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春のあわくら温泉まつり

 

　5月10日、岡山県の北東端に位置する西粟倉村にて「春のあわくら温泉まつり」が開催されました。晴天のもと、イベント会場では、多くの参加者が集まり、地元「あわくら太鼓保存会」による「あわくら太鼓」やチアリーディング、丸太切り競争、もち投げ、魚のつかみ取りなどの企画も行われました。また、おこわ、きなこパン、イノシシのコロッケなどの地元の特産品を使った料理の模擬店も多く出店されました。

    

　この温泉まつりには、岡山森林管理署からも４名の職員が参加して「木工クラフト」の実演と製作の指導を行いました。参加者は、木の輪切り、枝やどんぐりなどの材料から参加者は自分の好きなものを選び作品を仕上げていきます。

　ピーク時には座るスペースが足りなくなるほど盛況でした。参加者の作品は多種多様で、子どもたちは木の輪切りの上にダイナミックに素材を配置した元気あふれる作品、マツボックリなどを油性ペンでカラフルに塗った作品や動物を模した作品、大人はどんぐりやマツボックリを木の輪切りの上にお洒落に配置したかわいらしい置物を作るなど、子どもも大人も関係なく楽しんでいただけたようです。特に子どもたちは想像力豊かに製作するので、作品の幅が広がるように、材料の種類を増やす必要があります。

　木工クラフト終了後は、参加者にアンケートを記入いただきましたが、「国有林」や「森林管理署」を知らない方が半数近くいらっしゃいました。イベントの場は、一般の方と関わる絶好の機会となるため、イベント時のＰＲが大切であると感じました。アンケートには、木工イベントについて、楽しかった、自然とふれあえた、もっと木工イベントをやってほしいなどの意見も多く、参加者の方々には満足いただけたようです。

　今回の木工クラフトは、参加者が楽しく、自然に親しむ良いきっかけづくりになったと思います。今年の経験を生かし、来年以降も参加者がより楽しめるようなイベントにすることを目指します。