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[ プレスリリース ]

 平成24年10月1日

九州森林管理局  

新しい屋久島世界遺産地域管理計画の策定について

 林野庁、環境省、文化庁、鹿児島県及び屋久島町は、本日、現状に即した計画とするとともに、新たな知見を踏まえた遺産地域の管理を進めるため、新しい屋久島世界遺産地域管理計画を策定しました。

 本件については、林野庁、環境省、環境省 九州地方環境事務所、鹿児島県及び屋久島町においても同時発表します。 

1 経緯

 林野庁、環境省、文化庁は、屋久島世界自然遺産地域について、平成7年11月に屋久島世界遺産地域管理計画を策定し、同計画に基づいた管理を行ってきました。

 しかし、近年の登山者の増加やヤクシカの増加により、生態系や自然景観に影響を及ぼすおそれがでてきたこと等から、現状に即した計画とするとともに、新たな知見を踏まえた遺産地域の管理を進めるため、新しい屋久島世界遺産地域管理計画の策定に向け、国民の皆様からも意見をいただき検討を進めてきました。

 本日、林野庁、環境省、文化庁、鹿児島県及び屋久島町は、新しい屋久島世界遺産地域管理計画を策定しました。

 

2 新しい管理計画のポイント

 新しい屋久島世界遺産地域管理計画のポイントは以下のとおりです。 

  1. 管理計画の策定者に、遺産地域に関わる管理主体として、鹿児島県及び屋久島町が新たに加わりました。
  2. 管理に当たっての視点として、次のこと等を位置づけました。
    • 様々な生態系が、地形、地質、気候などの様々な条件と人間をはじめとする多くの生き物の相互作用で成り立っていることを踏まえて、遺産地域の生態系や優れた自然景観を様々な分野の観点から統合的に管理すること
    • 生態系が複雑で詳細な予測が不確実であることを踏まえて順応的な管理を行うこと
    • 遺産地域と連続性を有する隣接地域も視野に入れた広域的な視点による管理を行うこと
  3. 特にヤクシカについて、著しく生息数が増加し、生態系等への大きな影響が危惧されることから、特定鳥獣保護管理計画及び生態系維持回復事業計画を踏まえた個体数調整及び生態系の維持回復の方針を示しました。
  4. 特定の登山道では登山者の増加により生態系等への影響が懸念されつつあることから、主要な登山道や地域毎に利用方針を定めた上で利用の適正化を図るとともに、エコツーリズムの推進方針を示しました。

 

 3 屋久島世界遺産地域管理計画等の本文

 「屋久島世界遺産地域管理計画」及び「屋久島世界遺産地域管理計画の概要」は、以下の<添付資料>欄を御覧ください。

 <添付資料>

 ・屋久島世界遺産地域管理計画(PDF:357KB)

 ・屋久島世界遺産地域管理計画の概要(PDF:260KB)

4 参考

  平成24年1月27日付プレスリリース「屋久島世界遺産地域管理計画(案)に対する意見公募について(お知らせ)」 

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お問い合わせ先

計画保全部計画課計画課01 
担当者:自然遺産保全調整官・福嶋
代表:096-328-3500(内線3613)
ダイヤルイン:096-328-3613
FAX:096-325-3804

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