平成13年10月30日
林 野 庁 計 画 課

UNFF貢献国際専門家会合
―持続可能な森林経営の推進に向けたモニタリング・評価・報告―
の開催について

 国連森林フォーラム(UNFF)における「モニタリング・評価・報告」の重要性に鑑み、我が国の呼びかけに応じ、オーストラリア、ブラジル、ガーナ、インドネシア、マレーシア、ノルウェイ、米国の協力の下に、我が国においてUNFF貢献国際専門家会合を開催します。UNFFでは、各国が自主的に関連国際機関等とともにUNFF貢献活動を実施することを奨励しており、本会合はUNFFに貢献する初めての各国主導の活動となります。また、本会合は、CIFOR、FAO、ITTO、UNDPなどUNFFの活動を支援する国際機関で構成される「森林に関する協調パートナーシップ(CPF)」の参加と協力を得て開催されるものです。

1.目的:

UNFFの協議及び各国の取組を促進するため、以下の事項について検討し、その成果をUNFF第2回会合(2002年3月、コスタリカ)に提出し、議論の発展に貢献する。
@ UNFFにおいて基準・指標等を活用した持続可能な森林経営の評価・報告をいかにして進めていくかについて検討する。
A IPF/IFF行動提案の実施状況を各国が評価し、UNFFに報告する効率的な方法について検討する。

2.日程・場所:

@ 11月5日(月)から8日(木)まで。
 神奈川県横浜市(横浜シンポジア)にて開催。

3.参加者:

@ 国連森林フォーラム(UNFF)、国連食糧農業機関(FAO)、国際熱帯木材機関(ITTO)、国際林業研究センター(CIFOR)、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びNGOを含む36カ国より約60名の専門家が参加。
A 加えて、同時通訳が入る初日及び4日目の全体会合には、森林総研、都道府県、関連団体、NGO等から約50名が参加。

【参考】

1.「国連森林フォーラム(UNFF)」について

(1)2000年 10月の国連経済社会理事会においてUNFF設立に関する決議が採択された。

(2)UNFFの概要

@目的:全ての森林における持続可能な経営の推進

A主な機能
・IPF(森林に関する政府間パネル)/IFF(森林に関する政府間フォーラム)行動提案の実施促進
・政策発展と対話の場の提供
・関連国際機関間の森林問題に関する協力、政策、プログラムの調整
・国際協力の推進
・モニタリング・評価・報告
・持続可能な森林経営への政治的公約の強化

B事務局
 ニューヨーク国連本部

2.UNFFにおける「モニタリング・評価・報告」について
 2001年6月のUNFF第1回会合において、以下の3つの事項についてUNFFで「モニタリング・評価・報告(MAR)」の取組を進めることが合意された。
(1)1995年から国連において合意されたIPF/IFF行動提案の実施促進、
(2)全ての森林における持続可能な森林経営の推進、
(3)UNFFの活動のレビュー

会議の詳細については、http://www.secretariat.ne.jp/YOKOHAMA-MAR/ をご覧ください。

 問い合わせ先: 林野庁計画課海外林業協力室
 海外企画班 柱本、上本、谷本
 (内線6212,6213)
 直通 3591-8449