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近畿中国森林管理局

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    労働災害防止に向けた関係機関との連携


      平成31年1月23日(水曜日)に小松労働基準監督署(以下「労基署」という。)、林業・木材製造業労働災害防止協会(以下「林災防」という。)と合同で、安全パトロール及び請負事業体を交えた労働災害防止対策会議を開催しました。

      国有林における請負事業の実行においては、受注者、発注者ともに労働災害の防止に努めているところです。 しかし、依然として林業における労働災害は他産業に比べて発生率が高い傾向にあります。今回の合同安全パトロール及び会議は、労基署、林災防の関係機関と連携して請負事業体への安全指導により、労働災害を未然防止するために開かれました。 

      午前中は、石川県加賀市の浜山国有林で実行中の防災林造成事業の現場において合同安全パトロールを実施しました。
      現場は海岸林であり、時には日本海からの強い海風が吹く中での作業が予想され、荒天時には落雷の恐れもあります。そのため、作業実施にあたっては現場状況を的確に判断する必要がある旨の指導がありました。

      午後からは小松日の出合同庁舎に場所を移し、労働災害防止対策会議を開き、労基署、林災防、請負事業体3社、及び石川森林管理署の計18名が出席し労働災害の発生状況の説明、安全指導や意見交換が行われました。 
      労基署からは、労働災害発生の速報値から見る林業の労災状況や、労働安全に関する法令等の改正内容について説明がありました。 
      林災防からは、かかり木の処理方法についてスウェーデンの先進的な事例の紹介があり、安全にかかり木を外すためにターニングベルトなどの道具を携帯することが推奨されるといった指導がありました。 
      請負事業体からは、フォワーダによる事故が増加している背景には、操作が比較的簡単であることから経験が浅い者が任されることが多く経験不足からのミスが多いといった意見や、高性能林業機械等の運転において一回の技能講習だけでなく、定期的に講習を行い技術の維持向上を図るべきであるなど、活発に意見交換がなされました。 

      今後も石川森林管理署では、定期的に関係機関と連携した安全指導や合同安全パトロールを実施し、労働災害の未然防止に努めてまいります

    合同安全パトロール 海岸林においての作業

     

    労働災害防止対策会議 林災防の安全管理士によるかかり木の処理についての説明

     

    お問合せ先

    石川森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6100