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九州森林管理局

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    トピックス


    2018年5月16日(水曜日)
    小瀬田小学校4年生に森林教室を実施

     当センターは、屋久島町立小瀬田小学校において4年生7名を対象に、森林教室を行いました。

     今回は、「葉っぱを通して屋久島の自然を知ろう」をテーマに、屋久島の気候、ヤクシカやヤクスギなど動植物、そして樹木の葉っぱの形や着き方などを説明後、校内散策を行いました。

     児童達は、「自分の好きな葉っぱを探そう」と散策する中で、大きな葉っぱや綺麗な葉っぱなど思い思いに各児童が一番好きな葉っぱを持ち寄り、好きな理由などを発表しました。

     最後に、古市所長から「小瀬田小学校葉っぱ探検隊隊員証」を各児童に手渡し、「これからも屋久島の自然を知って、友達や家族に教えてください」と述べ、終了しました。

     今回の森林教室では、校内の身近な植物を通し、児童からは「ハマビワの葉の模様が、メロンの模様と同じ」など子供の視点による自然観やツマベニチョウの食草となるギョボクの葉を食べてる幼虫を見つけるなど、改めて児童達に屋久島の自然を理解させる内容となりました。


    好きな葉っぱを探して散策中                                          隊員証を受け取る児童


    2018429日(日曜日)~55日(土曜日)
    縄文杉周辺マナー指導を実施

    林野庁・屋久島町・環境省・鹿児島県・屋久島観光協会・屋久島環境文化財団等で構成されている「屋久島山岳部利用推進協議会」では、GW期間中の縄文杉周辺のマナー指導を例年行っています。

    当センターと屋久島森林管理署は、429日と55日を受け持ち、北デッキ周辺の混雑防止のため、登山客への呼びかけや誘導等を行いました。

    今年度の指導期間中における縄文杉登山者数は約3,600人となり、その中でも超混雑日と予想されていた54日は、約760人にのぼり毎年多くの登山客が集中しています。また、500人以上の日も数日ありました。

    マナー指導期間中においても、骨折等の怪我により救助隊の緊急出動が発生していますので、登山される方々は十分な準備と体調管理を行い安全に登山しましょう。


    大勢で賑わう正面デッキ


    2018425日(水曜日)~26日(木曜日)
    屋久島地杉苗(コンテナ苗)育苗に関する現地検討会について

    当センターにおいては、森林の多面的機能の発揮のため土台となる森林生態系保全の健全性と活力の維持、森林施業を行う際の原則となる生物多様性保全等を念頭に置き、試験研究の関係機関及び苗木生産者等からの意見を踏まえ、スギ挿し木苗の発根(発芽)を目標に昨年11月から、「スギ挿し木コンテナ苗」育苗試験を実施しています。

    これまでの育苗管理における課題等を整理し、九州育種場及び九州大学等へ資料を送付するなど指導・助言を仰いでおり、今回、各機関の専門の方々を講師に招き現地検討会を実施しました。

    参加者は、屋久島森林管理署、鹿児島県屋久島事務所、屋久島町、屋久島地杉苗木生産協議会(5者)及び九州育種場、九州大学の講師の方々含めて30名程度で開催しました。

    2日間にわたる現地検討から実技体験と実践的な内容となり、参加者からは「初めての経験で勉強になった」等々の感想も聞かれ、大変有意義なものとなりました。

    今後の屋久島の森林・林業の成長産業としてコスト低減等経済性を追求する一方で、水源涵養や土砂流出防止、多様な生態系の保全等々の観点からもバランスのとれた持続可能な森づくりや森林生態系保全活動を進めることとしています。


                                    採穂する様子                                                 挿し木を体験する            

    2018420日(金曜日)
    「平成30年度第1回屋久島外来種対策行政連絡会」を開催

    420日、当センターにおいて、屋久島森林生態系保全センター、屋久島森林管理署、環境省、鹿児島県、屋久島町役場・屋久島森林生態系保全センター環境文化財団の関係行政機関等による「平成30年度第1回屋久島外来種対策行政連絡会」が開催されました。

    今回は、各行政機関の平成30年度における外来種に係わる取組を説明しました。

    国有林内におけるアブラギリ駆除や住宅等に侵入したヤンバルトサカヤスデの駆除対策、アメリカハマグルマのパークボランティアとの共同駆除作業、島内外来植物(木本類)侵入分布図の作成、各機関における普及啓発活動などを説明、意見および情報交換を図りました。

    また、外来種対策の現場視察では、屋久島森林管理署が本年度予定しているアブラギリの伐倒駆除をベースに、事業期間等調整し実施することを確認しました。

    最後に、今年度の各行政機関の外来種対策を進めると共に、連絡会としての情報共有化など連携強化を確認し終了しました。


    各機関が今年度の取組を説明している


     

    2018年3月26日(月曜日)
    屋久島レク森協議会が平成303月期総会を開催

    屋久島レクリエーションの森保護管理協議会は平成30326()、屋久島離島開発総合センターにおいて総会を開催しました。

    総会では、来賓の川畑屋久島森林管理署長より「協議会が主体となって、協力金により運営する中で、レク森の活性化に向けた様々な対策を実行に移すなど感謝と敬意を表する。林野庁としても今年度ヤクスギランドのトイレ改修や多言語対応の案内板設置など行っており、屋久島レクリエーションの森が、本総会を契機に名実ともに日本一のレク森として進むよう期待する」と挨拶。

    協議事項については、屋久島自然休養林活性化検討会報告、平成29年度第2回一般会計および特別会計補正予算、平成30年度活動計画(案)、平成30年度一般・管理・特別各会計予算(案)また、紀元杉地盤雨水対策及びデッキ支柱の補修などが提案されました。

    協議の中では委員より、奄美・琉球世界自然遺産登録を見据えた奄美との連携による交通アクセス等諸対策、冬期における県道除雪対策、簡易トイレ目隠しに使用する地杉の活用、山岳事故対応に係る携帯電話の電波状況の改善およびLINEの活用、外国人観光客への翻訳タブレットの活用、県道危険木対応、ヤクスギランドに新設された天文の森コースの活用などの意見が出され、今後の情報収集を進めると共に改善、実行に向けた関係機関への働きかけなどを確認しました。


             年間10万人の登山者が訪れる白谷雲水峡                ヤクスギランドに新設された天文の森(210分)コース
     

    2018年3月19日(月曜日)
    大雪の中の縄文杉

    南国の海上に浮かぶ洋上アルプスと呼ばれる屋久島でも、冬季の季節風により大雪に見舞われることが度々あります。本年も10数年ぶりに大雪となり、縄文杉周辺でも1m程度の積雪がみられたようです。

    このような大雪の場合には、県道等が通行止めになり、登山者の方々も足止めとなります。そのため、今回も10日間以上、縄文杉へ訪れる方は居なかったようです。

    また、本年度は、縄文杉大枝のケーブリング等撤去が行われた後の大雪であり、心配な面もありましたが、屋久島の象徴的な縄文杉は、厳しい冬の環境を乗り越えようと生きています。

    これから先、春の訪れとともに観光客も徐々に増えてまいります。縄文杉に訪れる登山者の皆様におかれましては、登山マナー及び縄文杉周辺の立入禁止区域など制限がありますので、ご理解とご協力をお願いします。


    雪の中の登山道(縄文杉は写真枠外の左奥です)


    2018年3月5日(月曜日)~9日(金曜日)
    平成29年度(春期)インターンシップの受け入れ

      九州大学3年の本田あかりさんが、当センターにおいて1週間、農林水産省就業体験実習を行いました。

    初日は当センターの概要等を説明した後、屋久島森林管理署や森林事務所(貯木場)を見学し屋久島における国有林野事業の現状や屋久杉土埋木について学習しました。

    2日目からは森林パトロールも兼ねて著名屋久杉の樹勢等の現地確認、レクリエーションの森の植生調査等の現場業務と国有林への入林許可などの内務業務を体験しました。

    最終日はヤクシカの現状について学習した後、現地でくくり罠による捕獲業務等を体験し、九州本土とのシカ駆除に対する考え方の違いや個体数管理の果たす役割の大きさを感じたようです。

