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京都大阪森林管理事務所

管内の概要

1.管内の概要

    京都大阪森林管理事務所は、林野庁近畿中国森林管理局の下部組織で、京都府・大阪府に所在する国有林野約5,700ha及び官行造林地約1,800haの管理経営を担当しています。管内の総森林面積に対する国有林の割合は、京都府で約1%、大阪府で約2%となっています。
    京都府内では、京都市、京丹後市、宮津市、木津川市などの10市町に、大阪府内では、箕面市、阪南市などの4市町に当所の所管する国有林野が所在しています。特に、京都市内では、東山や鞍馬山、貴船山、嵐山など「古都京都」の風致保全上重要な森林が国有林となっています。また、大阪府内では、大阪府民の憩いの森である箕面山が国有林となっています。これら都市近郊に所在する国有林の多くは、明治初期の「社寺上知令」により国有林に編入されたものです。
    また、管内の国有林のうち、京丹後市や井出町等に所在する約2,000haは、昭和28年度以降、国有林野整備臨時措置法に基づいて、民有林を買入れたものです。

森林事務所別管轄面積

 

2.資源状況

   管内の国有林のうち、人工林は54%(約2,900ha)、天然林は46%(約2,500ha)となっています。人工林の樹種別割合は、スギ45%、ヒノキ39%、マツ類11%、その他6%となっています。林齢は、40年生程度が中心となっています。

人天別・樹種別面積割合

3.法令制限

   管内の国有林の約92%が、森林法に基づく「保安林」(約4,220ha)や都市計画法に基づく「風致地区」(約1,060ha)、古都保存法に基づく「歴史的風土保存区域」(約750ha)などに指定され、伐採の制限等の規制がかけられています。

法令制限林一覧

4.森林施業

    国有林では、森林を「山地災害防止タイプ」、「自然維持タイプ」、「森林空間利用タイプ」、「快適環境形成タイプ」及び「水源涵養タイプ」の5つの機能類型に区分して、それぞれの目的に応じた施業を実施しています。当所管内の国有林は、「水源涵養タイプ」が38%、「森林空間利用タイプ」が37%、、「山地災害防止タイプ」が23%、「自然維持タイプ」が2%となっています。
    具体的な施業としては、森林の育成と景観の保全を目的として、間伐を重点的に実施しています。
最近では、松くい虫やカシノナガキクイムシなどの病害虫対策も重要な課題となっています。
    管内の保護林としては、「大悲山モミ植物群落保護林」が、レクリエーションの森としては、「東山風景林」「嵐山風景林」「明治の森箕面自然休養林」「紀泉高原自然休養林」があります。

機能類型別面積割合

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