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近畿中国森林管理局

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    ≪森林環境教育の普及啓発≫国有林のフィールドを活用した森林環境教育(教員向け)の実践

    1 教員研修の目的

      昨今の循環型社会に対応した子どもたちの「生きる力」を育むためには、森林や自然に直接ふれあい、体験する「森林環境教育(森林ESD)」の実践が有効と考えます。
      一方、実際の教育現場では、「森林環境教育(森林ESD)」の実践に向けた顕著な取組はあまりみられない状況にあります。
      このような状況を踏まえ、箕面森林ふれあい推進センターでは、平成16年度から、子どもたちの指導的立場にある教員を対象とした研修を実施し、教員の方々自らが、森林や自然を題材とした体験学習に興味を持ち、それぞれの教育現場で森林環境教育(森林ESD)の実践が図られるよう取り組んできました。
      令和元年度については、下記のとおり実施しました。

    2 「森の探検隊」教員研修の開催

      7月22日(月曜日)、箕面市教育研究会理科部会と共催し、「森の探検隊教員研修」を開催しました。
      本研修は、今回で5回目を迎え、箕面市在中の小・中学校の先生を対象に参加者を募集(窓口:箕面市教育研究会理科部会)し、森や自然とのふれあいや体験を通じて感じたことを教育現場へ活用することを目的に開催しており、今年度は小学校教員13名の方々に参加いただきました。
      午前中は、池田市において「理科専科」の教職にあるNPOクワガタ探検隊の西 義史(にし よしふみ)理事長、奥様の美和(みわ)様による創作紙芝居や、虫、植物の視点から学ぶ生物の多様性や人との共生についての講義を受けた後、現地(箕面国有林内「エキスポ”90みのお記念の森」)を散策しながら、子どもたちが興味を引く教育手法(自然観察プログラムの立て方や五感を使った学習方法など)等について実例を交えた講義をいただきました。
      午後からは、箕面駅近隣に所在する箕面公園昆虫館を見学するとともに、中峰 空(なかみね ひろし)館長から「授業で使える昆虫豆知識」と題して、危険な昆虫(スズメバチなど)の対処の仕方、子どもたちが興味を引く小ネタ集(危険を察知して変化する昆虫や他の虫に寄生する虫の話など)、教室にいる小さな昆虫博士(教師より昆虫が詳しい子ども)の対応など、御自身の体験談を交えながらユニークな講義をいただきました。
      参加者からは、1.子どもたちが喜びそうな豆知識がたくさんあり、自分自身も勉強になった、2.五感を使っての森林体験を通じて、子ども自身の新しい発見ができると感じた、3.教員自らが自然を体験することが大切であり、今後も続けてほしい、4.森林環境教育の必要性を感じたという感想のほか、一方で、森林環境教育を行うための時間の確保、手軽に行ける場所や安全面の確保など、授業に取り入れることへの難しさ等について意見がありました。
      箕面森林ふれあい推進センターでは、本研修をきっかけに、箕面市の小・中学校を中心とした教育機関において、森林環境教育の推進が一層図れるよう引き続き取り組んでまいります。

    創作紙芝居創作紙芝居
        創作紙芝居                                                                    創作紙芝居

    生物多様性の講義森林散策 昆虫ベット
        生物多様性の講義                                                            森林散策(昆虫ベット)

    森林散策 葉の香り授業で使える昆虫豆知識 講義
        森林散策(葉の香り)                                                       授業で使える昆虫豆知識(講義)

    授業で使える昆虫豆知識2授業で使える昆虫豆知識3
        授業で使える昆虫豆知識(講義)                                         授業で使える昆虫豆知識(講義)

    3 森林環境教育教員研修の開催

      7月29日(月曜日)、大阪府箕面市に所在する箕面国有林及び関連施設において、箕面市教育委員会と共催し、箕面市に在勤する小・中学校教職員を対象とした研修を実施しました。
      本研修は、平成16年度から継続して取り組んでおり、教員歴の浅い者を対象に、森林環境教育の内容や必要性について理解を深めていただくことを目的に開催しており、今回は8名の小・中学校の教員の方に参加いただきました。
      午前中は、京都教育大学 山下 宏文(やました ひろぶみ)教授から「森林環境教育の重要性と進め方」と題した講義をいただいた後、大阪森林インストラクター会の指導の下、ネイチャーゲームを行いました。
      午後からは、きんきちゅうごく森林づくりの会に御協力をいただき、間伐体験を行いました。
      参加いただいた方からは、1.実際に体験することで色々な発見や驚きがあり、子どもにも「体験する学習」が必要だと感じました、2.「森林環境教育」について間伐の必要性など誤った認識をしているところがあったので、教師が正しい知識をもって教育を行うことが大切だと思った、3.ネイチャーゲームでは、子どもたちが楽しく学べる方法を知ることができてよかった、4.間伐体験を通じて、森を管理することの大変さが分かった。などの感想をいただきました。
      一方、授業に森林環境教育を取り入れるには、場所を移動する必要性や移動手段など事前準備がたくさんあること、専門的な知識がないと難しいなどの課題があるとの意見もいただきました。
      箕面森林ふれあい推進センターでは、今回の感想等を踏まえつつ、教育機関と連携した森林環境教育の推進に向けた取り組みを今後も進めてまいります。

    山下教授の講義山下教授の講義2
         山下教授の講義                                                              山下教授の講義

    ネイチャーゲームネイチャーゲーム2
         ネイチャーゲーム                                                            ネイチャーゲーム   

    ネイチャーゲーム3間伐の説明
         ネイチャーゲーム                                                            間伐の説明

    間伐体験間伐体験2
         間伐体験                                                                        間伐体験

    森林環境教育(教職員向け)の実践(PDF : 791KB)

    お問合せ先

    箕面森林ふれあい推進センター

    ダイヤルイン:075-414-9049
    FAX番号:075-414-9029

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