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地域の森林所有者と隣接する国有林が⼀体となり連携しながら路網を作ったり、この路網を活⽤して森林整備や⽊材の協調出荷、販売を実施していくことが有効です。
平成23年に、国有林と森林総合研究所森林農地整備センター鳥取水源林整備事務所が、森林の間伐や路網の整備などで連携、協力する「森林整備推進協定」を結びました。協定の対象となる森林は1371ヘクタール。
平成26年には地元の若桜町も協定に加わって頂き3者による新たな協定をスタートさせました。総面積は約1403ヘクタールとなり協定の概略は次の通りです。
調印式の模様
左から鳥取水源林整備事務所長、若桜町長、当署長
(目的)
この森林整備協定(以下「協定」という)は、作業路網の開設や間伐等の森林整備を適切かつ効率的に行い森林資源の循環利用の促進を図るため、森林共同施業団地(以下「施業団地」という)を設定し、民有林と国有林が連携して森林整備に取り組むことにより、森林の持つ多面的機能の高度な発揮を促すとともに、地域の森林・林業、木材産業の活性化に寄与することを目的とします。
(施業団地の区域)
この協定の対象となる区域は、鳥取県八頭郡若桜町小船地内の森林とし、対象区域の森林面積は1,403ヘクタールです。
(事業内容及び森林整備実施計画)
協定に基づき施業団地において行う事業内容は、間伐、路網整備及びその他森林整備に必要な施業とし、実施にあたっては実施計画を作成します。
実施計画には、次に掲げる事項を定めます。
(1)森林整備を行う森林の区域及び面積
(2)森林整備の目標に関する事項
(3)施業の集約化に関する事項
(4)森林整備の方法に関する事項
(5)作業路網の設置及び維持管理に関する事項
(6)森林整備の計画等
森林整備を行う森林の区域及び面積
整備を行う森林面積は1,403ヘクタールで、平成26年度から平成28年度までの3箇年で93ヘクタールを計画しました。
森林所有者別森林面積と予定事業量(平成26から28年度)
所有形態別 | 森林面積 ヘクタール | 間伐面積 ヘクタール | 作業路網 メートル | 備考 |
国有林 | 1,097 | 53 | 2,520 | 森林作業道 |
水源林造林事業地 |
274 | 29 | ||
若桜町有林 | 32 | 11 | 2,040 | 森林作業道 |
総計 | 1,403 | 93 | 4,560 |
鳥取森林管理署
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