    実習全体をとおして、森林の機能の重要性とそれを保全することの大切さ、難しさを改めて実感し、今後、日本の成長産業として林業の経済性を追求しつつ、水源涵養や土砂災害の防止、多様な生態系の保全、リラクゼーションなどの観点からもバランスのとれた持続可能な森林づくりを目指していきたいとの感想を頂きました。今回の就業体験実習が今後に活かされることを期待します。

            三代杉樹勢等の確認                                                     くくり罠の設置

     

    2018年3月2日(金曜日)
    JST(科学技術振興機構)等のメンバーが来所

    JST(科学技術振興機構)の研修プログラムで知り合われた異業種のメンバーの方々が、森林・水・防災等をキーワードに屋久島における森林保全や森林資源等に関するヒヤリングのため4名方が来所されました。

    屋久島森林管理署から岩本次長、当センターから永山自然再生指導官、奥村生態系管理指導官及び三國技官の4名で意見交換を行いました。

    内容は、屋久島における森林資源の概要をはじめ、ヤクスギ土埋木の生産・販売及びスギ人工林の現状や生態系管理、森林・林学及びドローンとICTの活用など多岐にわたり、予定時間をオーバーするなど活発な意見交換会となりました。メンバーの方々からも「知らない屋久島の現状等を把握できて大変中身のあるものでした」と感想をいただきました。

    今後においても、来所依頼がある場合は積極的に受け止め、屋久島地域の発展に繋がるよう努めていくこととしています。


    意見交換のようす

     

    2018228()
    官民協働で松くい虫駆除

    屋久島森林管理署及び当センターは、屋久島ヤクタネゴヨウ調査隊(手塚賢志代表)とヤクタネゴヨウ自生地の近くで発生している波砂岳国有林内のクロマツの松くい虫被害木の駆除作業を官民協働で行いました。

    当日は、あいにく天候不順であったため安全を考慮して作業しやすい林道脇の被害木を、職員15人、調査隊から10人の計25人が参加して、伐倒・玉切りして軽トラック4台に乗せて安房にある窯元に燃料用として運びました。今回の駆除作業は数年ぶりに実施されましたが、調査隊からは「今回の取組は官民協働の新たな第一歩となった」、「被害木が窯元で活用され無駄のない利用になった」などの意見が聞かれ、今後とも更に連携を強化しながら官民協働で保全管理に努めていくこととしました。


                                   作業を終えた参加者                                                       被害木を窯元へ運ぶ

     

    2018126()
    中学生が植樹体験

    平成30126日、屋久島町立安房中学校1年生31名を対象に森林教室(植樹体験)を実施し、屋久杉自然館の敷地内にリンゴツバキを植樹しました。

    当センター永山自再生指導官より、リンゴツバキをよく知ってもらうため、葉や枝を見て触ってもらい感じたことなどを共有したり、ツバキシギゾウムシとの共進化の話やツバキシギゾウムシのリンゴツバキへのアタックを生徒に体験してもらうなどして、生徒の興味を引いたところで、奥村生態系管理指導官より、地拵えから植付けまでの各作業について、なぜその作業が必要かも含め丁寧に説明し、実際に苗木を使って一連の作業のデモンストレーションを行い学習してもらいました。

    生徒達は、いざ山鍬を振りかざしての作業になると、ぎこちない手つきではありますが、元気に育ちますようにと気持ちを込めた丁寧な作業で怪我もなく終了することが出来、満足げな顔をしていました。

    最後に、夏頃になると下草が生えてくるので、次回は保育についても是非学習しましょうと声をかけ森林教室を終了しました。


    ツバキシギゾウムシの気持ちになって                       気持ちも込めて丁寧な植栽      

     

    20171213日(水曜日)
    平成29年度の松枯れ対策連絡協議会の開催

    平成291213日、当センター会議室において平成29年度松枯れ対策連絡協議会屋久島支部会   を屋久島森林管理署、環境省屋久島自然保護官事務所、鹿児島県屋久島事務所、屋久島町、森林総研九州支所、屋久島ヤクタネゴヨウ調査隊、樹木医の関係者15名が参加して開催しました。

    各機関から昨年度及び本年度の屋久島における松枯れ被害の状況とその対応状況について報告があり、民有林・国有林とも昨年度より被害は減少しているものの、ヤクタネゴヨウが島内で最も分布している西部林道に近い栗生地区において増加していることなどが報告されました。

    今後の防除方針について、森林総合研究所九州支所の金谷整一主任研究員から防除する箇所のゾーンニングを行うことが重要であり、屋久島においてはヤクタネゴヨウと南限であるアカマツが分布している地域を最優先かつ重点的に防除対策を講じるようにとの提言がなされ、提言に沿って各機関が連携して今後とも防除対策を講じていくことを確認しました。


    協議会の様子


    2017129日(土曜日)
    屋久島学ソサエティでヤクシカの誘引についてポスター発表

    平成29129日、屋久島離島開発総合センターで開催された屋久島学ソサエティ5回大会において、屋久島をフィールドとした各大学等研究機関や地元高校生等の研究成果35点のポスター発表がありました。

    当センターからは、渡邉昭博生態系管理指導官と三國卓裕農林水産技官より、「動物の五感の内、味覚・臭覚・聴覚・視覚の四感を複合した、ヤクシカの誘引手法等の検証について」と題してポスター発表を行い、餌はカラスザンショウが最も効果的で、不嗜好植物のアブラギリに醤油を振りかけても誘引されることなどを紹介しながら意見交換を行いました。

    ※屋久島町民と研究者が共に学びあい、細分化された学問分野と島の現実を横断的に結んで真の問題解決のために必要な知識を共有し、地域社会のために具体的に活かしていくことを目指しています。


    意見交換の様子


    20171128()
    貴重な自然を守れ!清掃活動で地域に貢献する中学生

    1128日、ヤクスギランドにおいて、屋久島町立安房中学校3年生30名が参加し、ボランティア清掃活動を行いました。

    今回の清掃活動については、総合的な学習の一環として、生徒自身が地域に貢献出来る活動を検討、生涯に亘って郷土を愛し、郷土の発展に寄与する心情を養うことを目的にヤクスギランドの清掃ボランティアを計画しました。

    清掃活動当日は、気温12度、天候は曇りと作業には適した条件のもと、50分コース(荒川歩道~仏陀杉歩道)の木道と手摺りの苔落とし作業を、3班に分かれて実施しました。

    ヤクスギランドは、屋久島レクリエーションの森保護管理協議会が屋久島森林管理署長と保護・管理および活用に関する協定を締結しているレクリエーションの森であり、白谷雲水峡と並ぶ自然休養林の一つで、約270ヘクタールのフィールドに年間60.000人を越える入林者が訪れ、樹齢千年を越える屋久杉はじめとする貴重な自然を堪能しています。

    同時に、年間10,000ミリにも達する雨量は苔の繁殖を助長し、木道などに生える苔は入林者が移動時に滑るなどの危険性を含んでいます。

    今回のボランティア清掃活動は、ヤクスギランド内の景観維持はもとより、歩道の安全確保に努めるなど、大きく貢献する結果となりました。


    木道の苔落としに奮闘する安房中3年生の皆さん

    20171121()
    沖縄県エコツーリズム推進協議会の屋久島視察

    平成291121日、沖縄県エコツーリズム推進協議会の関係者5名が、来年の奄美・琉球世界自然遺産登録を見据え、持続可能な観光資源の利活用の先進地として屋久島を訪れ、その一環として当センターを視察されました。

    当センター所長より、施設内の屋久杉円盤等を紹介した後、屋久島世界自然遺産地域における屋久島の貴重な森林生態系の適切な保全と利用について、森林植生のモニタリング調査等の取組を紹介しました。

    意見交換では、森林生態系保護地域でのグリーンサポートスタッフの活動やレクリエーションの森における「屋久島レクリエーションの森保護管理協議会」の役割や活動内容等について質問が出され、当センター自然再生指導官も交えて活発な意見交換を行い、次の視察地「白谷雲水峡」へと向かわれました。


