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近畿中国森林管理局

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    平成25年度11月7日  都島中学校職業体験1日目「山仕事」

      

      平成25年度11月7日(木曜日)、大阪市立都島中学校の職業体験として森林管理局に中学二年生3名が来てくれました。この日は、箕面森林ふれあい推進センターの指導による箕面国有林での森林整備作業を体験してもらいました。

      当日の天気予報では明け方の雨も上がって天気は回復するとの予報でしたので、朝のミーティングの後、箕面国有林に向けて出発しました。
    予報通り雨は止んだものの、どんよりした空が広がり今にも降り出しそう。現地についてさっそく体をほぐす準備体操をして作業に取りかかりました。
    中学生達は、クヌギのポット苗(4~5年生の大苗)を各自1本づづ持って、藪の中に踏み込んでいきます。持ってきた苗を植えるスペースを作るため、下刈り鎌で1m四方を刈り払おうとしたその時、大粒の雨が降りだし、慌ててヒノキ林の中に駆け込み、雨宿りとなりました。しばらく止みそうもないので、「オオクワガタの棲める森づくり」の取組の話や植物の観察などしていると雨も止んだので作業地へ戻って藪を刈り払い、無事植える事が出来ました。

    昼食後、休憩時間を活用して展望台へ案内し、最上段まで上がって遠望しようとしましたが、雨の後、深い霧が立ちこめて、大阪市内も川西市方面も全く見えませんでした。

      午後の仕事は、防鹿柵の見回りと補修です。植栽地へのニホンジカの侵入を防ぐために設置しているネットを見回り、侵入箇所がないか点検です。イノシシに持ち上げられて穴になり、ニホンジカが入り込んだ跡などがあり、ネットのすそにペグ(プラスチック製のネットを止める杭)を打ち込んで止めて廻りました。最初は慣れない仕事でうまくペグを打ち込むことができませんでしたが、作業にも次第に馴れて手際よくなってきたころには終了しました。

      これまで知ることのなかったニホンジカ被害の実態や森を育てるということなどを学んでもらえたことと思います。自然の中での仕事もある当センターのような職場を目指してくれるかは分かりませんが、少しでも少年たちの未来に活かされることを願うばかりです。

    お問合せ先

    箕面森林ふれあい推進センター

    ダイヤルイン:050-3160-6745
    FAX番号:06-6881-2055