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九州森林管理局

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    屋久島の動物

    屋久島の国有林に生息する動物たちを、比較的目に付きやすい種類や屋久島特産種を中心に紹介します。   ()は標準和名

    哺乳類

     

    ヤクシカ (ニホンジカ)

     

    屋久島と口永良部島に生息するニホンジカの亜種。
    日本に生息するニホンジカ7亜種の中では、ケラマジカ(沖縄県の慶良間諸島に生息)の次に小さく、成獣の雄でも体重3040kg程度。
    屋久島では、推定18,000頭余りが生息しているとされ、市街地から山の頂上まで至る所で姿を見ることができる。
    近年、個体数の増加により、農作物や森林の下層植生に悪影響を及ぼしていると考えられている。



    採餌するシカたち

    後ろ脚で立ち上がって
    ハドノキを食べる


     

    オス同士の小競り合い

     ポートレート



    ヤクシマザル (ニホンザル)


    屋久島にのみ生息するニホンザルの亜種。

    ホンドザル(本州から九州本土に生息する基亜種)に比べて、体が一回り小さく、体毛が黒っぽい。

    積雪の無い時期は、海岸線から高山帯までの全ての地域に生息が確認されており、全島で8,000頭前後と推定される。

    主に植物の葉や果実を食べるが、昆虫等の小動物も捕食する。

    春から夏の出産期には、生まれたばかりの子猿を見ることができる。



    ハドノキの若葉を食べる

    毛繕いの様子
    (西部林道では車道に出ていることが多い)



    体を寄せ合って寒さを凌ぐサルたち

    ポートレート

     



    鳥類  

     
    シマメジロ (メジロ) 


    屋久島周辺の離島に分布するメジロの亜種。

    屋久島のメジロは声が良いとされ、かつては愛好家の間で売買が行われていた。

    現在は、鳥獣保護法の指針改正により、捕獲が禁止されている。 


     シマメジロ (メジロ)


     

    ヤクシマヤマガラ (ヤマガラ)

     

    ヤマガラの屋久島固有亜種。
    日本に生息するヤマガラは8亜種に分類され、南方に生息する亜種ほど体色が暗い色合いになる傾向がある。



    ヤクシマヤマガラ (ヤマガラ)




    タネコマドリ (コマドリ)


    夏場に山地へ赴くと、美しい囀りで出迎えてくれる。

    屋久島に留鳥として生息するコマドリは亜種タネコマドリとされているが、伊豆諸島に生息するタネコマドリや本土で見られる亜種コマドリとは、

    形態的特徴(胸の黒帯や羽色の明暗)が異なるとする見解もあり、分類には諸説唱えられている。


    タネコマドリ (コマドリ)

     


     

    リュウキュウサンショウクイ (サンショウクイ)


    南西諸島に留鳥として分布するサンショウクイの亜種。
    「ヒリリリ・・、ヒリリリ・・」と、よく通る声で囀るが、近くで姿を見せることは稀。


    リュウキュウサンショウクイ (サンショウクイ)




    ズアカアオバト


    南西諸島に分布するオリーブ色をしたハト。
    台湾に生息する亜種は頭に赤い部分があるため、これが名前の由来となっている。
    「ポア~オ~・・、ア~オ~」と、尺八の様な独特の鳴き声で囀る。


    ズアカアオバト



     

    カラスバト

     

    伊豆諸島や西日本の島嶼に生息し、国の天然記念物に指定されている。
    主につがいで行動し、「ウ~、ウ~」と、特徴的な鳴き声で囀る。
    警戒心が強く、間近での観察は困難である。

     


    カラスバト

     


     

    爬虫類 ・ 両生類

     
    ヤマカガシ

     

    強い毒を持っているが、おとなしい性格なので無理に捕まえたりしなければ、まず咬まれることはない。
    写真は色彩変異個体であり、屋久島では別種のシマヘビにおいても「カラスヘビ」と呼ばれる黒化型がよく見られる。


    ヤマカガシ




    ヤクヤモリ

     

    九州南部から屋久島周辺の島嶼にかけて分布するヤモリで、主に低地の森林に生息する。
    屋久島には移入種のミナミヤモリも生息しており、交雑が起こっていると言われている。


    ヤクヤモリ

     



    ニホンヒキガエル 

     

    海岸線から山地まで広く生息し、雨の降る暖かい夜は、真冬でも道路に姿を現すことがある。
    屋久島の個体は、他の地域に比べて大型になると言われている。


    ニホンヒキガエル



     

    ヤクシマタゴガエル

    山地の沢沿いで見られるタゴガエルの屋久島固有亜種。

    屋久島の低地には、姿のよく似たニホンアカガエルも生息している。

     


    ヤクシマタゴガエル



     

    昆虫 ・ 甲殻類

     ヤクシマオニクワガタ 

    以前はオニクワガタの屋久島固有亜種とされていたが、平成22年に固有種として再分類されることとなった(現在でも場合によっては亜種として扱うこともある)。

    標高の高い森林地帯に生息し、昼間でも飛翔する姿を観察できる。

     


    ヤクシマオニクワガタ




    ヤクルリセンチコガネ (オオセンチコガネ)

    オオセンチコガネの屋久島固有亜種。

    本種は地域により異なった色の光沢を持つことで知られ、動物の死骸や糞に集まる。


    ヤクルリセンチコガネ



     

    ヤクシマトゲオトンボ

    夏場に山地の沢沿いで観察できる。

    以前はトゲオトンボの屋久島固有亜種とされていたが、九州本土に生息する個体群も同種として見直されたため、双方が「ヤクシマトゲオトンボ」という種名で分類されている。


    ヤクシマトゲオトンボ



     

    ヤクシマサワガニ

    平成12年に新種として認定された屋久島固有種であり、標高の高い沢筋に生息する。
    屋久島には、本州から九州にかけて分布する「サワガニ」も生息しているが、形態的に識別が可能である。

     





    ヤクシマサワガニ

     


    ムラサキオカヤドカリ

     南西諸島や小笠原諸島に分布する大型のオカヤドカリであり、海岸林に生息している。

    日本ではオカヤドカリの仲間は、全てが国の天然記念物に指定されている。


    ムラサキオカヤドカリ



     

     ※ 屋久島には、法律によって動植物の採集が厳しく規制されている地域があります。
    詳しくは保全センターまでお問い合わせください。

     

    お問合せ先

    屋久島森林生態系保全センター

    ダイヤルイン:0997-42-0331
    FAX番号:0997-42-0333