プレスリリース
 

                                                      平成12年10月2日

林    野    庁

平成12年度「木の日」を中心とした木材利用推進に向けた活動の展開について

(各都道府県の行事一覧)

  10月8日は「木の日」です。
  「十」という字に「八」を書くと漢字の「木」になることから,昭和52年より毎年10月8日を中心に木材関係団体や都道府県が主体となって木材利用推進のための行事が開催されています。
 木材は,
 @ 化石燃料等と異なり永続的に再生産を行うことが可能であること,
 A 他の資材と異なり,木材として使用されている期間は二酸化炭素を貯蔵し続けること
 B アルミニウムや鉄材に比べ製造時に要するエネルギーが少ないこと
  等から,地球環境の保全,循環型社会の構築へ貢献することのできる資材であり,その利用を積極的
 に推進していくことが重要です。
  また,森林の有する水源かん養や国土保全,更には二酸化炭素の吸収・固定による地球温暖化防止などの公益的機能を十全に発揮させていくためには,間伐等の適切な整備が重要であることから,木材の利用は,このように健全な森林の育成にとっても重要です。
  我が国においては,森林資源が人工林を中心に充実しつつある一方で,木材価格の低迷,林業労働力の減少・高齢化,木材需要構造の変化など,森林・林業・木材産業が依然として厳しい状況におかれており,地域材の利用を一層推進し,林業・木材産業の振興を通じた我が国の森林の整備を推進するためには,木材利用の重要性に対する国民の認識を深めていく必要があり,今年も10月8日を中心に,木材の良さの普及啓発活動が全国各地で開催されることとなっております。
  全国各地で開催される行事のうち,消費者に対して広く木材の利用推進を普及する主な行事は別表のとおりとなっており,都道府県,森林管理局,関連業界団体等が一体となってこれらの行事を盛り上げることとしております。
  関係者並びに一般の方々の各種行事への積極的な参加とご協力により,木の良さや木材の利用と森林整備や地球環境との関係について,理解が深まり,木材の利用が一層推進されることを期待しております。


問い合わせ先
 林野庁林政部木材流通課
 需要開発班 春原,尾山(内線6181,6182)
              直通 3591-5794