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九州の中南部を中心に、シカの生息数の増大や生息域の拡大が進み、農林業被害に加え、森林の下層植生や希少種の消失・絶滅等が進行しています。
九州森林管理局では、これまで植栽木や植生保護のためのシカ侵入防止ネットの設置を行ってきましたが、シカによる生物多様性や農林業への被害の大きさに鑑み、様々な対策に取り組んでいます。
○ 九州における生息域は1978年から2003年の25年で1.5倍以上に拡大


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シカによる森林の破壊 |
ヒノキが倒伏し、人工林とは思えない状況 |
霧島地域、屋久島地域等をモデル地域として、以下を検討、実証。(H21~25)
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天然林や人工林の生物多様性の低下・毀損度については、十分に把握されていないのが現状。
このため、シカの森林への圧力がどの程度かかっているのかを把握する有効なツールとして、シカが好む、あるいは好まない草本類、木本類等に関する植物図鑑を作成。
これを用いることにより、天然林や人工林への食圧や生息数の多寡の状況を把握。
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平成22年度は、シカの効果的、効率的捕獲方法の構築に不可欠な情報であるシカの行動パターン、生態等を重点的に把握。
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給餌試験の実施(左下は給水器) |
シカ道を歩き、入込状況を調査 |
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給餌試験に用いるカラスザンショウ(左)、人工飼料と岩塩(右) |
シカへのGPS装置の装着状況 |
シカの効果的、効率的な捕獲を推進するためには、まずは、これまで蓄積された詳細な技術、情報等を取りまとめ、これを活用する必要があることから、くくり罠に関する技術を有する職員及び外部の技術者にヒアリング等を行い、「くくり罠による捕獲マニュアル(暫定版)」を作成。今後、より科学的分析を加え、平成23年度中を目途に第一次マニュアルを作成の予定。
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シカ捕獲マニュアル(くくり罠編)
(記載項目)
1 シカの生態、食性と行動パターン
2 シカによる森林被害の態様
・食圧の状況と生息数の多寡
3 くくり罠による捕獲
・捕獲の基本的考え方と心構え
・有効なくくり罠
・捕獲効率を上げる工夫等
4 その他
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くくり罠の捕獲マニュアル(暫定版)等を活用しつつ、シカの捕獲を推進。昨年度から狩猟期においても捕獲を実施。また、その結果については、局署等で情報を交換・共有。
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シカ捕獲業務検討会(COP1) |
くくり罠の研修会 |
シカの非生息地域等への侵入による森林の生物多様性や農林業への被害を防止するため、シカの広域移動を規制する柵(シカ・ウオール)を設置。平成22年度は、シカ生息密度が高くなってきた宮崎市青井岳地域から宮崎県南部の飫肥、鰐塚山地域への侵入路を遮断するため、宮崎県と連携を図りつつ、広域移動規制策柵(シカ・ウォール)を2.5km程度設置。
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シカの広域移動規制柵(右図の赤線部分)の設置
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平成23年度からの本格的な試験に向け、本年度は各種の罠へのシカの反応、罠の併用方法と効果、捕獲柵へのシカの誘導方法、ドアの仕様等について把握、検討。
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(検討する捕獲手法等) ・くくり罠
・箱罠
・捕獲柵
・広域誘導捕獲柵
・広域行動規制柵
・その他
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屋久島世界遺産地域科学委員会の下にヤクシカ対策のワーキンググループを設置し、科学的知見に基づく被害対策を検討・推進。また、世界遺産のクライテリアに該当する屋久島西部の垂直分布地域の植生を保護するため、垂直方向(間断的)に植生の保護柵を設置。
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屋久島世界遺産地域科学委員会 |
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シカに関するシンポジウム(熊本、霧島、屋久島) |
局主催のシカ対策検討会議(人吉市、高千穂町、湧水町) |
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「シカと森林のカード」を使った教職員を対象とした森林環境教育 |
生物多様性のパンフレット |
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計画部指導普及課
担当者:石神・杉野
代表:096-328-3500(内線591)
ダイヤルイン:096-328-3593
FAX:096-326-7062