国有林野事業現地見学会を開催しました（令和3年9月22日）

   令和3年9月22日、高島市の笹ヶ峰国有林において、高島市役所、高島市森林組合及び県の出先機関である西部・南部森林整備事務所高島支所の職員を対象とした、国有林野事業の現地見学会を開催しました。この見学会は、滋賀森林管理署の市町支援の取り組みとして実施したもので、高島市から高島市周辺地域の民有林において今後施業の集約化を推進する上で、林業専用道や効率的な間伐方法である列状間伐を検討するため国有林での事業箇所を参考にしたいと要望があったかことから開催することとしました。
   見学会では、ます最初に当国有林で開設した林業専用道の見学を行い、当署の治山技術官が当国有林で開設した林業専用道について図面や現地を確認しながら工事の概要や林業専用道の規格、構造等について説明を行いました。その後、林業専用道から分岐した森林作業道を通り事業実行中の列状間伐による搬出箇所の見学を行い、監督職員でもある高島森林事務所森林官が、事業の概要や列状間伐のメリットなどの説明を行いました。
参加者からは、効率的に搬出できるのがよくわかった、民有林では列状間伐について森林所有者の理解を得るのは難しい部分もあるが試行的に実施したい、県内には林業専用道が設計できる事業者がいないのが課題などの意見がありました。
   今後とも、滋賀森林管理署では地域の意見、要望を聞きつつ、地域の森林・林業の発展に貢献できるよう引き続き取り組んできいきます。

                       林業専用道の見学                                                               列状間伐箇所の見学