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近畿中国森林管理局

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    海岸林保全の重要性を感じながら植樹体験

      平成26年2月23日(日曜日)、SAVE JAPAN プロジェクト2013「砂浜の環境と生き物たち!!」(実施団体:金沢みどりの調査会)が安宅国有林等で開催されました。これは、当調査会が県民の方々に砂浜や海岸林等の保全の重要性を理解していただくため実施している取組みで、今回で4回目となります。今回は、海岸林育成の歴史を学んだり、植樹を体験するといった内容となっています。当署では、当調査会の趣旨に賛同し、講師の派遣と植樹体験のフィールド提供を行いました。

      当日は、21名の参加者があり、まず、会議室において、当署職員から「海岸林育成の歴史・管理を学ぶ」というテーマで、明治末期から昭和20年代半ばまでの長期に及ぶ加賀海岸国有林における海岸林育成の歴史について学んでいただきました。
      次に、会場を安宅林国有林に移し、松林を散策しながら、戦時中の松脂採取跡やフランス海岸松植栽のことなど海岸林の歴史等について学んでいただきました。

      参加者からは、普段なにげなく散策している松林が、改めて見てみると海岸林の歴史がそこかしこに残っており楽しい発見ができたとの感想をいただきました。
      また、当調査会会長の古池氏より「うっそうとしたクロマツの海岸林は自然にできたものではなく、里山同様、人間と自然との共生によりつくりあげられたものです。この大切な海岸林を保全し、将来に残していくことは私たちの責務であり、これからも海岸林と何らかの関わりをもっていただきたい」との旨の話があり、参加者一同、海岸林保全への思いを強くされたのではないかと思っています。

      その後、植樹体験会場に移動し、当署職員から抵抗性クロマツの植樹指導を受けた後、参加者各自に植樹を行っていただきました。
      当日は、春の日差しの中、参加者は海岸林保全の重要性を感じながら、植樹による心地よい汗とすがすがしい時間を過ごされたのではないかと思っています。

    rinnaisansaku uetuke

    林内散策

    植付

    kinensyasin  

    記念写真

     

    お問合せ先

    石川森林管理署
    ダイヤルイン:050-3160-6100