平成13年11月 8日

林 野 庁

「新たな林政における森林組合のあり方に関する検討会」の開催について

(第7回議事概要)

 

1 日 時  平成13年11月 7日(水)  13:30〜16:00

2 場 所  農林水産省第6共用会議室

3 議 題  (1)報告書素案について

(2)その他

<委員の主な発言内容>

○ 報告書(案)の序文の、林業生産活動の停滞等の理由付けや理由の順序については基本計画の記述との整合性を図るべき。

○ 組合の加入率については、漸減している理由の分析が必要ではないか。

○ 非組合員の森林も含めて管理するというよりは、組合員への加入を進めるべき。

○ 作業班については、高齢化が進んでおり、近い将来解体する恐れがあるという危機感を強めに出すべきではないのか。

○ 森林組合と連合会との競合の問題については、連合会の現状に関する箇所で記述してはどうか。また、系統2段階性への移行について記述すべき。

○ 森林組合への期待が高まっている現状について序文にも入れ込むべき。

○ 市町村の責務と役割については、制度上の措置と現実との乖離があるのではないか。

○ 広域合併した組合も含め、森林組合の役割を一律に議論するのはどうか。認定を受けた森林組合について権限を与えるような方法もあって良いのではないか。

○ 現状は高齢者と新規採用のみで中間の世代がいないことからみれば、近い将来作業員はいなくなる。技術・技能者の育成の必要性には触れているが、もっと踏み込んで記述すべきである。

○ 新たに行うべき事業の具体例として、森林認証取得や産業廃棄物処理等について記述しているが、内容、順序を再考すべき。また、都市との交流事業についても記述すべき。

○ 木材生産から加工・流通までの一貫した事業の部分について、効率的な運営のみで示しているが、従来通りであり、現実的には難しい。森林組合は森林整備に純化するという考え方もあり、事業譲渡や子会社の活用についても考えるべき。

○ 「作業班」という言葉には、単純作業者のイメージがあり、今後必要とされるのは森林管理を担う技術者であることから、変えるべき。

○ 今回の検討の方向は森林組合の公益性を強める方向であり、その観点からは地区重複と矛盾する。地区重複を積極的に促進すべき理由もなく、項目から削除すべきではないか。  


問い合わせ先:林野庁経営課 秋元、近藤、金子
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