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更新日:27年11月12日

担当:次 長

山崎高等学校森林環境科学科の生徒が国有林見学実習

 11月9日、10日に兵庫県立山崎高等学校森林環境科学科の1年生33名と2年生26名が、国有林の現地見学・実習を行いました。
   山崎高校では、森林環境を守り、森林を育て、保護していくための基礎的・基本的な知識と技術及び森林を総合的に利用する能力と態度を身に付け、「森林に携わる幅広い担い手の育成」を目標とし、現場見学実習等の体験学習を重視し、地域社会、関連機関等と連携した教育を推進しています。

  9日は2年生を対象に、宍粟市一宮町の有ヶ原国有林で間伐実習を轆轤師山国有林では素材生産事業を見学をしました。
  間伐実習では、スギの木を手鋸を使っての伐倒体験をしました。
 受け口、追い口切りはなかなか難しく、思う方向に倒れなく、ロープを使ったかかり木の処理も体験しました。
  午後からは、生産現場においてハーベスタによる伐倒、造材、スイングヤーダによる集材、グラップルによる積込、フォワーダによる運材等の高性能林業機械を使用した木材の伐倒、集造材、運材作業を見学しました。
 数秒で伐倒が出来るハーベスタを目の当たりにして、午前中苦労して手鋸で伐倒したこと思いだし高性能林業機械の性能に感心していました。
   10日は1年生を対象に、音水国有林の宍粟スギほか林木遺伝資源保存林や東中国山地緑の回廊、イヌブナ植物群落保護林や治山事業施工地を見学しました。
   250年生の林木遺伝資源保存林の倒木更新※したヒノキの大木の前では、貴重な天然林資源を見上げ、その大きさに歓声が上がっていました。
  当署からは、実習や色々な体験等を通じて技術・知識を習得し、社会から必要とされる立派な人になって下さい。また、将来の国有林マンになれるよう挑戦して下さいとしめくくり、2日間を通し、職員の指導のもと真剣に取り組み、森林環境の大切さや林業の重要性等を肌で実感し、有意義な見学実習となりました。
 ※倒木更新:寿命や天災、伐採などによって倒れた古木を礎にして、新たな世代の木が育つこと。

 

 151109間伐受け口  151109間伐ロープ

 【手鋸による伐倒(受け口伐り)】                           【かかり木をロープで処理】

 

 151109グラップル説明  151110ハーベスタ

                                    【ハーベスタによる伐倒・造材作業】

 

151109スイングヤーダ  151109フォワーダ

【スイングヤーダによる集材作業】                           【森林作業道内のフォワーダ】

 

 151110音水林木遺伝資源  151110遺伝資源林内

 【音水林木遺伝資源保存林・東中国山地緑の回廊の説明】                  【250年生の保存林見学】

151110倒木更新  151110治山谷止

 【倒木更新したヒノキの前】                              【治山事業実施箇所見学】

 

151110イヌブナ林内 151110イヌブナ内説明 

【イヌブナ植物群落保護林を見学】

【保護林の代表的な樹種:イヌブナ、ブナ、トチノキ、ハリギリ、シオジ、ミズメ、イタヤカエデ、ホオノキ、キハダ、ヤマザクラ、イヌシデ、モミほか】 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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山崎高等学校森林環境科学科の生徒が国有林見学実習