平成13年11月30日
林    野    庁

第5回大規模林道事業再評価委員会の議事概要について

 11月29日に、平成13年度第5回大規模林道事業再評価委員会が開催されましたので、お知らせいたします。
 今回の委員会は、第4回の再評価委員会において委員から指摘や質問のあった事項等について、事務局から現状、対処方針等を説明したうえで、7月25日以降、これまで4回にわたって委員会を開催するとともに、現地調査及び地元等意見聴取を行って検討してきた9区間の再評価結果について、最終的な意見の取りまとめを行いました。
 その結果、9区間のうち、葛巻・浄法寺区間、横沢・荒川区間、池川・吾北区間及び泉・五木区間の4区間については計画変更のうえ継続、その他の5区間については継続との再評価結果が取りまとめられました。
 林野庁としては、今回の委員会の結論を受け、最終的な再評価結果を決定し、平成14年度予算案の概算決定前に公表する予定です。
 委員の主な発言等は下記のとおりです。

1 日  時:平成13年11月29日(木) 午後1時30分〜5時

2 場  所:KKRホテル東京

3 議  題:

@ 平成13年度再評価実施区間の区間別指摘事項と現状等について

A 平成13年度再評価結果(案)について  ほか

4 主な発言:

○ 大規模林道は、偏在する林業労働力をうまく活用するうえで効果があると考えられる。

○ 横沢・荒川区間における費用対効果分析の試算は、どのような方法で行ったものなのか。(事務局から、林野庁が定めた新規着工区間における費用対効果分析のマニュアルに従って試算したものである旨説明)

○ 泉・五木区間のルート変更については、現在までの進捗状況を考えれば賢明な方法であると考えられる。

○ 猛禽類に関する調査の進め方については、今後更なる工夫をお願いしたい。

○ 自然環境の保全のためにどこまでコストを投入すべきなのかということについては、難しい問題である。

○ 大部分が完成した区間については、これまで投下した費用を十分考慮したうえで判断すべきものと考えている。  


 問合せ先
 林野庁整備課   監査官  井上達也
           課長補佐 洞下健一
 電話(代)03-3502-8111(内6251、6254)
    (直)03-3581-1032
 


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