平成20年度概算決定額(平成19年度予算額)
(単位:百万円)
   【事業施設費 76,138(68,636)百万円】
【公益林等保全管理費 31,279(31,888)百万円】
【利子補給 20,845(21,925)百万円】
対策のポイント
 公益的機能の維持増進を旨として地球温暖化防止等の課題に積極的に取り組みつつ、国有林野を適切かつ効率的に管理経営するため、必要な経費について一般会計より繰り入れます。
(国有林野の現状)
・我が国森林面積の約3割を占める国有林野は、奥地脊梁山脈や水源地域に広く分布しており、その約9割が保安林に指定されているなど公益的機能の発揮に大きな役割を果たしています。
・国有林野は、白神、屋久島、知床といった世界自然遺産のほとんどを占めており、 そうした原生的な天然生林等について、保護林833箇所78万haを設定。
・また、種の保全や遺伝的な多様性を確保するため保護林相互を連結した「緑の回廊」については、24箇所51万haを設定(平成19年4月1日現在)。
政策目標
公益的機能の維持増進を旨とした効率的かつ着実な森林の整備・保全等を推進
1.森林の公益的機能の維持増進
  京都議定書の森林吸収目標達成を図るため、国有林野事業としても間伐等の森林整備を集中的に実施し、地球温暖化の防止とともに、美しい森林づくりを推進します。
【森林整備の推進(事業施設費)(公共) 76,138(68,636)百万円】
2.世界遺産の保全
 世界遺産にふさわしい森林の保全を推進するため、自然遺産として暫定一覧表記載地域となっている小笠原諸島については、推薦に向けての外来種対策を実施します。また、文化遺産として世界遺産推薦地域及び暫定一覧表記載地域となっている富士山周辺等の森林の保全策を実施します。
【世界遺産保全緊急対策事業 107(79)百万円】 
3.生物多様性の保全
 生物多様性条約の締約国会議の目標のひとつである、2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させることや、生物多様性国家戦略の着実な実施を図るため、新たな保護林の設定を緊急に推進するための取組を実施します。
【保護林拡充緊急対策事業 29(0)百万円】

[担当課:林野庁管理課(03−6744−2315(直))]


重点事項トップへ