    屋久杉の円盤を紹介する様子


    20171118日~19(火曜日)~(水曜日)
    縄文杉大枝のケーブリング設備撤去について

    世界自然遺産地域の象徴である縄文杉については、平成24年度のモニタリング調査時において大枝に腐朽が確認されたことから、応急的措置として大枝落下防止等のため、ケーブリング等を設置しました。

    その後、安全を最優先に考え旧デッキの封鎖及び撤去、新設デッキの設置及び見学する順路の施工等一連の工事が完了しました。また、ケーブリング等については、自然の推移に委ねることが大事であり、観光的にも景観を損ねる等の意見も出されたところです。

    これらを受け、この度、縄文杉大枝のケーブリング設備等を撤去しましたのでお知らせします。今後においても皆様と一緒に大切に見守りながら、保全整備に努めていくこととしています。

    皆様も登山の時には、安全に注意するとともに立入禁止区域への侵入は絶対に行わないようお願いします。


    登攀技術を用いてケーブリング撤去する作業者たち

    2017年11月14日()
    セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモに注意

    外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されているゴケグモ類が、国内各地で報告されています。屋久島町内においても、セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモが発見されました。

    ゴケグモ類は、繁殖力旺盛な外来の毒グモで国内でも咬傷被害が報告されています。咬まれた場合、まれに全身に痛みを感じ発熱・発汗症状が出る場合があります。

    ゴケグモ類は、日当たりの良い暖かな場所で、地面やプランターの底や室外機の裏、ブロックの裏やくぼみ、排水溝のふたの裏、ベンチや遊具の裏などに営巣、生息します。

    ゴケグモを発見した場合は、素手で触らず、殺虫剤などで確実に駆除することが大事です。万一咬まれた場合は、患部を水や石けん水で洗い流すなどして、医療機関に相談してください。医療機関受診の際、可能であれば咬んだクモ(死骸)を持参してください。


            ハイイロゴケグモハイイロゴケグモの卵


    2017117日(火曜日)
    環境パートナーシップ・CLUBEPOC)の視察を受け入れ

    平成29117日、環境パートナーシップ・CLUBEPOC会員企業の18名の皆様が、EPOC企業活動「屋久島・宮崎方面の視察」の一環で当センターを訪れました。

    EPOCでは、企業活動における環境保全や省エネルギー、低炭素エネルギーの利用拡大に加え、自然共生についても大きなテーマとして捉えており、その知見を高めるため、今回訪問したとのことでした。

    当センター所長より森林生態系保護地域(屋久島世界自然遺産地域とほぼ重複)の保全と利用について取組を紹介した後、ヤクシカが森林生態系へ及ぼす影響と適正な生息頭数管理について、原始的なスギ林の更新サイクルについて、外国人入山者の増加について質問が出され、当センター職員も交えて活発な意見交換を行いました。

    環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)2000年に中部地域の産業界が中心となり設立された環境啓発団体で、業種・業態の枠を超え、産学官が連携し、循環型経済社会の構築を目指して様々な活動を実施。


    保全センターの取組を紹介する様子

    20171019日(木曜日)
    屋久島世界自然遺産地域連絡会議幹事会とヤクシカWG(検討の場)

    平成291019日、世界遺産地域を適正に保全管理していくための関係行政機関(九州地方環境事務所、九州森林管理局、鹿児島県、屋久島町)による幹「屋久島世界自然遺産地域連絡会議幹事会」が行われました。各機関よりH29年度の取組状況等の報告については、屋久島町より「屋久島山岳環境保全協力金」について、入山者の約8割から協力頂いており、「登山者の安全・安心」のためにわかりやすい形で協力金を使っていくとことや、九州森林管理局より大王杉の樹勢回復診断を11月下旬に実施予定であることなどがありました。

    引き続き、ヤクシカWGの「検討の場」が行われ、九州地方環境事務所より屋久島でのシャープシューティングによる試験捕獲について、時期や場所、体制など実施計画(案)が示されました。その中で、特に安全管理に万全を期すため地域住民等関係者への周知をしっかり行うことや、当日の現場作業におけるリスクの予測と具体的な回避策について説明・共有が行われ、漏れがないかなどを確認しました。

    会議の様子


    20171017日~18日(火曜日)~(水曜日)
    森林・林業の技術交流発表大会

    平成291017日から18日の2日間にわたり、熊本市・くまもと県民交流館パレアにおいて「森林・林業の技術交流発表大会」が開催されました。

    この発表大会は、民有林、国有林が連携・協力して、地域林業の活性化や林業技術の向上に関する情報や技術の交流を図るために毎年開催されており、今年度は九州の各地の森林管理署、県、高等学校等から、一般の部で30課題、高校生の部で8課題の発表がありました。

    屋久島からは、屋久島森林管理署の「地域住民のニーズを取り入れた海岸防災林造成へ向けた取組み」、当センターの「動物の五感のうち味覚・臭覚・聴覚・視覚の四感を複合した、ヤクシカの誘引手法等の検討について」の2課題を発表しました。

    審査結果については、当センターが優秀賞を受賞しました。

     発表を行う渡邉、三國(左から)


    2017年10月14日(土曜日)
    アサヒビールがヤクスギランドでボランティア活動

    1014日(土曜日)、ヤクスギランドにおいて屋久島レクリエーションの森保護管理協議会と「レクリエーションの森の整備・管理および活用に関する支援協定」を締結しているオフィシャルサポーターのアサヒビールが、ボランティア活動を行いました。

    当日はあいにく小雨混じり天候の中、アサヒビール社員をはじめ島内関係行政機関や一般ボランティアの皆さんなど総勢70名が参加しました。

    作業内容は、ヤクスギランド50分コース(約1.2km)区間の、木道部分の苔落としなど清掃作業を7班に分かれ行いました。

    苔にまみれた木道は、参加者の熱心な作業により、綺麗な遊歩道の姿に変わり、参加者一同、出来映えに満足するとともに、今後もこの活動を通じて、レク森における森林整備の推進を確認しました。


                     悪天候にも負けず参加した皆さん                                お掃除、お疲れさまです


    20171013日(金曜日)
    アサヒビール「屋久島レクリエーションの森」支援協定調印式

    平成291013日(金曜日)、屋久島町役場本庁で、屋久島レクリエーションの森保護管理協議会とアサヒビール(株)との間において、「レクリエーションの森の整備・管理および活用に関する支援協定」の調印式が行われました。

    本協定は、ヤクスギランド、白谷雲水峡など屋久島レクリエーションの森において5年間、資金と労務を提供する内容となっており、平成20827日に初回が締結され、今回3回目の更新協定となっています。

    調印式では、アサヒビール鹿児島支社・星野大作支社長と屋久島レク森協議会会長代理の岩川浩一副町長双方協定書に調印の後、星野支社長より「これまで10年間、屋久島の自然を守る手伝いをさせて頂きました。これからまた5年間、活動が出来ることを非常に嬉しく思います」と挨拶。

    副町長、立会人の川畑屋久島森林管理署長の挨拶の後、最後に10年を節目に、今後益々アサヒビールの活動に期待されることを出席者全員で確認し閉会しました。

    双方で今後5年間の活動を確認



    2017107日(土曜日)
    高校生が毎木調査を体験

    平成29107日、大分県立大分舞鶴高等学校の理数科1年生14名が、「課題研究スキルアップ基礎研修(屋久島体験研修)」の一コマとして、宮之浦川上流の国有林で森林植生調査の基礎となる毎木調査等を体験しました。調査は、スギ人工林とアブラギリ主体の天然生林のプロット内(10m×20m)の樹木について、樹高測定班、胸高周囲長測定班、樹木位置測定班に分かれて行いました。慣れない測竿上げと樹高の読み取りに大変苦労している様子も見られましたが、当センター職員の指導も得ながら下層植生の優占度調査まで実施し、「森の中は新鮮でメッチャ楽しかった」との感想もありました。

