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近畿中国森林管理局

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    JTの森鯉が窪にいみ第3回森林保全活動

    6月9日(土曜日)に岡山県新見市の鯉が窪湿原において、3回目となる「JTの森鯉が窪にいみ」の森林保全活動が行われました。中国地方内にある大学の学生のほか、自治体や地元の森林組合等の方々も運営スタッフとして参加しており、総勢約130名もの参加者が集まるとても賑やかなイベントとなりました。岡山森林管理署からは、5名の職員が運営スタッフとして参加しました。
     

    階段作成午前中は、歩道に設置されている階段を整備する「階段整備作業班」と湿原内各所に設置されているベンチを修繕する「ベンチ修繕作業班」に分かれて活動を行い、岡山森林管理署の職員5名は、階段修繕作業班への指導を担当しました。

    階段整備作業では、クワやスコップを使って地面をならした後、ハンマーで階段の材料を地面に打ち込んでいくという作業を、10名ほどのチームで行いました。初対面同士の仲間同士で初めての作業ということで少し戸惑いもあったようですが、参加者の皆さんはすぐに打ち解け、終始和気あいあいとした雰囲気のなか、チーム内でお互いに声をかけて協力しあいながら作業を階段整備作業の様子
    進めていたようでした。

    階段完成作業を初めてから1時間後、すべての作業が完了すると同時に、ちょうど湿原散策に来られた観光客の方々がお見えになり、完成したばかりの新しい階段を使ってもらう様子をみることができました。「自分たちが頑張って作ったものを、こんなふうにたくさんの人に使ってもらえるなんてすごくうれしい」と、参加者の方々も思わず笑みをこぼしている様子がとても印象的でした。

    作業後は、地元の山菜やきのこをふんだんに使った汁物や、昨夜仕込みを行ったという新鮮なタケノコ料理が婦人会の方々より振る舞われ、参加者一同で舌鼓を打ちました。食事の後には、岡山県民局の方々より「森の働き」完成した階段の利用風景
    や「森林環境税」をテーマにした講話が行われ、森林にまつわる岡山県の取組みについて学びました。

     
    木工風景午後は、テントの下でオリジナルのペン立て作りを行う「ペン立て作り班」と湿原内を散策する「鯉が窪湿原散策班」に分かれて活動を行い、岡山森林管理署の職員5名は、ペン立て作り班への指導を担当しました。

    ペン立て作り作業では、半円状やブロック状になっている木材にやすりをかけ、電動ドリルで穴をあけ、参加者が各々の思い描くようにペン立てを作成するという作業を行いました。参加者の方々は、たくさんある材料の中からそれぞれお気に入りの木材をみつけ、丁寧にヤスリがけ、穴開け作業をされていました。「サイコロみたいにブロック全面に穴をあけよう」「ペンを刺す穴のサイズを変えてみよう」と、皆さん思い思いに作品作りを楽しまれてペン立て作成の様子
    いたようで完成作品す。約1時間の作業の後にはそれぞれのペン立てが立派に完成し、参加者の方々はそれぞれの作品を手に「素敵なお土産ができた」と、とても満足そうな表情を見せてくれました。


    今回のイベントでは、階段やベンチ修繕といった湿原内の整備活動だけでなく、木材を活用したペン立て作りを通じ、植物や木材に親しんでもらえる良い機会になりました。
    今後とも、岡山森林管理署では、このような森林や木材に親しんでいただけるイベント運営への協力を行って参ります。                                     完成したオリジナルペン立て


    集合写真
    集合写真

    お問合せ先

    岡山森林管理署

    担当者:業務グループ
    ダイヤルイン:050-3160-6135