平成30年度地域管理経営計画等に関する有識者懇談会の概要について
- 日時 平成 31 年2月1日(金曜日)13:30~15:30
- 場所 近畿中国森林管理局 大会議室
- 議題
平成30年度策定第5次地域管理経営計画(案)、第5次国有林野施業実施計画(案)、第5次地域管理経営計画変更計画(案)、第5次国有林野施業実施計画変更計画(案)について - 概要
平成30年度に策定及び変更を行う地域管理経営計画(案)及び国有林野施業実施計画(案)について事務局から説明を行い、意見の聴取を行いました。委員から下記のような意見があり、今後の国有林の管理経営を行うに当たっての参考とさせていただきます。
〈委員からの主な意見〉
外国人観光客にレクリエーションの森などへ来てもらうことはよいことである。一方で神社仏閣では落書なども起きており、マナーの監視も重要ではないか。
レクリエーションの森のパンフレットや案内板などについては、英語以外の言語には対応するのか。
低コスト化を実現する施業モデルの具体的事例にはどのようなものがあるのか。
国有林の伐採権を民間に与えるとの検討について、一度に大量の国有林材が市場に出て値崩れの原因や、民有林の経営圧迫とならないような運営の仕方を全国を睨んで検討いただきたい。
計画区の齢級別面積は 50~60 年生が多くて、若い林が非常に少ない。伐期に達している森林を温存して少しずつ伐るということをしていかないと、数十年先には資源が枯渇することがあり得る。これは民有林でも共通であり、日本の森林全体の重要な問題ではないかと思う。
東山の国有林が室戸台風で大きな被害を受けた時に作成された資料が残っており、今回の台風被害についても参考になるのではないか。
昨年の台風や豪雨による災害の対策はこれからやっていかなければならないが、流木の危険箇所の把握といった未然対策をしておくことも必要だと思う。
環境学習活動を行っている森林がシカや台風被害を受け、森林の意味や課題は体系的に 50 年、100 年の単位で考えていかなくてはいけないと感じさせられた。森林の課題は世代を超えた大切なことだから、子供たちにもっと関心をもってもらえるようなメッセージを国有林側から出してはどうか。
台風で倒れた木を生きた勉強の材料として子供たちに見せることによって、木の重要性が分かってくると思う。
保護林の調査で集められたデータは、大学や研究機関にとって貴重なデータであると思う。データの活用について、今後どのようなことを考えているのか。
京都府立大学等と結んでいる協定に関して、来年度はどのような取組を考えているのか。
有害駆除されたシカは 1 割以下しか食肉利用されておらず、各地で活用に取り組んでいるが、結局、農林水産省が旗振りをしないとうまくいかない。国有林が音頭を取り、例えばモデル地域を作って、給食にジビエ料理を定期的に出すといったようなうまいアピールはできないか。
近畿中国森林管理局長の挨拶
座長の森林総合研究所関西支所長
計画内容の説明
有識者の質問に回答
01議事次第、委員名簿、局出席者名簿、座席表、地域管理経営計画等有識者懇談会設置要領(PDF : 258KB)
02地域管理経営計画等の概要(PDF : 207KB)
03平成30年度策定地域管理経営計画等参考資料 1(PDF : 2,500KB)
04平成30年度策定地域管理経営計画等参考資料 2(PDF : 8,165KB)
05平成30年度策定地域管理経営計画等参考資料 3(PDF : 1,455KB)
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:流域管理指導官
ダイヤルイン:050-3160-6733