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更新日:25年8月29日

担当:次長

JICA研修『東ティモール国「持続可能な天然資源管理能力向上プロジェクト」』の研修生が兵庫森林管理署を来訪

   8月27日、28日に、JICAによる「持続可能な天然資源管理能力向上プロジェクト」の一環として、東ティモール国森林局の森林警護官の2名が研修生として兵庫森林管理署を来訪しました。  

   この研修は、森林局職員が日本の国・地方自治体や民間等様々な主体による森林保全事業に係る見聞を深め、東ティモール国での持続可能な森林管理を図る上での知見を得ることを目的に行われました。 

   当署では、国有林管理に関わる事例や森林施業・林業技術に関しての視察が行われました。

   まず一日目の午前は、署会議室において、川畑署長が国有林の概要と兵庫森林管理署の取組等について講義を行いました。
   午後からはマンガ谷国有林に移動し、列状間伐の実施箇所や低コスト造林の取組箇所等を見学し、コンテナ苗やツリーシェルターの実物を手で触ってみて、波賀森林官の説明を熱心に聞いていました。
   研修生から波賀森林官の担当している面積はどのくらいあるのかとの質問に、約6千ヘクタールと答えると、管轄面積の広さにびっくりしていました。
   また、シカの被害対策について、捕獲用の檻の設置や植栽木を保護している取組には、東ティモールでは、シカは絶滅が危惧されている動物であり実感がわかない様子でした。
   二日目は、平成23年の台風12号により被災した清水坂国有林の治山工事現場を視察後、午後からは、植生の自然再生の取組を行っている鶏籠山国有林を視察しました。
    研修生は、森林管理に携わる国有林の職員が、治山工事を担当することについて疑問を感じているようで、その技術を国有林職員が有していることに感銘を受けているようでした。
    研修生には、国有林での取組から学び取ったことを、自国での森林の管理・経営に役立てて頂くことを期待したいと思います。

 

署長の講義

   【署長による国有林の概要などの講義】

 

藤木の講義

   【波賀森林官による部内概要等の説明】

 

岩田の講義

   【次長による低コスト造林の取組の説明】

 

上山の講義

   【総括治山技術官による治山事業の説明】

 

お問い合わせ先

兵庫森林管理署 
担当者:次長
ダイヤルイン:050-3160-6170
FAX:0790-62-4790