向けての説明を行ったところ、次のような意見があった。中間報告とりまとめについては、今回の意見も踏まえて、座長一任とすることとなった。

〔委員の主な発言内容〕

○ 外材の比率が高い木材の利用の現状からは、直接結びつかないかもしれないが、公共施設の内装の木質化を促進し、国内の森林整備に貢献させる仕組みとしては利用の義務化も一方策ではないか。

○ 森林・林業基本計画による森林整備の目標では、ha当たりの蓄積は充実するものの、ha当たりの成長量は長期的には鈍化する傾向になるため、吸収源として役割が低下しないような対応も重要。

○ 木材を長期的に利用する不燃化、難燃化などの技術開発等への資金投資も配慮する必要。

○ 二酸化炭素の吸収量については、現行で推移し、吸収量が3.7%を大きく下回ることとなれば、新たな追加的な支援が必要になるのではないか。

○ 二酸化炭素問題を国内対策として実施する場合、伐採方法として択伐型、間伐型などの方法は、バイオマスエネルギーへの取組を通じて森林整備に対して効果的な面があるということを国民に理解してもらえるようPRすることが重要。

○ 温暖化等地球環境問題への対応としては、バイオマスエネルギーの技術開発・利用の取組を促進することも重要。      

 問い合わせ先
 林野庁企画課 長口、太田
 03-3502-8111(内線6068、6069)
 03-3501-3817(直通)


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