ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 情報コーナー > 「嵐山通船・星のや京都記念植樹」、「嵐山植林育樹の日記念植樹」及び「嵯峨中学校記念植樹」を開催


ここから本文です。

更新日:2016年4月26日

「嵐山通船・星のや京都記念植樹」、「嵐山植林育樹の日記念植樹」及び「嵯峨中学校記念植樹」を開催

    平成28年2月25日(木曜日)、嵐山国有林(京都市)において、午前に「嵐山通船・星のや京都記念植樹」、午後に「嵐山植林育樹の日記念植樹」及び「嵯峨中学校記念植樹」を開催しました。

H28嵐山1
 

    「嵐山通船・星のや京都記念植樹」は、嵐山通船株式会社及び星のや京都から嵐山の景観保全のためにヤマブキ100株が寄付され、嵐山通船株式会社及び星のや京都から10名、当所から山﨑所長はじめ5名が参加して植樹を行いました。今年は、昨年の5倍の100株の植樹ということで、事前準備に嵐山通船及び星のや京都の皆さんにも参加していただきました。

H28嵐山2
 

    「嵐山植林育樹の日記念植樹」は、名勝「嵐山」で松枯れの拡大によりアカマツが減少するとともに、常緑広葉樹の成長によりヤマザクラが被圧されつつあることから、往時の嵐山の復活に向けて、嵐山保勝会との共催で昭和57年から毎年開催している植樹行事で、今年で35回目となります。また、「嵯峨中学校記念植樹」は、平成22年に、地域イベント「嵐山花灯路」で、生徒の手作り品の販売で得た収入を使って植樹したいと当所に相談があったことから始まり、今年で6回目となります。今年の苗木は、まちづくり「嵯峨中パレード」で集めた募金や土産物販売で得た収入で購入されたそうです。当日は、嵐山保勝会及び嵯峨中学校から寄付されたカスミザクラ3本、ヤマザクラ3本と常寂光寺から寄付されたイロハモミジ3本の合計9本の植樹となりました。

H28嵐山3
 

    記念植樹には、嵐山保勝会から石川会長はじめ15名、嵯峨中学校から細辻校長はじめ教諭5名及び生徒会代表1,2年生16名が参加し、当所からは山﨑所長はじめ9名が参加して運営・植樹指導にあたりました。また、オブザーバーとして嵐山東小学校から木原校長はじめ教諭3名及び4年生の児童50名が参加しました。

開会式では、山﨑所長から「記念植樹はマツやサクラが隆盛だった往時の嵐山を80年かけて復活させるという息の長い取組であるが、近年はシカによる食害など課題も多く、今後も皆さんの力を借りながら嵐山を守っていきたい」と挨拶しました。また、石川会長からは「中学生と小学生の皆さんが、地元嵐山に関心を持って植樹に参加してくれることを大変嬉しく思います」との挨拶があり、参加者の紹介の後、嵯峨中学校生徒会代表から石川会長に、ヤマザクラ3本の目録が贈呈されました。

    今年の植樹場所は、急傾斜かつ狭いところで、また嵐山モンキーパークへ向かう道沿いであるため、観光客の迷惑とならないよう、代表者による交代制で植樹を行いました。まず、嵐山保勝会の代表者による植樹が行われ、代表者同士が声を掛け合い楽しく植樹していただきました。

H28嵐山4
 

    その間、中学生と小学生には、大西森林整備官と榎谷治山係員が講師となって樹木観察会を行い、樹木の特徴から名前を推測するというゲームは、中学生が小学生に着目点を教えるという頼もしい場面も見受けられました。また、中学生が植樹を行う姿を、下から熱心に見上げている小学生の姿に、嵐山における植林育樹の取り組みが次の世代へ続いていくことができました。

    当日は、寒さを感じながらの作業でしたが、「大きく、たくましく育て」との気持ちを込めて植樹してくださった皆さんの思いが、やがて実を結び花となって、海外からの観光客を含め、たくさんの人々を楽しませてくれることを願っています。

 

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

森林管理局の案内

リンク集