V 林業再生のための新生産システムの確立
 我が国の林業が不振を極める一方、人工林資源は成熟期を迎えつつある中で、森林整備の推進と地域材利用の拡大を図るためには、人工林資源の活用による林家等の収益向上を実現し、もって造林・間伐等森林施業を促進することが重要。
 このため、施業の集約化、低コストで安定的な原木供給、ニーズに対応した流通・加工を推進する取組をモデル地域内において集中的に実施。
平成18年度概算決定額(平成17年度予算額)
(単位:百万円)
1.林家等の収益向上と安定的な木材供給体制の確立のためのシステム構築
○ 木材安定供給圏域システムモデル事業
299(0)
 モデル地域において林家等から木材加工事業体への木材の供給量・供給時期・価格決定方法等に関する合意形成を行うとともに、これに基づく安定供給システムの設計、経営診断、分析・評価等を実施。


○ 森林・所有者情報データベース設置事業
275(0)
 零細な林家等が伐採を行おうとする林地をデータベースに登録し、素材生産事業体が当該データベースを閲覧し、林家等への集約的な伐採の働きかけを促進することにより、林家等への収益向上を実現。


2.施業・経営の集約化による健全な林業経営モデルの提示
○ 林業経営担い手モデル事業
107(0)
 施業・経営の集約化を図り効率的な林業生産活動を行う取組を支援し、効率的・安定的な林業経営を行うモデルを提示。


3.森林施業、生産流通における低コスト手法の試行・実証支援
○ 革新的施業技術等取組支援事業
330(0)
 森林施業、素材生産、流通におけるコストダウンのための施業技術・事業手法等の試行的・実証的取組を公募により支援し、普及活動を実施。


4.品質・性能の確かな製品を低コストで安定的に供給する体制の整備
○ 戦略的木材流通・加工体制モデル整備
(強い林業・木材産業づくり交付金)
 製材工場の大型化等の推進し、品質・性能の確かな製品を安定的に供給するための木材加工施設を導入。

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