    調査後、世界自然遺産地域の優れた自然景観や特異な生態系等を将来に渡って維持していくためには森林の植生調査等が重要であることや今回の調査対象とした外来植物アブラギリが生態系に及ぼす影響等について学習し、今回の研修のとりまとめの参考となるよう意見交換を行いました。


    毎木調査の様子

    2017年9月28日(木曜日)
    縄文杉周辺の立入禁止区域内への侵入者

    縄文杉周辺については、植生及び樹勢の回復を講じるために「縄文杉周辺を立入禁止区域」とし、侵入防止柵を設置したことにより、周辺の下層植生は年々回復の兆しが見えてきました。

    しかしながら、登山者の方が少ない早朝や夕方の時間帯に「立入禁止区域」内へ侵入し、記念撮影を行い回復しつつある植生を踏み荒らす行為などルール違反の登山者が後を絶ちません。当センターでは、平成17年度に縄文杉の剥皮被害を受け、その対策としてカメラを設置し、屋久島の象徴である縄文杉の被害防止とシカ侵入状況等を行い保全活動に努めています。

     ~屋久島の象徴「縄文杉」を守るため、立入禁止区内には入らないようお願いします~

     


    縄文杉周辺の立入禁止区内に立つ侵入者


    2017年9月21日()
    安房中学校一年生に森林教室を開催

    921日、屋久島町立安房中学校において、1年生31名を対象に森林教室を開催しました。

    今回は、「屋久島の自然について~外来植物とヤクシカ~」と題して行いました。

    外来植物については、屋久島に繁殖している外来種、特にアブラギリを中心に、外来植物がおよぼす造林木の生長阻害や在来植物の衰退など自然界への影響を中心に講義しました。

    また、ヤクシカについては、生態や全国的なシカ被害の実態を説明した後に、当センターで作成した「森林生態系を知る・考える学習ゲーム『シカと森林のカード(屋久島版)』」を用いて、森林生態系維持の重要性について学習しました。

    生徒達は、シカが増えすぎると森林の動植物へどのような影響が出るのか、森林をどのように守ればいいのかなど、屋久島の自然を守ることを基本にグループで考えながら、ゲームを楽しむとともに理解を深めました。


    外来植物についての講義

    2017年9月20日()
    平成29年度第2回屋久島外来種対策行政連絡会を開催

    920日、屋久島森林生態系保全センターにおいて、当センター、屋久島森林管理署、屋久島自然保護官事務所、鹿児島県屋久島事務所、屋久島町環境政策課など関係行政機関による「平成29年度第2回屋久島外来種対策行政連絡会」が開催されました。

    今回は、外来生物法や外来種被害防止行動計画、鹿児島県外来種対策基本方針など国・鹿児島県のそれぞれの行政機関における外来種に関する施策に係わる各種取り組みの説明や、屋久島で上陸は確認されていませんが、昨今マスコミ等で話題となっているヒアリに関する情報提供など行政間の連携を確認しました。

    最後に、各行政機関において各課題について更に理解を深め、今後、具体のの取り組みを進めていくことと認識を統一し終了しました。


    国や県の取組を説明する職員たち



    2017年8月18()
    「シカと森林のカード(屋久島版)」が完成

    適正頭数をはるかに超えたニホンジカの増加は、農林業への被害や自然界の生態系に様々な影響を及ぼし、社会的な問題にもなっています。

    ヤクシカ(ニホンジカの亜種)は、かつて「人2万、サル2万、シカ2万」と云われたように、屋久島を代表する動物であり、現在でも屋久島を訪れる観光客の目をなごませる代表的な動物です。

    しかし、世界自然遺産地域を有する屋久島でもヤクシカは、日本国内のニホンジカと同様に増加し、農作物の食害、造林木の剥皮被害や貴重な固有植物の食害や生態系への影響など様々な問題が発生しています。

    今回、当センターは、ヤクシカが増えすぎると森林の動植物にどのような影響が出るのか、そして森をどのようにして守ったらよいのか等を知ってもらうため、森林環境教育の教材として「シカと森林のカード(屋久島版)」を作成しました。

    また、今回作成したカードは、以前九州森林管理局にて作成された「シカと森林のカード」を基に、屋久島の実態に合わせ、ヤクシカの生態や屋久島の動植物、捕獲方法等屋久島の特徴を盛り込んだ内容となっています。 

    「シカと森林のカード(屋久島版)」 実際に「シカと森林のカード」を用いてゲームする様子

    2017年8月2()
    平成29年度第1回屋久島世界遺産地域科学委員会を開催

    「第1回屋久島世界遺産地域科学委員会」が、屋久島町文化村センターにおいて開催されました。

    科学委員会の主な議題は、(ア)屋久島世界遺産地域管理計画の実績及び平成29年度事業予定(イ)モニタリング調査等の予定(ウ)山岳部における利用の検討状況(エ)林業遺産の認定について説明がありました。

    環境省からは、登山道の荒廃状況調査結果と今年度の調査予定、山岳部における利用のあり方、淀川登山口休憩舎の設置等について検討されました。

    九州森林管理局からは、平成28年度に実施した事業実績及び平成29年度の事業の中で、垂直方向の植生モニタリング調査、縄文杉ケーブリング撤去、高層湿原の植生保護柵及び植生回復等調査について検討されました。その中でも、高層湿原(小花之江河)において取組む植生保護柵設置等に関する項目については、各委員の方々から課題と対策について活発な意見等があり、今後の事業実行や次年度以降の対策として検討することとしました。   

    議論検討の様子

     

    2017年8月1
    平成29年度第1回特定鳥獣保護管理検討委員会・ヤクシカWG合同会議

     平成298月1日(火曜日)平成29年度第1回特定鳥獣保護管理検討委員会・ヤクシカWG合同会議が屋久島環境文化センターにおいて開催されました。

    会議では、前回の合同会議の検討経過概要、ヤクシカの現状、平成28年度及び29年度の各機関の取り組み、ヤクシカ対策における検討について「検討の場」の報告、屋久島西部地域の自然環境保護に関する申し入れ、について議論されました。

    ヤクシカWG合同会議

     

    2017年7月26日(水曜日)
    第1回屋久島外来種対策行政連絡会を開催

    「第1回屋久島外来種対策行政連絡会」が、屋久島森林生態系保全センターにおいて、屋久島森林管理署・当センター・環境省・鹿児島県・屋久島町・屋久島環境文化財団が出席し開催されました。

    本会の目的は、外来種の脅威から屋久島を守るため、関係行政機関が外来種についての情報・認識を共有し取組を推進することにより、世界自然遺産地域をはじめとする貴重な自然資源を有する地域の適切な生態系保護と農林業被害対策も含めた生活環境の保全に努めることとしています。

    当日の会議では、屋久島の外来種に係わる各行政機関の活動内容の確認や予防・監視・対策の検討を行い、今後、関係行政機関が連携して取り組むことを確認しました。 

    外来種について様々な議論が行われた

     

    2017年7月17日(月曜日)
    平成29年度第1回屋久島世界自然遺産・国立公園における山岳部利用の
    あり方検討会を開催

    世界自然遺産地域を含む屋久島国立公園の山岳部の自然環境の保全と、山岳部利用者に屋久島らしい質の高い利用体験の提供を目的に、「平成29年度第1回屋久島世界自然遺産・国立公園における山岳部利用のあり方検討会」が、屋久島環境文化村センターにおいて、国、県、町等関係行政機関および関係団体が出席し、開催されました。

    本検討会では、山岳部利用に関する基本理念及び基本方針など検討事項を進めるにあたり、伝統的な自然観・人と自然の関わり、自然環境を損なわない範囲・方法での利用等の前提となる考え方や山岳部の価値、魅力、屋久島らしさなど前提となる考え方や、屋久島山岳部の保護と利用の「目指す姿」、「あるべき姿」についての意見交換が行われました。

    また、山岳部における利用状況の異なる登山道ルートの情報収集を図るため、第2回検討会での花山歩道~宮之浦岳~淀川登山口、縄文杉ルート、白谷雲水峡の3ルートでの実施を確認しました。

