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更新日:2013年5月31日

衣笠山国有林で森林教室を開催(京都市立翔鸞小学校)

 

 平成25年5月15日(水曜日)、昨年12月に引き続き、衣笠山国有林において京都市立翔鸞小学校の6年生(2クラス44名)の児童を対象とした「森林教室」を開催しました。当日は、協力ボランティアとして京都森林インストラクター会から5名、翔鸞小学校から引率の先生2名、箕面森林ふれあい推進センターから瀧岡自然再生指導官、当所から植田森林技術指導官・大槻地域技術官がスタッフとして参加しました。

今回は、冬と春の森の違いを感じること、前回学んだ内容の復習及び定着、そして、6月に予定されている新5年生の森林教室を6年生がサポート出来るよう自覚を促すことを大きな目標として実施したものです。

 開会にあたり、京都森林インストラクター会の篠部会長より、本日の目的と注意事項の説明を受け、4班に分かれて衣笠山一周を歩くコースで出発しました。

この日は、最高気温29度といわれる中、児童は活動を活発化し始めた虫たちとの出会いや、満開のモチツツジの花の顎や柄のネバネバ感に触れたり、腺毛の粘液に捕らわれている虫や蜜標を観察するなどしました。また、シカの食害や松枯れ、ナラ枯れのメカニズムについて森林インストラクターの話を熱心に聞いていました。

 山登りの途中の尾根道では、リスの食痕の通称エビフライ(マツボックリ)を目ざとく見つけてくれたり、赤松の稚樹の観察では「赤松のところにはマツタケが生えるんだよね。」、また、土が掘り返されているのを見て「これはイノシシがやったんだよね。」とこどもたちに教えられる場面もありました。

 頂上に着くと、植田森林技術指導官より地球規模から京都市にかけての森林面積についてクイズ形式で説明をした後、下山を開始し、途中の急坂の「けもの道」では、少々恐がりながらもこどもたちの楽しそうな歓声が響き渡りました。

 下山後、各班で振り返りを行い、最後に瀧岡自然再生指導官より「身近な里山で、上級生から下級生に森の恵みの大切さを伝え続けていけたら楽しいですね。」と希望を託し、閉会しました。

 

 山道を散策する生徒 説明を受ける生徒 

 険しい山道を散策する生徒

 森林技術指導官から説明を受ける生徒

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