平成13年11月12日
林 野 庁
1.日程及び場所
平成13年11月5日(月)〜8日(木) 横浜シンポジア(神奈川県横浜市)
2.参加者
31カ国、9国際機関・地域「基準・指標」事務局、海外の4NGO等を含む100名以上
3.主催等
主催:林野庁
協賛:オーストラリア、ブラジル、ガーナ、インドネシア、マレーシア、ノルウェイ、米国
協力:UNFF(国連森林フォーラム事務局)、ITTO(国際熱帯木材機関)、FAO(国連食糧農業機関)、UNDP(国連開発計画)、世界銀行、CIFOR(国際林業研究センター)。
後援:外務省、環境省
4.目 的
以下の事項について検討し、UNFFでの協議の発展、及び各国の取組の促進に貢献する。
@UNFFにおいて持続可能な森林経営のモニタリング・評価・報告をいかに進めていくかについて検討する。
AIPF/IFF行動提案の実施状況を各国が評価し、UNFFに報告する効率的な方法について検討する。5.意 義
本専門家会合は、UNFFが始動してから初めての貢献会合であり、今後の協議に大きく影響することから、各国のみならずUNFF事務局長をはじめ国際機関等からハイレベルの専門家が多数参加した。
本会合では出席者から以下の提案が出され報告書にとりまとめられた。UNFF第2回会合(2002年3月、コスタリカ、閣僚会合を含む)では、本報告書を活用してさらに協議が進められる予定である。
6.概 要(抜粋)
(1)持続可能な森林経営の進捗状況のモニタリング・評価・報告
@UNFFにおけるモニタリング・評価・報告のために、各国は「基準・指標」の取組を進めるべき。
A各国が「基準・指標」に基づく各国の報告を迅速にすすめるには、重要かつ計測可能な指標から直ちに報告を開始することとし、情報の整備に伴い報告する指標を段階的に増やしていくことが効果的である。
B各国は、今後4年間のUNFF各会合の議題に関連する「基準・指標」ごとに、毎回各国の状況を報告すべき。
Cモニタリング・評価の実施にあたっては、利害関係者の参加により透明性を高めるべき。
D違法伐採等、「基準・指標」では十分明らかにできない事項についても、各国の判断に基づきモニタリング・評価・報告の中で取り扱うべき。
(2)IPF/IFF行動提案の実施状況のモニタリング・評価・報告
@200以上あるIPF/IFF行動提案は、各国の現状にあわせて優先順位をつけて実施し、モニタリング・評価・報告を進めるべき。
AUNFFへの報告の時期は、以下の3通りが提案された。@毎年報告すべき、A今後4年間のUNFF各会合のテーマごとに関連するIPF/IFF行動提案を毎回報告すべき、BUNFF第5回会合で一度に報告すべき。
B各国が行動提案の実施状況のモニタリング・評価・報告を適切に実施できるよう、ガイドラインが必要である。
林野庁計画課海外林業協力室海外企画班
TEL:03-3502-8111(内線6212,6213)
03-3591-8449(直通)
担当:柱本、上本、谷本