プレスリリース
平成19年 4月 9日
林     野     庁





国有林野事業における技術開発の重点的取組について


国有林野事業では、産学官連携の下、森林の公益的機能を一層発揮できるよう林業技術の開発に取り組んでおり、これを一層効果的に推進するため、森林管理局から提案のあった中から、重点的に取り組む技術開発課題を選定しています。
 平成19年度については、低コスト・高効率の作業システムの整備、複層林等の多様な森林への効率的な誘導手法等に係る取組の提案があり、有識者からなる技術開発部会の意見を聴いた上で、下記の課題を実施することに決定したのでお知らせします。
 今後、得られた成果は、ホームページで紹介するなど広く国民に普及することとしています。
課 題 名: 低コスト路網を活用した効率的な間伐方法の確立
内   容: 間伐材の搬出コストを低減するため、効率的な集材作業を考慮した路網の選定と高性能林業機械による木材搬出方法を検討
実施機関: 近畿中国森林管理局森林技術センター
協力機関: (独)森林総合研究所関西支所、岡山大学、岡山県林業試験場
課 題 名: コスト1/2を目指した誘導伐システム(帯状伐採による複層林施業)の開発
内   容: 複層林等の多様な森林整備を着実に推進するため、複層林等への誘導に係る生産・更新・保育の効率化・低コスト化を目指す施業システムを検討
実施機関: 九州森林管理局森林技術センター
協力機関: (独)森林総合研究所九州支所、(独)林木育種センター九州育種場、宮崎大学農学部

参考1 「技術開発部会」委員名簿

参考2 課題の概要

 問い合わせ先
 林野庁業務課造林・技術班
 担当 石上、岩田
 代表:03-3502-8111(内線6516、6524)
 直通:03-3591-0884
 当資料のホームページ掲載先URL
  http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

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