    様々な意見交換が図られた

     

    2017年7月10
    荒川登山道の定期安全点検を実施

    屋久島山岳部保全利用協議会は、林野庁・環境省・鹿児島県・屋久島町等関係する団体が参加しし、縄文杉に向かう荒川登山道の安全点検を実施しました。
    当日は、荒川登山口から大株歩道入口までのトロッコ道区間(7km)において危険箇所の点検を行い、新たな危険箇所やこれまで示された危険箇所の変化状況など参加者全員で確認しました。
    また、今回の点検では、これまでの豪雨等により落石した箇所や枯損倒木が滑り落ちそうな危険箇所もあり、経過観察に加え、今後の撤去対策等講じることを確認しました。

    危険箇所を点検

     

    2017630
    西部地域の生態系管理・ヤクシカ個体群の保護管理に関する意見交換会

    西部地域は、国立公園特別保護地区や特別鳥獣保護区、森林生態系保護地域に指定されており、県道沿いで車両からヤクシカやヤクシマザルを観察するという利用形態で公園利用が行われて、屋久島観光の拠点となっています。また、大学などによりヤクシマザル等の生態研究が行われ、自然生態の研究のフィールドにもなっています。
    しかし、この西部地域は、ヤクシカの生息密度が高く、森林の更新や土壌流失による生態系影響が懸念されており、森林生態系の管理やヤクシカ個体群の保護管理について、今後どのようにするかということで、平成29630日に、有識者や関係行政機関等が集まり、屋久島環境文化村センター及び西部林道にて、西部地域の生態系管理・ヤクシカ個体群の保護管理に関する意見交換会が行われました。

    有識者・関係行政機関等が集まっての意見交換会

    西部地域の植生保護柵を視察

     

    2017年6月25
    「縄文杉」立入禁止区域内へ登山者侵入相次ぐ

     

    縄文杉周辺については、植生復元措置を講じるため「縄文杉周辺を立入禁止」区域としています。また、ヤクシカによる下層植物の食害防止を兼ねてシカ侵入防護柵を設置し、縄文杉周辺を囲んでいます。しかしながら、ここ最近、登山者が少ない早朝や夕方を狙って、「立入禁止区域」に侵入し、カメラ撮影をするルール違反の登山客が絶えません。
    当センターでは、平成17年度に縄文杉樹皮剥離被害を受け、その対策としてカメラを設置し、世界遺産の象徴である縄文杉の被害防止と周辺環境の保全に努めています。

       
     ルール違反の侵入者  人の気配で慌てて逃げる

     

    2017年6月15日
    屋久島高校登山の事前指導

    平成29615()屋久島高校において、7月に予定されている花之江河への学校登山を前に、1年生82名を対象として当センター職員による登山マナー等事前指導を行いました。
    屋久島高校の学校登山は毎年1年生が参加し実施されている行事で、郷土に伝わる「岳参り」の風習を体験し、屋久島の素晴らしい自然環境を知ることで、屋久島に生きる人間としての意識を高めることを目的としています。
    今回の事前指導では、登山マナーのほかに登山ルート上での注意点や携帯トイレの使用方法等、生徒も参加した実演を交えながら説明し、参加者の登山マナーの向上と自然環境保全への意識を高めることができました。

    説明に聞き入る生徒 携帯トイレの使用方法を体験



    2017年6月7日
    「縄文杉」立入禁止区域内へ登山者進入

    縄文杉周辺については、平成6年度から植生復元措置を講じるため「縄文杉周辺を立入禁止」区域としています。また、ヤクシカによる下層植物の食害防止を兼ねてシカ侵入防護柵を設置し、縄文杉周辺を囲んでいます。しかしながら、登山者が少ない早朝や夕方に依然として「立入禁止区域」に侵入するルール違反の登山客がいます。
    当センターでは、平成17年度に縄文杉樹皮剥離被害を受け、その対策としてカメラを設置し、世界遺産の象徴である縄文杉の被害防止と保全に努めています。
    「呼びかけ:善良な登山者の皆様へ縄文杉を皆で守りましょう!」

     

    縄文杉への侵入者

     

    2017年5月26日
    シャクナゲパトロールの実施

     

    ヤクシマシャクナゲの開花時期に合わせ、ヤクシマ森林生態系保全センターでは、例年、登山者が多くなる時期に屋久島森林管理署と協力し、高山植物の盗掘防止や登山マナーの向上について呼びかける「シャクナゲパトロール」を実施しています。
    今年のシャクナゲ開花状況は、526日(金曜日)の永田岳周辺のパトロールでは、ローソク岩展望付近で4部咲程度でした。
    来週末の64日頃が宮之浦岳周辺も含めて満開のピークになるのではと予想されます。

      シャクナゲ  ローソク岩

     

    2017年5月24日
    九州森林管理局長が白谷雲水峡を視察

    九州森林管理局・池田局長は、屋久島自然休養林「白谷地区」(通称:白谷雲水峡)を訪れ、二代大杉や弥生杉などが林立する弥生杉コースを中心に、林内の植生をはじめ、実施主体である屋久島レクリエーションの森保護管理協議会における協力金の収受や歩道整備等具体的活動の状況等を視察されました。
    白谷雲水峡については、全国にある1,000箇所余りのレクリエーションの森の内、モデル的な森100箇所の一つに選定されており、熊本地震等の影響からの観光客離れも薄らぎ昨年度の入林者数は95,000人と回復傾向にあります。また、昨今の増加している外国人観光客を対象とした対策として、いち早く多言語の案内板設置など積極的に取り組んでいます。

    二代大スギを視察(右2人目) 多言語案内板を視察

     

    2017年4月29日~5月7日
    縄文杉周辺のマナー指導

    林野庁・屋久島町・環境省等で構成されている「屋久島山岳部利用推進協議会」は、例年行っているGW期間中の縄文杉周辺のマナー指導を実施しました。
    当センターと屋久島森林管理署は、429日と56日を受け持ち、新設された南デッキや北デッキ周辺の混雑防止のため、登山客の方々へ一方通行の呼びかけや誘導等を行いました。
    今年度の指導期間中の縄文杉登山者数は約4,200名の利用があり、指導時間帯の人数は2.825名の登山者でした。昨年度より約400名の利用者の増加となりました。 


                                                                                   混雑する縄文デッキ

     

    2017年3月27日
    屋久島レクリエーションの森保護管理協議会総会

    平成29年3月27日(月曜日)屋久島レクリエーションの森保護管理協議会総会が屋久島離島開発総合センターにおいて開催されました。
    冒頭、議長を務めた岩川浩一屋久島町副町長が「屋久島レク森協議会が管理運営するヤクスギランド、白谷雲水峡の自然休養林は、本町観光産業にとって大きな役割を果たしている。本総会において多くの意見を出して頂き実のある総会にして頂きたい」とあいさつ。
    続いて来賓あいさつでは樋口浩屋久島森林管理署長が「屋久島レクの森は今転換期にある。日本一のレクの森として質的向上を目指して欲しい」とあいさつ。
    協議事項では、多言語おもてなしタグ対応等を含む平成28年度屋久島自然休養林活性化検討会報告、平成29年度年間活動計画、平成29年度一般会計・管理会計・特別会計それぞれの予算案について提案されました。
    質疑では活性化検討会におけるヤクスギランドのガイディングのあり方や協力金の改定に伴う施設等の充実と繰越金の関係等の意見が出されました。
    最後に事務局より提案された議題に対し了承するとともに、屋久島自然休養林における様々な課題に対し改善に向け努力することを全体で確認し終了しました。

    質的向上に向けた様々な取り組みを確認
    質的向上に向けた様々な取り組みを確認

     
     

