ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 情報コーナー > 過去のinfomation・お知らせ > 平成28年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」及び「ワーキンググループ」第1回会合の概要について
平成28年11月8日(火曜日)に、「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」及び「ワーキンググループ」が開催され、嵐山国有林の取扱について、意見交換が行われました。 |
日程:平成28年11月8日(火曜日)13:30~17:00
場所:嵐山国有林、嵐山保勝会
浅葉 慎介 嵐山モンキーパークいわたやま園長
磯橋 克康 嵐山保勝会副会長(株式会社嵐山辨慶代表取締役社長)
田中 克彦 嵐山保勝会専務理事
田原 義宣 「嵐峡の清流を守る会」会長(天龍寺宗務総長)
中西 一夫 嵐山保勝会常任理事(嵐山通船株式会社代表取締役)
早田 一郎 嵐山保勝会理事(株式会社大市専務取締役)
高橋 裕史 森林総合研究所関西支所主任研究員(獣害)
深町 加津枝 京都大学大学院地球環境学堂准教授(景観)
三好 岩生 京都府立大学大学院生命環境科学研究科助教(治山)
意見交換に先立ち、嵐山国有林内においてワーキンググループを開催し、以下の4点について、京都大阪森林管理事務所から、基本的考え方を説明。
① 治山事業(現状の危険箇所や今年度施工予定箇所等)
② 獣害対策(ドロップネットによるシカ捕獲の現状、シカ柵の設置等)
③ 林内利用(外国人観光客に対応した表示の在り方等)
④ 景観保全(今年度の桜植樹予定箇所等)
・戸無瀬(となせ)の滝について、市道沿いに駒札の設置及び作業道より上部において対岸から滝の存在が分かるよう枝落としを検討してほしい。
・サクラについて、毎年植樹しているが、植樹のペースが枯れていく数に追いつかない。嵐山の景観にとってサクラは欠かせない。苗木や労力は地元で提供するので、多数を植えられる場所
を確保してほしい。
・当面は観光への影響を考慮して、ドロップネットによるシカの個体数管理を継続し、一定数の捕獲後、囲いワナへの移行を検討すべき。植生回復等の状況などにより、個体数管理の成果を
把握するとともに、情報発信によりシカ被害の現状、捕獲の必要性について市民の理解を深める必要。
・また、どこまで捕獲を継続するか、国有林以外の周囲も巻き込んだ取組も検討する必要。
・これまでの施工箇所は光環境の改善、防護柵の設置により、植生の回復などの効果がでている。引き続きエリアを拡大していくことが必要。
・今年度の施工予定箇所は、モンキーパークへの通路上部の急傾斜であり、状況に応じて工種の変更も含め柔軟に対
応することが必要。
・安全面からレジャー目的の利用を禁止するなかで、中学生のフィールドワーク等の林内利用は実施しているが、入林可否の基準が不明確。明文化して公表することが必要。また、将来ど
のような利用を目指すのかビジョンを示す必要。
・看板等について多言語での表示が必要。
・昭和57年以降植樹、平成21年には本意見交換会を立ち上げ、取り組んできたが、目にみえる成果が十分でない。一歩づつでも確実に嵐山の景観を改善する行動が必要。
【治山事業施行予定箇所】 【ドロップネットによるシカ捕獲】 【意見交換会】
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