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近畿中国森林管理局

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    保安林

    森林法に基づき、国や都道府県では、森林の中で、私たちの暮らしを守るために、特に重要な役割を果たしている森林を保安林に指定し、その働きが失われないように伐採を制限したり、適切に手を加えるなど、期待される働きを維持できるよう必要な管理を行っています。

    保安林には、その目的によっていろいろな種類と役割があり、その種類は、水源かん養、土砂流出防備、土砂崩壊防備、飛砂防備、防風、水害防備、潮害防備、干害防備、防雪、防霧、なだれ防止、落石防止、防火、魚つき、航空目標、保健、風致保安林の17種類です。

    島根森林管理署が管理する国有保安林

    保安林名

    面積

    役割

    水源かん養

    24,633

    水源地の森林が指定されます。その流域に降った雨を蓄え、ゆっくりと川に流すことで、安定した川の流れを保ち、洪水や渇水を緩和する働きがあります。きれいでおいしい水を育む効果もあります。

    土砂流出防備

    (43)
    72

    樹木の根と地面を覆う落ち葉や下草が、雨などによる表土の浸食、土砂の流出、崩壊による土石流などを防ぎます。

    土砂崩壊防備

    80

    山崩れを防ぎ、住宅や鉄道、道路などを守ります。

    防風

    19

    風の強い地域で、田畑や住宅などを守る壁の役割を果たし、風による被害を防ぎます。

    落石防止

    4

    落石を斜面の途中で止めたり、樹木の根によって岩石を安定させたりして、被害や危険を防止します。

    保健

    (1,683)
    77

    森林レクリエーション活動の場として、生活のゆとりを提供します。また、空気の浄化や騒音の緩和に役立ち、生活環境を守ります。

    24,885

     

    国有林面積

    29,015

     

    保安林率

    86%

     

    注)平成19年近畿中国森林管理局事業統計書による
    ( )内は兼種

    保安林の整備

    土砂の流出・崩壊の防備や水源のかん養が特に求められる森林は「保安林」に指定し、良好な森林に整備しています。

    島根森林管理署が管理する国有林には、日本海に注ぐ斐伊川、江の川、高津川などの上流域の水源林など、約25千ha(約86%)が保安林に指定されています。これらの保安林では、災害を防止するための谷止工事や山腹の崩壊を防ぐ山腹工事、緑化工事などの治山工事を行い土砂の流出や林地の崩壊を防いでいます。

    また、保安林機能を高めるための森林整備を保安林整備事業として取り組んでいます。


    土砂の崩壊を防ぐ山腹工
    (今山国有林:美郷町)

    お問合せ先

    島根森林管理署

    Tel:050-3160-6130(代表)

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