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近畿中国森林管理局

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    令和元年度「トライやるウィーク」~中学生の地域体験活動(令和元年6月3日~6月7日)

    「トライやるウィーク」~中学生の地域体験活動~
    令和元年6月3日(月曜日)から6月7日(金曜日)までの5日間、宍粟市立山崎西中学校2年生6名の生徒を受入れ、トライやる・ウィークが実施されました。トライやる・ウィークとは、地域や自然の中で「生きる力の育成」を目的に、地域住民と様々な体験を行う活動のことで、兵庫県内全域で実施されており今年で22年目を迎えます。
    兵庫森林管理署では、国有林の林野巡視・境界巡検・防護柵の点検及び修理・コンパス測量・不法投棄物回収・製材所の見学などを行いました。

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    1日目(6/3
    兵庫森林管理署の概要と業務について説明したあと、森林内で作業を行うにあたっての安全教育及び5日間の日程確認を行いました。その後、宍粟市波賀町の赤西国有林において、波賀森林官とシンボルツリー(巨木)である先代スギ周辺を巡視し、その幹周りと樹高を測定しました。生徒たちは想像を超える大きさに一様に驚いていました。午後からは赤西自然観察教育林に移動し、案内看板の清掃や古くなった看板の補修、撤去を行いました。作業中、訪れていたハイカーからもねぎらいの声をかけていただき、やりがいを感じていたようでした。
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    2日目(6/4)
    たつの市の鶏籠山国有林で姫路首席森林官とともに国有林の境界巡検業務を体験しました。
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    境界標にペンキを塗ったり、見出し標を設置しました。午後は札楽山国有林へ移動し、シカによる獣害が林業に対して深刻となっていることを説明を受けたあと、その対策として設置している防護柵の点検と修理作業を体験しました。
    帰路の車中では、普段やらない作業に加え、当日は6月上旬とは思えないほどの暑い日だったため、若い中学生でもさすがにお疲れ気味の様子でした。

    3日目(6/5
    昨年7月の豪雨で被害を受けた宍粟市波賀町のマンガ谷国有林へ治山技術官と一緒に移動し、治山事業の大切さを感じた青空教室となりました。
    また、現地の状況把握
    等を行うひとつとして行ったドローン飛行による撮影に生徒たちは興味を引かれた様子でした。その後、確認作業を行った林道べりの被害箇所の数量確定のため測量作業(コンパス)を体験しました。

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    4日目(6/6)
    午前中は、山崎首席森林官と宍粟市山崎町の河原山国有林において不法投棄箇所のゴミを回収し、防止対策の看板を建てました。午後は署内で、総務グループ業務について説明を受けた後にクイズ形式で森林・林業について一緒に勉強しました。
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    5日目(6/7
    最終日は、一宮森林官・OB2名と現地で間伐箇所の立木調査を行う予定でしたが、降り止まない雨となりました。
    予定変更し、立木調査で使用する道具と最新の林分調査を行う機械であるOWL《アウル》について職員から説明を受けた後、宍粟市一宮町にある兵庫木材センターまで移動し、山から出材された丸太が製品となるまでの流れを見学しました。
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    この5日間の体験を通して生徒の心に何かしら残り、働くことの意義、自然の大切さを知り今後も森林・林業に関心を持ってくれることを願っています。

    最後にトライやるウィークに協力して頂いた、協同組合兵庫木材センター、OBの方々、ありがとうございました。

    お問合せ先

    担当者:業務グループ
    TEL:050-3160-6170(代表)