第三回山の日全国大会・大山開山一三〇〇年祭記念 二代目大山並木松の植樹
第三回山の日全国大会・大山開山一三〇〇年祭を記念し二代目大山並木松の植樹を実施
6月27日、鳥取県西伯郡大山町赤松地内の大山国有林において、大山小学校4,5年生児童23名と、並木松に関係する各行政機関、地元地区の招待者8名で、二代目並木松の植樹を行いました。
大山並木松は、約400年前の江戸時代に、大山寺中興の祖である豪円僧正が、雪の多い冬の参拝者の道しるべとして、山奉行に命じて植えさせたとされ、大山町指定の文化財となっています。1965年頃には90本ありましたが、松食い虫被害や老齢化のため枯損し、現在では21本まで減少しています。
二代目大山並木松の育成は、小学校が、地域の自然や歴史を知る学習の一貫として、歴史のある並木松を後世に残そうと考えたのが始まりで、当署並びに国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センター関西育種場が協力し、平成28年2月に1,2年生(現4,5年生)が種まき、接木を行い育成してきました。
今回は、この接木した苗を主体に、招待者1名につき3名の児童がチームを作り、延べ8班で16本の植樹を行いました。
当署職員の指導の下、招待者と児童が交代しながら穴を掘り、苗を入れ埋め戻し支柱を添えて1本ずつ丁寧に植樹しました。
植樹の後は、各班毎に並木松の樹高の測定に挑戦し、高さ10mの目印を基準に、指で間隔を取るなど、班の中で相談し、工夫しながら計っていました。 測定後、答え合わせを行うと、「当たった!」と歓声があがっていました。
その後、大山を背景に全員で「二代目並木松大きくなーれ」と唱和し記念撮影を行いました。
児童からは、「鍬が重かったけど、みんなと協力し一生懸命穴を掘って植えた。これから立派に育ってほしい」、「樹高の測定は初めてでとてもおもしろかった。自分が植えた松もどんどん伸びて大きくなってほしい」と感想がありました。
天候にも恵まれ、楽しい植樹行事となりました。
植樹の様子
樹高測定の様子
記念撮影
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