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近畿中国森林管理局

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    オオクワガタの棲める森づくり 森林体験イベント


    10月23日(木曜日)、大阪府箕面市にある箕面国有林「体験学習の森」でオオクワガタの棲める森づくり森林体験イベントを開催しました。
    数日前から曇りと雨の繰り返しのような日が続き開催が危ぶまれましたが、参加した箕面市立豊川北小学校4年生67人の思いが届き秋晴れの清々しい天気となりました。
    開会式で、「森のこと、草のこと、昆虫のことなど自然にことについて考えながら森の中を歩きましょう」と挨拶し開催しました。

    午前中は「森の探検隊」で、14組の5人班に分かれて引率する大阪森林インストラクター会と箕面森林官や局職員が付き添って探検を開始。ポイントは全部で34箇所あり、事前に決めてもらっていたポイントを順に巡っていきます。ポイントには、「指令書」と「ヒント」の封筒があり班全員でその指令書の答えを相談、その後に引率の大人からその答えや関連する情報を聞いて学習していきました。せっかちな子やのんびりした子がいて大変だったようでしたが、一様に楽しそうに森林を探検したようです。「楽しい-」「へー、そーなんだ。もっと森のことを知りたい」「こんな山の中に来たことがない」「でも、もっと自由に遊びたい」といった声も聞かれました。シカの被害やその対策などもポイントにして、少し難しかったかも知れませんが、記憶に残ったことかと思います。

    午後は「森と自然のフォトショット」で、デジカメで自分の気に入った動植物や風景など撮影し、選んだ写真をその場でプリントアウトして、台紙に貼りドングリや小枝、葉っぱなどで飾り付けて、自分だけのフォトフレームを作ってもらいました。少し時間が足りなくて思い通りの作品にするのが大変だったようでしたが、みんな個性のある作品に完成させて大事そうに持って帰りました。

    イベントの前に学校で班分けや、役割分担(隊長、ライター(記録係)、エンジニア(写真撮影係)、キャッチアンドリリース(昆虫採集係))、探検ポイント自分たちで決めてもらったことが自主性を引き出し、また、下見をした先生からもこども達へ気持ちを盛り上げるアドバイスなどもあり積極的に学習することが出来たのでしょう。
    今後、学校で発表会をすることになっています。各班が、探検ポイントで考えたことや知ったこと、調べたことを発表してもらえるのが楽しみです。

    (参考)-探検イベントの一例-
     (4)の指令書「立ったまま周囲をぐるっと見渡してみよう。目線から下はみとおしがいいね。一直線に同じ高さだ。人が刈り込んでいないんだけど、なんでこうなったんだろう。調べてみよう。こんなことをした犯人は誰だ!!」
    (4)のヒント「おや、倒れた木がある。やっぱり下に葉っぱがない。枝先を観察すると何か分かるかも。そこらじゅうに、黒くて丸いフンがいっぱい落ちてるね。犯人のものみたいだ。」

    お問合せ先

    箕面森林ふれあい推進センター
    ダイヤルイン:050-3160-6745
              FAX:06-6881-2055
    メールアドレス:kc_fureai@maff.go.jp

    郵便番号530-0042
    大阪市北区天満橋1丁目8-75
    近畿中国森林管理局庁舎3階