    2017年3月9日
    捕獲シカの止め刺しに係わる電殺器の試行について

    平成29年3月9日~10日に、捕獲シカの止め刺しに係わる電殺器の試行についての現地説明会が行われました。
    屋久島では、ヤクシカの増加に伴い、森林植生の採食による更新阻害、希少種の減少、景観変化、土壌流亡等が生じ、生態系への影響が懸念されています。
    このようなことから、ヤクシカの個体数管理のための計画捕獲の一環として、屋久島森林管理署及び屋久島森林生態系保全センター職員実行によるくくり罠の有害鳥獣捕獲の取り組みを進めています。
    くくり罠で捕獲したシカは、刃物などによる止め刺しを行っていますが、動物福祉の観点や実行する職員の精神的な負担軽減のために電殺器導入を図り、今後、試行を進めていくものです。

    シカ電殺器説明会

    シカ電殺器による実習
    シカ電殺器説明会(上)とシカ電殺器による実習(下)



    2017年2月24日
    外来種アブラギリ駆除を実施

    2月24日(金曜日)、屋久島森林管理署及び屋久島森林生態系保全センター職員11名で、荒川登山口から登山歩道沿いと小杉谷集落跡地に侵入している外来種のアブラギリ駆除作業を実施しました。
    アブラギリは桐に似た木として、屋久島では過去に下駄等の材料に使われていました。県道白谷線やヤクスギランド線、島内一周道路など全島に多数分布しており、スギの造林地などに侵入し成長抑制などの被害を及ぼしています。 今年度は初めて国有林の本格的なアブラギリ駆除を実施。最も深く屋久島世界自然遺産地域近くに侵入している箇所を今回、職員実行により駆除しました。

    注意標識 伐倒作業中
                    注意標識                                                                   伐倒作業中


    2017年2月20日~24日
    平成28年度(春期)インターンシップを実施

    平成28年度(春期)農林水産省就業体験実習(インターンシップ)を2月20日から24日までの日程で実施しました。
    今回は、広島大学大学院生の川崎彗さんと長崎大学2年生の坂井真唯さんの2名が、現場業務を中心に雨量観測やシカ駆除などの森林生態系保全対策や、巡視などの世界自然遺産地域の保全対策等の実習を行いました。
    実習を終えた2名からは、屋久島の森林に対し、外側からではなく実際に自分の目で現状を見ることの大切さを学んだ。生態系保全保護と観光等地元産業のバランスの難しさを感じた。森林生態系保全センターの業務はやりがいのあるものに思え、将来そのような立場に就くことに対するモチベーションの向上につながったなどの感想がありました。

    尾之間歩道を巡視 自然休養林を視察
    尾之間歩道を巡視                                                     自然休養林を視察



    2017年2月15日
    屋久島研究講座において講演

    2月15日(水19時から屋久島環境文化村センタ-大型映像ホールにおいて、屋久島環境文化財団主催の「屋久島研究講座」が開催され、「屋久島における最近の森林と生物多様性にかかる話題」と題し、屋久島森林管理署・樋口署長と屋久島森林生態系保全センター・山下所長が講演しました。
    山下所長は、「外来植物の問題」について、外来生物法・外来生物被害予防三原則・屋久島の外来植物等の説明をしました。
    また、樋口署長は、「屋久島林業に関する最近の話題・森林と微生物」について、ヤクスギの遺伝的多様性・主伐再造林の話題・森林と微生物の関係性等の説明をしました。
    山岳ガイドの皆さんなど約60名が、約1時間30分の講演に聴き入っていました。

    質問に答える樋口署長、山下所長
    質問に答える樋口署長、山下所長                                 



    2017年2月9日
    屋久島山岳部保全利用協議会設立総会

    29年2月9日(木曜日)屋久島山岳部保全利用協議会設立総会が鹿児島県熊毛支庁屋久島事務所において開催されました。
    協議会を代表し会長の荒木耕治屋久島町町長は「本総会は山岳部利用対策協議会と山岳部車両運行対策協議会が発展的に統合した総会である。屋久島の自然を大事にして、登山者が安心安全に利用できるために議論して頂きたい。また、山岳部環境保全協力金のスタートまで20日余りとなり関係機関の理解と協力をお願いしたい」とあいさつ。
    協議事項では、副会長等の選任、就業規則、予算、協力金の納入方法などが提案され、協力金に係わる協力店の対応、サービスのあり方、ガイドの係わり方等を中心とした意見が出されました。
    最後に屋久島の山岳部が抱える課題の解消に向け努力することを全体で確認し終了しました。

                                      募金箱                                                       協力金協力者に渡される記念バッジ


    2017年2月4日
    平成28年度第2回屋久島世界自然遺産・国立公園における山岳部利用のあり方検討会

    平成29年2月4日(土曜日)平成28年度第2回屋久島世界自然遺産・国立公園山岳部利用のあり方検討会が屋久島環境文化村センターにおいて開催されました。
    検討会では、今後の検討を進める上で基礎資料となる山岳部保全募金とし尿搬出の経緯、地元有識者へのヒアリング結果等について説明が行われました。また、屋久島の山岳部が抱える課題の再整理とビジョンを検討するにあたっての論点について議論され、出席者から様々な問題提起・意見が出されました。
    今後、基本方針及び基本理念、利用に関するゾーン設定及びゾーン毎の目標について、平成29年度以降本格的に検討が進められます。

    山岳部利用のあり方検討会
    山岳部利用のあり方検討会


    2017年2月2日
    平成28年度第2回屋久島世界遺産地域科学委員会

    平成29年2月2日(木曜日)平成28年度第2回屋久島世界遺産地域科学委員会が宝山ホール(鹿児島県文化センター)において開催されました。
    会議では、平成28年度に各機関が実施しているモニタリング調査報告、2月1日に開催されたヤクシカWG合同会議で議論された内容報告、山岳部における利用と保護の検討状況、平成28年12月25日に開催された屋久島世界自然遺産・国立公園山岳部利用のあり方検討会の議事報告が行われました。
    利用と保護の検討状況の議事においては、登山道荒廃状況の調査結果概要について、鹿児島大学下川特任教授が説明されました。また、小花之河への植生保護柵の試行設置についても議論されました。

    屋久島世界遺産地域科学委員会
    屋久島世界遺産地域科学委員会


    2017年2月1日
    平成28年度第2回特定鳥獣保護管理検討委員会・ヤクシカWG合同会議

    平成29年2月1日(水曜日)平成28年度第2回特定鳥獣保護管理検討委員会・ヤクシカWG合同会議が鹿児島県庁において開催されました。
    会議では、第二種特定鳥獣(ヤクシカ)管理計画(案)、ヤクシカの現状について、平成28年度の各機関の取り組み、今後のヤクシカ対策について議論されました。
    合同会議の議論内容については、2月2日に開催された世界遺産地域科学委員会において報告が行われました。

    ヤクシカWG合同会議
    ヤクシカWG合同会議


    2017年1月23日
    福岡県久山町屋久島視察研修

    平成29年1月23日(月曜日)に福岡県久山町久原財産区管理会役員10名が屋久島視察研修で当センターを訪問されました。
    「屋久島の貴重な森林生態系の適切な保全管理等の取り組みについて」と題し講話を行いました。
    世界自然遺産に登録されている屋久島の多様な自然環境や動植物の特徴、及び当センターが行っている各種モニタリング調査、野生鳥獣被害シカ対策、巡視活動、外来種対策について説明しました。

    屋久島の森林生態系について講話
    屋久島の森林生態系について講話


    2017年1月11日
    第三回世界遺産地域連絡会幹事会

    平成29年1月11日(水曜日)に第三回世界遺産地域連絡会幹事会が鹿児島森林管理署会議室において開催されました。
    会議では、2月1日~2日に開催が予定されている第二回屋久島世界遺産地域科学委員会・特定鳥獣保護管理検討委員会及びヤクシカWG合同会議の開催までのスケジュールと、審議される各議題の資料説明及び会議の進め方について協議されました。
    また、環境省・林野庁・鹿児島県及び屋久島町の四者共同で策定される第二種特定鳥獣管理計画について、平成29年4月1日~平成34年3月31日までの計画に関し、現行計画に対する変更案の討議が行われました。

