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更新日:26年9月2日

担当:業務グループ

第3回(株)日本触媒・水源の森「夏のCSR活動」

 

 8月23日(土)、宍粟市波賀町に所在する赤西国有林で、株式会社日本触媒の「水源の森づくり」活動が実施されました。この活動は株式会社日本触媒の社会貢献活動をひょうご森の倶楽部、兵庫森林管理署が支援しているもので、季節を変えて年4回実施され、今回は3回目の活動です。
当日は、心配された雨も小康状態で、大阪府や県内姫路市方面から社員とその家族76人の参加があり、森の中を大いに楽しみながら自然を満喫しました。

当日は、大人班が昨年の秋にヤマザクラやトチノキを植樹した場所に移動して下草刈りを行いました。下草刈りは若い社員が多く長い柄の鎌は初めての様子で上手に刈るのが難しそうでしたが、昨年も参加した社員や署員から要領を教わりながらの作業となりました。作業後は、見違えた、綺麗になったの声が聞こえるなど、充実した作業となったようです。

親子で参加した家族班は、森林散策の後、署員の指導によりサクラの枝やどんぐりなど自然の素材を使った木工クラフト体験を行い、思い思いの飾りつけを楽しみました。中には、子供そっちのけで工作に夢中のお父さんもいるなど、森の中では子供の気持ちにさせてくれる効果もありそうです。

午後は恒例の川の生物調査です。子供たちは昼食もそこそこに思い思いに川の中の小さな生き物を一生懸命に探していました。

冷たい川の中を子どもだけでなく大人も夢中になって生き物を探し、ヘビトンボやカワゲラなどの水生昆虫や、ハヤの仲間である魚、希少なハコネサンショウウオなど、1時間足らずで約20種類の生き物を見つけることができました、兵庫県立大学の片野先生からは「短時間でこれだけの種類が見つかった。多様な生き物がいることは赤西の川が自然豊かな環境であり、生物多様性が高いということを示している。」というお話がありました。

 今回、初めて実施されたのが川の水質調査でした。「pH(ペーハー)」の値から水中の炭酸ガスと酸素のバランスによる光合成の活性度を測定でき、「COD」の測定から有機物の度合いを調べ、川の汚れ具合の目安にできます。赤西渓谷、揖保川下流(赤西の水も流れ込む最下流)、神崎川下流(大阪)の3地点の水を、県立大の学生さんの指導で子供たちが測定。結果は、赤西渓谷の川の水の綺麗さを再認識でき、一同、やっぱりねとほっとしていたのが印象的でした。


  日本触媒の活動は7年目を向かえマンネリ化も心配されています。企業の担当者にとって、社会貢献を息の長い取り組みとするための試行錯誤は今後も続くことになりますが、兵庫森林管理署では今後も活動を支援していくこととしています。

 

日本触媒署長挨拶

 【署長挨拶】

 

触媒森林散策

 【森林散策】

 

触媒鎌使用説明

 【下刈鎌の使い方を指導】

 

触媒下刈実行中

 【下草を刈って植栽木の成長を促す】

 

触媒木工手伝い

【木工クラフト体験】

 

触媒作品完成

 【木工品の完成】

 

触媒木工作品集合

 【木工クラフト完成~!】

 

触媒水生生物調査

 【川の生き物の調査】

 

何がいる

 【何がいるかなぁ~?】

  

触媒はこねさんしょううお

  【ハコネサンショウウオ】

 

触媒沢山の生物

  【沢山の生物を採取】

 

触媒生物多様性

【生物多様性って何?】  

 

触媒皆集合写真 

 【参加者全員で記念撮影】

 


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