森林(もり)を身近に感じよう!「第19回森林を考える岡山県民のつどい」
10月27日(土曜日)に、グリーンヒルズ津山(津山市)にて、「第19回森林を考える岡山県民のつどい」に参加しました。
このイベントは、森林の保全や美しい森づくりを推進するとともに、林業の振興と地域材の需要拡大を図ることを目的としています。
19回目を迎える今回は、林野庁長官牧元幸司氏による基調講演会も開催されました。基調講演会では、「林業・木材産業の成長産業化に向けて」を演題に、日本全体の林業に見られる明るい兆しや「森林経営管理制度」や森林環境税(仮称)といった新たなシステム、また、それらを踏まえた今後の林野行政における地方自治体の果たす役割の重要性について判りやすく解説いただき、会場を沸かせました。
基調講演会の大盛況ぶりは目を見張るほどで、その来場者は約400名にも上りました。
林野庁長官牧元幸司氏による基調講演会は大盛況でした
また、野外会場では、岡山県内の森林組合等による木工品や林産物のほか、ホルモンうどんや黒豆バーガー、そずり鍋(牛肉の骨や筋についている肉を削ったものを用いた鍋料理)といった美味しそうなご当地グルメなど様々な出店テントが軒を連ね、子供から大人まで、楽しみながら森林・林業の魅力や重要性を知っていただけるイベントとなりました。
岡山森林管理署では、つるかご教室・木工クラフト教室・秋のきのこ教室を行い、たくさんの方々にご参加いただきました。
【つるかご教室】
つるかご教室では、岡山県内の国有林で採集したつるを用いて、参加者の方々に様々なつるかご作りを楽しんでいただきました。つるかごを編む作業は初めての方も多く、不安の声も聞かれましたが、作業が進んでいくと、「細長い形で作りたい」「取っ手はこんな風にしてみよう」等々、どんどん自分オリジナルのつるかご作りにチャレンジしていく参加者の方々の様子が見られました。
作り上げた完成品を抱えて、「玄関に飾るつもり」「フルーツかごにしようと思う」と、これからのつるかごのある日常風景を思い描く参加者の皆さんの瞳は、キラキラ輝いていました。
大人から子供まで、つるかご作りを楽しみます♪ | 周囲も思わず感心の見事な手さばき! |
片方持ち手の芸術作品 | ねじって切って、アイディア満載の作品 |
【木工クラフト教室】
木工クラフト教室では、ドングリや丸太の輪切り等を用いて、思い思いの作品づくりを楽しんでいただきました。用意した材料のなかには外来樹種の大きなマツボックリもあり、「こんな大きなマツボックリは、初めて見た!」と、参加者の皆さんは思わず驚きの声をあげていました。
大きなマツボックリにビックリ仰天! | 鋭意製作中 |
【秋のきのこ教室】
季節は秋、ということで、秋に旬を迎えるキノコに注目し、きのこ教室を開催しました。きのこ教室では、前日に職員が採集した多種多様なキノコや、紙粘土で製作した模型キノコを展示し、また、キノコに関するクイズを実施しました。展示していたキノコは参加者の皆さんから大きな注目を集め、入れ代わり立ち代わり、多くの方々から「どれが食べられるキノコなの?」「毒キノコの見分け方は?」等様々な質問を受け、とても活発なきのこ教室となりました。
林野庁長官もご訪問されました
色とりどりのキノコたちはどれも本物・・・? | キノコクイズに思わず前傾姿勢! |
今回のイベントでは、木材や木の実、キノコやつるなど、岡山県内の国有林で仕事の合間に職員が採集した多種多様な森林の恵みを用いて、展示や教室等を実施しました。今後も、岡山森林管理署では、国有林で見つけたたくさんの森林の恵みを皆さまと共有できるよう、様々なイベントに参加して参ります。
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岡山森林管理署
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