    世界遺産地域連絡会幹事会
    世界遺産地域連絡会幹事会


    2016年12月25日
    屋久島世界自然遺産・国立公園における山岳部利用のあり方検討会

    12月25日(日曜日)に屋久島世界自然遺産・国立公園における山岳部利用のあり方検討会日が屋久島離島開発総合センターにおいて開催されました。
    世界自然遺産地域を含む屋久島国立公園山岳部の自然環境を保全するとともに、山岳利用者に屋久島らしい質の高い利用体験を提供することを目指し、山岳部利用のビジョンを定め、施設の整備及び維持管理、利用者管理並びに情報提供等の適切な管理方策を検討することを目的に検討会し、今後の検討内容とスケジュール等について討議が行われました。
    また、屋久島の社会経済、山岳部利用状況等の推移と現状、屋久島山岳部の保護と利用に関する課題の変遷について、資料に基づき説明が行われました。

    山岳部利用のあり方検討会
    山岳部利用のあり方検討会


    2016年12月23日
    シャープシューティングの体制による計画捕獲 に関する現地検討会

    屋久島では、ヤクシカの増加に伴い、森林植生の採食による更新阻害、希少種の減少、景観変化、土壌流亡等が生じ、生態系への影響が懸念されています。
    このため、個体数管理のための計画捕獲の一環としてシャープシューティングの取り組みが進められています。
    今回、シャープシューティングで求められる意識、技術水準、体制や運営を先進地事例から確認し、実施に向けた課題と解決方策について関係機関で確認することを目的に開催されました。

    現地検討会

    実施に向けたグループ討議
    現地検討会(上)と実施に向けたグループ討議(下)


    2016年11月17日
    紀元スギ周辺モミ危険木ケーブリングを実施

    11月17日(木曜日)、紀元スギ周辺モミ危険木のケーブリングが行われました。 モミ危険木については、樹高28m、直径129cmの巨木で、紀元スギと安房林道を挟んだ法面上部に位置し、台風等により倒伏した場合紀元スギに当たる可能性や多くの観光客が訪れる場所でもあることから、危険回避策の一環として今回倒伏防止のケーブリング作業を実施しました。
    当日は、登攀技術を有する樹木医により、モミ危険木の樹高3分の2の箇所に8トンの重量に耐える特殊ロープを固定、斜面上部のアンカーとなる生立木2本をつなぎ、倒伏防止の作業を完了しました。

    モミ危険木を特殊ロープで固 モミ危険木に登攀
                                      モミ危険木を特殊ロープで固定                                            モミ危険木に登攀


    2016年10月26日
    池田九州森林管理局長の屋久島巡閲

    8月1日付けで九州森林管理局長に就任された池田直弥局長が10月26日から28日にかけて屋久島を視察されました。宮之浦岳に代表される世界自然遺産地域を含む中央山岳部を視察されました。
    また、縄文杉の保全対策、大枝ケーブリング、南展望デッキ撤去等について現地説明を受けられ、局長からは今後の対応策等について指示を頂きました。 最終日には、西部林道の植生垂直分布箇所及びシカ被害状況を視察されました。また、昨年7月21日豪雨災害により被災した湯泊林道の復旧状況を確認されました。更に、荒木耕治屋久島町長を表敬訪問されました。

    ウィルソン株にて 災害復旧現場視察
                              ウィルソン株にて                                           災害復旧現場視察


    2016年10月22日
    安房中学校1年生森林教室開催

    10月22日(土曜日)、屋久島町立安房中学校1年生26人を対象に森林教室が開催されました。
    この森林教室は、屋久島ライオンズクラブが進めている青少年育成事業及び環境保護活動事業の一環として行われ、屋久島森林生態系保全センター職員を講師に屋久島に生息するアブラギリなど外来植物の影響や三角定規を用いた樹木の高さの測定方法などを学習しました。
    その後、会場を屋久杉自然館の植樹現場に移し、参加者全員でリンゴツバキの植樹活動を行いました。

    BA_20161022_1S.jpg 植樹を終えて記念のポーズ
    教室での講話                                                   植樹を終えて記念のポーズ


    2016年10月18~19日
    平成28年度森林・林業の技術交流発表大会

    10月18日(火曜日)~19日(水曜日)、熊本市・熊本県民交流会館パレアにおいて「平成28年度森林・林業の技術交流発表大会」が開催されました。
    発表大会は、民有林・国有林が連携・協力して森林・林業の再生を九州から実現していくため、流域林業の活性化や林業技術の向上に関する情報や技術の交流を図り、もって国有林の管理経営や民有林における普及・定着に資することを趣旨に、林業技術・森林保全・森林ふれあいの部門別に行われ、九州森林管理局管内全森林管理署等および九州整備局、九州8県から31課題、高等学校部門では8課題、計40課題の発表がありました。
    屋久島関係では、屋久島森林生態系保全センター、屋久島レクリエーションの森保護管理協議会共同による「国民のニーズを捉えた屋久島レクリエーションの森における今後の展望」、屋久島森林管理署から「ヤクタネゴヨウ採種林・見本林の現状と課題」の2課題を発表しました。

    森林・林業の技術交流発表大会
    森林・林業の技術交流発表大会


    2016年10月14日
    駒澤大学文学部地理学科の屋久島調査

    10月14日(土曜日)に駒澤大学文学部地理学科の学生・担当教授等13名が「地域環境調査法」の講義の一環で「屋久島における環境保護と観光について」屋久島調査のため当センターを訪れ、所長と自然再生指導官が講話を行いました。
    講話では、森林生態系を適切に保全するために、これまで取り組んだ各種モニタリング調査、縄文杉、希少種等各種保全対策や森林生態系保護地域(世界石全遺産地域を含む)を中心とした森林パトロール等について説明しました。
    また、先進的な取り組みを行っている屋久島レクリエーションの森について、屋久島の観光の現状を踏まえ、これまでの取り組みと課題について説明しましたが、学生からは若者らしい発想の課題解決策など、多くの意見や質問が出され今回の屋久島実習に取り組む意識の高さが表れた講話となりました。

    会議室での講話 センター玄関にて
     会議室での講話                                            センター玄関にて


    2016年10月13日
    平成28年度屋久島世界遺産地域連絡会議第二回幹事会

    10月13日(木曜日)に平成28年度屋久島世界遺産地域連絡会議第二回幹事会が、鹿児島森林管理署会議室において開催されました。 会議では、第一回科学委員会及びヤクシカWG等合同会議での指摘事項に対する議論の整理が報告され内容について討議が行われました。
    また、第二種特定鳥獣管理計画(案)、山岳部利用のあり方検討会設置に関する考え方、及び地域連絡会議開催について、各機関からの説明が行われ、おのおのの案件に対する議論、意見等を踏まえ各機関が対応することとなりました。

    幹事会
    屋久島世界遺産地域連絡会議第2回幹事会


    2016年10月8日
    大分舞鶴高校屋久島体験研修

    10月8日(土曜日)に大分県立大分舞鶴高校の、生徒14名引率職員3名が屋久島体験研修(スキルアップ基礎研修)で当センターを訪れました。 同校は毎年、屋久島での研修を実施しており、今年度も「森林生態系の現状把握と今後の推移を測定するための調査」を体験しました。
    体験した調査内容は、林齢60年生スギ人工林と外来種アブラギリ天然林に設定された10m×20mプロット内の毎木調査(樹高、胸高直径、樹木位置測定)、植生優占度調査を行いました。
    雨上がりで足場も悪く、ヤマヒルの洗礼を受けた生徒もいましたが、限られた時間の中、真剣な態度で研修に取り組んでいました。

    植生調査の現場実習 外来種アブラギリについての講義
     植生調査の現場実習                                         外来種アブラギリについての講義


    2016年9月26日
    平成28年度(夏期)インターンシップを実施

    平成28年度(夏期)農林水産省就業体験実習(インターンシップ)を9月26日から30日までの日程で実施しました。
    今回は、岩手大学3年生の武山泰之さんが、現場業務を中心に屋久島における外来種対策、世界自然遺産地域の保全対策、森林生態系保全対策等の実習を行いました。
    屋久島の森林で起こっている問題や、それに対する当センターの取り組みに関する講話が、今後の大学での学びや社会に出たときの問題解決の参考になったとの感想を述べてくれました。

