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沖縄森林管理署

西表島森林生態系保護地域(保全利用地区・保存地区)

1 目的

当保護林は、沖縄県八重山郡島最大の島、西表島にあり、島の周囲130km、面積28.927haで島全体が亜熱帯で覆われ、自然がよく保たれています。
島の主な山岳は、古見岳(標高470m)、波照間森(447m)、テドウ山(442m)、南風岸岳(424m)、御座岳(421m)等があり、主な河川には、浦内川、仲間川、前良川、後良川、仲良川、越良川があり、上流部は渓流をなし、河口にはマングローブ林が発達しています。
常緑広葉樹林帯に属し、亜熱帯性の広葉樹林などが分布し希少野生動植物の生息地となっている。また、豊かな自然が随所に見られ、貴重な野生動植物の宝庫となっており、自然がよく保たれ東洋の「ガラパコス」とか日本の「アマゾン」とも呼ばれ、年間多くの観光客が訪れています。こうした環境及び気象条件のもとで成立した原生な天然林を保存し、自然環境の維持、遺伝資源の保存、学術研究などの推進を図ることを目的としています。

2 所在地

沖縄県八重山郡竹富町上原国有林101林班~西表国有林136林班

3 設定年月日

平成3年3月28日

4 面積

11,584.67ha

5 概要

当保護林は、島全体が亜熱帯林の自然がよく保たれており、西表島の中心部に位置しています。林相は、山地にスダジイ、タブノキ、オキナワウラジロカシ等の優先する照葉樹が広がっており、山頂部の風衝地には、リュウキュウ竹が密生しています。低地にはガジュマル等が優先する群落が見られ、河口域には、海水の影響を受けマングローブ林が発達しています。
国の特別天然記念物指定の生きた化石と言われる「イリオモテヤマネコ」や「カンムリワシ」等の希少野生動物の生息地にもなっています。

6 現況

  • 標高:0~400m
  • 樹種:スダジイ、タブノキ、オキナワウラジロカシ等
  • 林齢:120年以上

7 法指定等

水源かん養保安林、土砂崩壊防備保安林、保健保安林、西表国立公園、鳥獣保護区、天然記念物

8 保護・管理・利用計画

(1)保護・管理

[保存地区]

森林生態系の厳正な維持を図ることとし、次に上げる行為を除き保存地区の森林に原則として人手を加えずに自然の推移にゆだねる。

ア モニタリング(長期的変化の継続的観測・記録)、生物遺伝資源の利用に係る行為等、学術研究、その他公益上の自由により必要と認められる行為。

イ 非常災害のため応急措置として行う行為。

(ア) 山火事の消火等

(イ) 大規模な林地崩壊、地すべり等の復旧措置

ウ 標識の設置など

エ その他法令などの規定に基づき行うべき行為
また、保存地区では、狩猟、魚釣り、山菜の採集、キャンプ等はしないよう入林者に協力を願う必要があることから、標識の設置、パトロール等を通じて協力を要請することとしています。

[保全利用区]

保存地区の森林に外部の環境変化の影響が直接及ばないよう緩衝の役割を果たすこととし、木材生産林を目的とする森林施業は行わない。ただし、人工林については複層林施業を行い将来は天然林への移行を図る。

(2)利用計画

[保存地区]

モニタリング(長期的変化の継続的観測・記録)、生物遺伝資源の利用に係る行為等、学術研究、その他公益上の理由により必要と認められている行為はおこなうことができます。

[保全利用区]

国立公園特別地域の規制、設定趣旨に反しない範囲で、森林の教育的利用、大規模な開発行為を行わない森林レクリエーションの場としての活用に必要な建物、道路等の施設は設置することとしています。

西表島森林生態系保護地域

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