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近畿中国森林管理局

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    滑マツの保存・再生の取組について(滑マツ稚樹採取)(平成27年4月22日)

    平成27年4月22日(水曜日)、山口市徳地森林セラピー基地で活動している「森の案内人」の皆さんのご協力のもと、山口森林管理事務所と合同で滑マツの保存・再生の取組を実施しました。

    滑マツは、滑山国有林に自生するアカマツ大径材のことです。材の色合いが良く通直な銘木として昭和43年まで生産され、皇居新宮殿の内装材や錦帯橋の脚材にも使用されましたが、マツ枯れや台風被害などにより本数が激減したことから、滑山国有林の滑マツの多く残る区域を滑山林木遺伝資源保存林に指定して伐採を禁止し、維持・保存に努めてきましたが、平成25年に調査したところ滑マツは38本しか確認できず、林床がササに覆われ稚樹が育ちにくく、滑マツの後継樹の育成が難しい環境になっていることがわかりました。
    こうしたことから、地元の有識者をメンバーとする『滑マツ保存会』を平成26年3月に設立し、滑マツの保存・再生の取組を行っています。

    当日は快晴の中、山口県を代表する銘木アカマツ「滑マツ」を次世代に引き継ぐ箇所の中で、森の案内人のメンバーの皆様と山口市森林セラピー担当職員、山口所職員を合わせた約20人で滑マツの稚樹の採取活動を行いました。参加者の皆さんは、次世代の滑マツを育てるため、芽生えたばかりのマツの稚樹が立派に育つよう丁寧に採取しておりました。
    参加者からは「ここにもあった!」「こっちにも!」と活気のある声が聞かれ、小さな稚樹を一生懸命に探す参加者の皆さんの笑い声が滑山に響きました。

    次世代の滑マツを育てるという普段では体験できない貴重な経験を通して、国有林の取組について理解を深めていただくことができました。

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    山口所職員による稚樹採取の説明

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    山口所職員による滑マツの説明

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    滑マツ

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    自生する滑マツの稚樹

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    自生する滑マツの稚樹

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    滑マツの稚樹採取の様子

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    滑マツの稚樹採取の様子

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    滑マツの稚樹採取の様子

    お問合せ先

    山口森林管理事務所

    ダイヤルイン:050-3160-6155

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