西表森林生態系保全センターの紹介
全国に10箇所の森林環境保全ふれあいセンターが設置されました
森林には、木材や林産物を生産する働き、水資源をかん養する働き、山地の土砂崩壊や流出を防ぐ働き、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素を吸収する働きなど、様々な機能があります。
戦後の復興期から経済成長期にかけては、復興資材や建設用資材としての木材の需要が大きかったため、木材を生産する働きへの期待が高くなっていました。しかし、安定成長期に入り、保健休養の場・野外教育の場としての利用、野生生物の生息・生育地としての働きを初め、森林の持つ公益的機能に期待する声が非常に高まってきています。
こうした国民の森林に対するニーズの変化に応え、国有林野を活用し、NPO等が行う自然再生活動、生物の多様性の保全等の取り組みや、教育関係者等が行う森林環境教育への支援などを目的とし、平成16年4月1日、全国10箇所に「森林環境保全ふれあいセンター」が設置されました。
西表森林環境保全ふれあいセンター
九州・沖縄地域の国有林を管轄する九州森林管理局では、沖縄県八重山郡竹富町の西表島国有林(沖縄森林管理署管内)を活動の場とする西表森林環境保全ふれあいセンターを八重山地域の石垣島に設置し、5月20日、竹富町離島振興総合センター(西表島大原)において、開所式を開催しました。
西表森林生態系保全センターへの名称変更
当西表森林環境保全ふれあいセンターは、これまで国有林野事業特別会計によって運営して参りましたが、平成25年4月1日から、国の一般会計の下で「西表森林生態系保全センター」として業務を行うことになりました。新たなセンターの業務は、西表島森林生態系保護地域の保全などに直接関わることとなり、森林生態系の保護並びに野生動植物の保護及び増殖と森林環境教育及び普及啓発の実施となっています。
組織
九州森林管理局
西表森林生態系保全センター(4名)
- 所長
- 自然再生指導官
- 生態系管理指導官
- 専門官
お問合せ先
西表森林生態系保全センター〒907-0004
沖縄県石垣市登野城55-4 石垣地方合同庁舎1階
Tel:0980-88-0747