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岡山森林管理署

津山市立北陵中学校職場体験学習「チャレンジワーク14」

     

    9月17日(水曜日)、18日(木曜日)の2日間、職場体験学習として津山市立北陵中学校2年生3名を受け入れました。

1日目、生徒たちは岡山森林管理署の概要や当日の日程、注意事項などの説明を受けた後、午後の作業で使用する下刈用の鎌を各自研いでもらいました。

大きな鎌を研ぐ経験がないため、初めは手つきがぎこちなかったものの、慣れてくると研ぐ姿が様になっていました。

まずは自己紹介から。ちょっと緊張気味です。          岡山森林管理署がどういうところか説明中です。

    午後からは、今年度実施している森林整備事業(除伐)の現地見学を行いました。

森林整備にはどのような作業があるのか、作業の際に気をつけることなどを説明しました。

また、作業で使用する刈払機を持たせると、「重くて、これで作業するのは大変だと思った。」などの感想があがりました。

その後は、森林ふれあいイベントで利用する歩道沿いの下草を鎌で刈払いました。

蜂が飛び交うこの季節は暑いですが安全のために防蜂網をつけて作業を行いました。

最初は大きな鎌の扱いに苦戦していたものの、慣れてくると細かい箇所の下草も上手に刈っていました。

作業後、暑さと慣れない作業で疲れた様子でした。

森林官によるスギ・ヒノキの見分け方レクチャー          除伐ってなんだろう。          自分の丈ほどある大鎌を振って草を刈るのは大変です。

    2日目は、津山綜合木材市場でせりの様子を見学しました。

ここではスギ・ヒノキ丸太の見分け方や欠点材の説明をしました。

大量の丸太が目の前でさばかれる様子に驚いていました。

木材市場の光景。多くの丸太があります。          木材市場とはどういうところか説明中。

    その後は岩渕国有林に移動し、コンパス測量、標準地調査及び間伐体験を行いました。

生徒は、はじめ「コンパス」と聞き、学校で使用する円を書く方のコンパスだと勘違いし「どう測定するのかと思っていました。」と話していました。

コンパスは山の中で水平に据えるのが難しいため皆苦戦していました。

区画を取った後は標準地調査です。

区画内の木の胸高直径と樹高を測竿や輪尺を用いて測定していきます。

生徒たちは飲み込みが早く、上手に扱っていました。

また数値を読み上げるときも記録者に伝わるよう大きな声が出ていました。

    最後は、間伐体験を行い、3人で1本のヒノキを伐ってもらうことになりました。

間伐はチェーンソー伐倒が多いですが、今回は手鋸を使います。

初めはまっすぐ鋸を引くのも難しいようでしたが、慣れてくるとコツをつかみさほど力を使わないで鋸をひけるようになっていました。

伐るのに時間はかかりましたが協力して1本のヒノキを伐倒することが出来ました。

生徒たちは疲労感が見えたものの、伐倒できたことが嬉しそうでした。

その後は署に戻り、職場体験の感想を発表してもらい無事3日間を終えました。

コンパスを覗いて、位置を落としていきます。真剣そのものです。          少し離れた場所から樹高を見ています。結構難しい。          これは木の幅(胸高直径)を輪尺を使って測っています。

    生徒たちは終始どの作業にも黙々と取り組んでおり、職員の説明も真剣に聞くなど「教わるときの姿勢」がしっかりしていました。

また不明なところは質問するなど積極性も見えました。

2日間ではありましたが、協力し合う大切さ、山を守ることの大変さや重要性をわかって貰えたのではないかと思います。

これからどのような道に進んだとしても、是非、今回の経験を役立てもらい、これからの学校生活を実のあるものにして欲しいと思っています。

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