平成20年度概算決定額(平成19年度予算額)
(単位:百万円)

【森林資源利活用新産業創出対策 2,547(51)百万円】

対策のポイント
 森林や山村の地域資源を利活用した地域の新たなビジネスを創出することにより、林業・木材産業の再生と適切な森林整備、地域の活性化を図ります。
(木質資源利用の可能性)
・林地残材や製材工場残材など木質資源の年間発生量は3,120万m3(推計)。
・うち、熱エネルギー等としての利用量1,840万m3、未利用量1,280万m3(41%)。林地残材の発生量860万m3(推計)のほとんどが未利用。 
・2030年頃まで達成すべき生産目標である国産バイオ燃料600万klのうち、木質系からの生産可能量は200万klから220万klと試算(国産バイオ燃料の大幅な生産拡大に向けた工程表)。
・プラスチックの生産量は1,400万t。バイオプラスチックの生産量は8.7万t(推計)。
・民有林における間伐材の利用量は284万?(2005年)。
政策目標
10年後に2,000億円規模のビジネスを創出
1. 木質資源を利用した新たな産業の創出への支援
(1)間伐と木質資源の利用を一体的に推進する取組
  間伐により発生する木質資源の安定的な確保及び燃料用等への利用に対する支援を通じて、間伐と木質資源の利用を一体的に進めるモデルを構築し、木質資源を利用した新たな産業の創出と森林・林業の活性化を図ります。
【木質資源利用ニュービジネス創出事業 573(0)百万円】
【提案型未利用木質資源利用地域再生施設モデル整備(森林・林業・木材産業づくり交付金)
400(0)百万円】
(2)森林資源活用型ニュービジネス創造のための製造システムの構築
 林地残材や間伐材等の未利用森林資源活用のため、先進的な技術による木質からのエネルギーやマテリアルの製造システムを構築することにより、新たなビジネスを創出し、地域を活性化します。
森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業 1,200(0)百万円
事業実施主体:民間団体
2.森林・山村資源を活用した新たな産業づくり
   森林やこれに関連する自然的・文化的資源及び間伐材、広葉樹、竹などの資材を幅広く活用した新たな産業の創出等を支援し、山村を活性化します。
【山村再生総合対策事業 300(0)百万円】
【特用林産物消費・流通総合支援対策事業 74(51)百万円】
[担当課:林野庁木材利用課(03−6744−2296(直))]

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