    自然休養林を見学 縄文杉の定点撮影カメラを点検中
    自然休養林を見学                                        縄文杉の定点撮影カメラを点検中


    2016年8月21日
    みどりの女神を招いて「屋久島の森林2016」を開催

    「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨として、8月11日が国民の祝日「山の日」に制定され今年第一回目を迎えたことを記念して、8月21日(日曜日)、白谷雲水峡(屋久島自然休養林)において、2016年度ミス日本みどりの女神・飯塚帆南さんを招き、「屋久島の森林2016」を開催しました。
    当日は、親子連れなど75名が参加し、みどりの女神と一緒に自然観察を行いながら、苔むす森や太鼓岩まで登山を楽しみ、屋久島の豊かな自然を満喫した一日となりました。

    無事終了!参加者全員で記念撮影 みどりの女神と女神杉がご対面
                           無事終了!参加者全員で記念撮影                                          宮之浦岳ルートのパトロール


    2016年8月5日
    平成28年度第1回屋久島世界遺産地域科学委員会を開催

    8月5日(金曜日)に屋久島町・環境文化村センターで開催されました科学委員会の主な議題は、(ア)屋久島世界遺産地域管理計画の実施状況(イ)モニタリング調査(ウ)ヤクシカWGの取組状況(エ)山岳部における利用の検討状況について説明がありました。
    九州森林管理局からは、屋久島の遺伝子撹乱調査の実施状況、今年度予定の縄文杉展望南デッキの解体撤去と跡地の植生回復、ヤクシカの生息密度調査及び屋久島東西南北中央部の植生モニタリング調査について説明しました。
    環境省からは、地域管理計画実施状況として、縄文杉展望北デッキの利用状況と今後の南デッキ工事の計画、永田岳登山道の再整備、淀川登山口休息舎設置とゲートの設計、モニタリング調査の実施状況を説明しました。
    屋久島町からは、「世界自然遺産地域ネットワーク協議会」の設立や「屋久島・口江良部ユネスコエコパーク」の拡張申請(登録面積78,196ha)について説明がありました。

    科学委員会の様子
    科学委員会の様子


    2016年7月29日
    夏休み森林パトロールの実施

    夏休みを迎え、屋久島森林生態系保全センターでは、例年、登山者が多くなるこの時期に合わせ屋久島森林管理署と協力し登山マナーの指導や歩道等の危険箇所の点検を目的とした「森林パトロール」を実施しています。
    今年は、7月25日~8月31日の期間、縄文杉への登山ルートをはじめ、宮之浦岳・黒味岳・永田岳・モッチョム岳・太忠岳・愛子岳・龍神杉など、8つのコースにおいて実施しています。

    注意標識の設置 宮之浦岳ルートのパトロール
    注意標識の設置                                                      宮之浦岳ルートのパトロール


    2016年6月16日
    屋久島高校に登山マナーを指導

    県立屋久島高等学校から7月8日(金曜日)に計画されている「花之江河」への学校登山のマナー指導の依頼を受け、当保全センターの竹部専門官が対象となる1年生90名に事前指導を行いました。
    学校登山は、毎年1年生を対象に郷土に伝わる「岳参り」の風習を体験し、自然環境や人との結びつきを考え環境保護に関する高揚を図ること、また、集団活動を通じて連携責任を養うことを目的として行われています。
    今回の事前指導で、生徒らは登山上の注意点やマナー意識の向上と簡易トイレの利用方法が理解できたことにより、登山に向けた環境意識を高めることが出来ました。

    屋久島高校での登山マナー指導
    屋久島高校での登山マナー指導


    2016年6月15日
    「縄文杉」立入禁止区域へ登山者侵入

    縄文杉の周辺については、平成6年度から植生復元措置を講じるため「縄文杉周辺を立入禁止」区域を設けています。
    シカの下層植物の食害防止も兼ねシカネットを設置したことにより、禁止区域へ侵入する登山者は殆どいなくなりましたが、登山者が少ない早朝や夕方には依然として「立入禁止区域」に侵入するルール違反者がいます。
    当センターでは、平成17年に縄文杉樹皮の剥離被害を受け、その対策としてカメラを設置、世界遺産の象徴でもある縄文杉の被害の防止と保全に努めています。

    縄文杉への無断侵入者
    縄文杉への無断侵入者


    2016年6月3日
    開花前に切損されたシャクナゲ

    6月3日のシャクナゲパトロール期間中に、宮之浦歩道の黒味岳へ向かう分岐から黒味岳山頂までの区間でシャクナゲ(径3cm程度)数本が、刃物で切損されていました。切損されたなかには、蕾が数多く付き数日で開花を迎えるシャクナゲもありました。
    今回、このような行為が行われたことは大変残念です。今回の行為は、文化財保護法、森林法に抵触する違反行為です。
    今後、林野庁では環境省等関係機関と連携し、パトロールを強化し世界自然遺産地域をはじめとする貴重な森林生態系の保全・保護に努めることとしています。

    折損されたシャクナゲ シャクナゲの切株
    折損されたシャクナゲ                                      シャクナゲの切株


    2016年5月19日
    シャクナゲパトロールの実施

    ヤクシマシャクナゲの開花時期を迎え、屋久島森林生態系保全センターでは、例年、登山者が多くなる時期に合わせ屋久島森林管理署と協力し高山植物の盗掘防止や登山マナーを呼びかける「シャクナゲパトロール」を実施しています。
    今年のシャクナゲ開花状態は、5月19日(木曜日)のパトロールでは、宮之浦岳周辺が既に5分咲でした。5月23日の週が満開のピークではと予想されます。

    シャクナゲと永田岳
    シャクナゲと永田岳


    2016年5月7日
    縄文杉周辺登山者へのマナー指導を実施

    GW中の4月30日から5月7日まで8日間で、縄文杉を3,348人の登山者が訪れました。 林野庁、屋久島町等で構成される屋久島山岳部利用対策協議会は、その間、縄文杉を訪れた登山者にマナー指導を実施しました。
    当センターと屋久島森林管理署は4月30日と5月6日の2日間を受け持ち、縄文杉デッキ周辺の混雑防止のための登山者への一方通行の呼びかけ等を行いました。

    登山者で混雑する南デッキ
    登山者で混雑する南デッキ


    2016年4月20日
    雨量計・温度計データ回収作業を実施

    屋久島では、年間、平地で4,000mm、山岳部で10,000mmに達する降雨があり、花崗岩特有の表層の浅い地域が多いことなどから、山腹崩壊、土砂流出等の山地災害も多く発生しています。
    このことから、当センターにおいては、屋久島国有林内の10箇所に雨量計、3カ所に温度計を設置し、永続的なデータの蓄積を行っています。今回、それらのデータの回収作業を行いました。
    なお、この雨量観測は、「気象業務法第6条1項1の研究のために行う気象の観測」となっています。

    屋久島森林生態系保全センターに設置の雨量計
    屋久島森林生態系保全センターに設置の雨量計


    2016年4月15日
    「屋久島で使える手作り図鑑」、屋久島町内の教育機関等に配付

    当センター職員がこれまで撮りためた写真をもとに屋久島の樹木214種を紹介し、島内で主に見れる場所や標高、花期と結実期、名前の由来、主な用途、ヤクシカが好きな樹木か嫌いな樹木かなどを掲載した「屋久島で使える手作り図鑑」を作成しました。
    また、この図鑑を多くの人達に観ていただこうと島内の図書館など公共機関等に配付しました。特に児童生徒の皆さんに地元屋久島の素晴らしい自然が身近にあることを知って貰うことなどを目的に、島内の2高校、4中学校、9小学校全てに配付しました。

    屋久島で使える手作り図鑑
     屋久島で使える手作り図鑑

     






      

    お問合せ先

    屋久島森林生態系保全センター

    ダイヤルイン:0997-42-0331
    FAX番号:0997-42-0333