プレスリリース
平成12年9月27日
林   野   庁
 
第96回林政審議会の開催について
 
 
 第96回林政審議会が開催されましたので、お知らせいたします。
 本日は、@平成11年度国有林野事業の決算概要についての報告、A平成11年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況(案)についての諮問・答申、B森林・林業・木材産業基本政策に関する意見の取りまとめに向けての審議を行いました。
 Aの平成11年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況(案)についての諮問に対しては、審議会より、妥当である旨の答申をいただきましたので、実施状況とこれに対する林政審議会の意見の概要について、また、@の決算概要について、別途公表しております。
 Bの森林・林業・木材産業基本政策に関する意見の取りまとめに向けての委員の主な発言は下記のとおりです。
 なお、次回は、平成12年10月11日(水)に開催の予定です。
(※平成11年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況に対する意見の概要)

 
 
1.日 時:平成12年9月27日(水) 10時〜12時30分
2.場 所:法曹会館 高砂(2階)
3.議 題:@ 平成11年度国有林野事業の決算概要について
       A 平成11年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況(案)について(諮問・答申)
       B 森林・林業・木材産業基本政策に関する意見の取りまとめ
4.「森林・林業・木材産業基本政策に関する意見のとりまとめ」に関する  委員の主な発言内容
 ○ 外材輸入の適正化について検討すべきではないか。
 ○ 既に公益的機能の発揮に着目した助成措置があるからといって、林業版直接支払措置の導入が困難な理由にはならない。既存の支援措置の必要性とともに、見直しを含め幅広く検討していくべき。
 ○ 厳しい財政事情の下で新たな財源を確保することの困難性は理解するが、森林の公益的機能にかんがみ、重点的に国費を投入すべきことをもっと強調すべき。
 ○ 最近注目を集めている環境税は、二酸化炭素の排出など環境の悪化を抑制しようとするものであるが、その税収は、二酸化炭素の吸収源対策となる森林整備などにも使えるようにすべき。
 ○ 地球温暖化防止に果たす森林の役割をもっと強調すべき。
 ○ 担い手の確保・育成については、雇用労働者の労働条件の改善や技術・技能の向上のための方策等についてもう少し具体的に記述すべき。
 ○ 情報の提供については、ボランティアを含めた労働の提供者に対して、いつ、どこで、どのような作業があるのかといった情報をもっと積極的に提供していくべき。
 ○ 表現全般について、一般国民が分かりやすい表現にすべき。
 ○ 林業は、農業とは違い育成に長期を要するので、農業のように5年程度で施策を見直すことにはならないのではないか。
 ○ 単に「木材」の利用を推進するというのではなく、「地域材」の利用を推進するということを明確にすることが重要。
 ○ 森林整備に山村が果たしている役割の重要性について、明らかにすべき。
 
 






 

問い合わせ先
  林野庁企画課   課長補佐 河野  晃
     〃      係  長 坂井 康宏
  電話(代)03-3502-8111(内6072、6073)
    (直)03-3501-3817