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近畿中国森林管理局

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    三本杉

    特徴

    さんぼんすぎ3本の杉が寄り添いながら立っている姿は壮観です。

     

     

     

     

     

     

     

     

    由来

    毛利時代、御立山(おたてやま、藩有林)として300年間厳重に管理されてきた今の滑山(なめらやま)国有林において、明治時代の伐採を拒むかのように、栗林の中でひっそりと生長してきた杉は、幼齢の頃から、その名のとおり、3本の杉が寄り添い合っています。その様を毛利元就の「三本の矢」の教えのごとく、先人が守り崇めたとの思いを馳せつつ、語り継ぐ人々によって毛利時代の貴重な宝樹として、その後も伐採されることなく大切に保護されてきました。

    周囲の状況

    近接する一帯は、皇室造営用材、岩国市錦帯橋(きんたいきょう)の修理用材として使用された樹齢200年生以上の「滑マツ(なめらまつ)」をはじめ、本州最西端のブナ林があるなど学術上重要な樹木が多く、「滑山林木遺伝資源保存林」として保護しています。
    巨樹に至る林道沿いには、四季を通じて楽しめる渓谷や古の杣山(そまやま)を忍ばせる「滑山風景林」があります。さらに、毛利藩によって山引き苗(山で自生した若い芽を採取して苗として育てたもの)を植栽した樹齢約200年のモミの巨樹があります。

    訪ねるにあたっての注意事項等

    林道は途中から砂利道で、自家用車の通行には要注意。。
    根元周辺を踏み歩くことにより、表土が堅くなり巨樹への悪影響が懸念されるため要注意。

    交通アクセス

    《最寄りの公共交通機関》

    JR山口線地福駅下車、笹ヶ滝行阿東町営バス20分笹ヶ滝バス停下車。徒歩100分。
    または、JR山陽本線防府駅下車、堀行防長バス乗車50分、堀バス停で河内バス停行バスに乗り換え、30分乗車、釣山バス停下車。徒歩90分。

    《自家用車で訪れる場合のアクセス》

    中国自動車道徳地ICから国道489号を北上、滑林道入口から30分。林道沿いにある。

     

    所在地 山口県山口市(旧徳地町) 滑山国有林14林班ほ小班
    樹種 スギ
    胸高直径 直径:152 cm
    樹高 42 m
    樹齢(推定) 200~299年
    管理署 山口森林管理事務所
    (数値データーは平成12年調査時点のものです)

    お問合せ先

    森林整備部 技術普及課 企画係
    ダイヤルイン:050-3160-6751