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「国民が支える森林づくり運動」

 「国民が支える森林づくり運動」は、紙を使う私たち一人ひとりが、ほんの少しお金を負担することで、これまで採算が合わず

 間伐できなかった森林などの森林整備を推進し、林業・山村の活性化地球温暖化防止に貢献する運動です。

 

 画像:山

 これまで、間伐材を使用したファイル、封筒、コピー用紙を「木になる紙」シリーズとして製品化してきました。

 今後は、印刷・情報用紙等新たな製品化を進めるとともに、行政機関や民間企業に対して、間伐紙製品の調達に向けた働きかけを行い、間伐材製品の利用推進を図っていきます。

 また、協力金を山元に還元することにより、間伐を推進した事例の実現を目指します。

 

なぜ、今、間伐紙プロジェクトを立ち上げるのか

Q1. どうして間伐が必要なの?

A1. 戦後に造林された我が国の人工林(=人が苗を植え、又は種を蒔いて育ててきた林)の8割は今、間伐が必要な年齢を迎えています。しかし、現在は様々な理由により、間伐遅れの森林が多くあります。

適切な間伐が行われないと、水源かん養、木材生産等の多面的機能が十分に発揮されず、土砂災害等の危険も高まります。また、森林は二酸化炭素を吸収・固定し、地球温暖化防止に重要な役割を果たしていますが、このためには間伐を中心とした森林整備を行い、人工林を健やかに生育させることが不可欠です。

 

写真左:間伐が遅れ、光の入らない林内           中:下草が生えず表土が流亡している                  右:間伐され、林内に光が差している。下草の成長も旺盛           

写真:間伐遅れ2

            写真:間伐遅れ1          間伐後の林内

 

Q2. 間伐の重要性の認識は、実際の行動につながっているの?

A2. 最近の異常気象や自然災害の多発により、地球温暖化に対する国民の関心が高まっています。京都議定書の第一約束期間の半ばを過ぎた現在、地球温暖化防止のため間伐を中心とした森林の整備を進めるべきと考える人々も増加していると考えられます。しかし、一般の方々が間伐推進への取組に簡単に参加できる手法は多くありません。間伐の重要性が認識されつつも、そうした認識が必ずしも行動に移されているとは言えないのが現状です。

Q3. なぜ、間伐は滞るの?

A3. 間伐が進まない大きな理由の一つは、木材価格が低く、伐採・搬出・運搬の経費に見合わないことです。そのため、経済的な手法により間伐の推進を図ることが最も効果的であると言えます。間伐のコストに見合う木材価格や収入が担保できれば、森林所有者は間伐を行い、また、間伐されることで山は元気になります。山が元気になれば、地球温暖化防止だけではなく、国土の保全、水源のかん養など、森林の様々な機能が強化され、国民の安全・安心をより高めることが出来ます。

   一般の方々がを推進するための手法として、ボランティア等による間伐実施の取組等があります。これらは間伐推進のための重要な取組ではありますが、広大な人工林の多くをカバーすることは難しいと言えます。

 

  このような状況の中、私達一人ひとりが参加でき、かつ経済的に森林所有者等を後押しできるように、間伐材の利用拡大により間伐推進を応援する実効性のある仕組みづくりを目指して、間伐紙のプロジェクトは始まりました。

間伐紙プロジェクトの3つのポイント

ポイント1. 国民生活に最も身近な“紙”を通じた取組を採用!

一般の方々が取組に簡単に参加できる手法として、

・日常的に購入・使用する製品(木造建築や木製家具は敷居が高い)

・間伐材を材料とした場合も通常の製品と見た目や品質等の面で遜色ない製品(過度な無理、無駄がない)

を活用した仕組みづくりが必要だと考えました。 この結果、全ての人が日常的に使用する木質系製品である“紙”を活用した仕組みづくりに取り組むことにしました。

ポイント2. “紙”の製造、流通に係わる全ての関係者を巻込む!!

 現在の紙の製造、流通過程では、消費者に間伐推進のため一定程度の負担をして頂いても、流通の過程で吸収されていまい、それを山元まで還元し、間伐の推進に繋げることは困難な状況です。消費者の間伐推進への思いが、山元まで届くための仕組みが必要なのです。

 そのためには、“間伐紙”の流通に伴う掛かり増しコストをそれぞれが負担する仕組みが肝心です。例えば、素材生産業者は、これまで使わなかった低質な未利用材を搬出するためのコストを負担します。また、チップ製造会社や製紙会社は、原料となる間伐材や間伐材チップを分別管理するためのコストを負担します。そして、紙の流通関係者は、消費者からの間伐協力金を集め山元に返すためのコストを負担するといった具合です。さらに、 こうした取組を持続的なものとするためには、森林所有者の計画的な間伐の実施や他の森林所有者への働きかけも重要になります。

 このように、山元から流通・加工・消費に係る全ての関係者が間伐の重要性を理解し、その推進に協力したいという考えを醸成することが大切です。「国民が支える森林づくり運動」推進協議会には、多様な会員が参画しており、こうした仕組みづくりの実現に向けて取組を行っています。

ポイント3. 山元に資金を還元する仕組みをつくり、多くの人々の協力を得る!!!

 消費者に間伐紙に対して一定額の還元金を負担して頂き、推進協議会を通し、山元へ資金を還元する仕組みがスタートしています。 この取組に多くの人々が参加することにより、人工林の間伐を推進し、日本の山を元気にしていきます。 将来的には全国にこの取組の「輪」を広げていくことを目標としています。

   

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