「走る森林教室」～高性能林業機械による素材生産現場の見学～

 

   10月24日（水）、神戸市を拠点として活動する「森林（もり）に親しむ会」の会員20名が、宍粟市波賀町に所在する赤西国有林の間伐事業実施箇所を見学しました。

   「森林に親しむ会」は、森林を楽しみながら健康づくりをしようと結成され、ボランティアで森づくりにも取り組んでいる団体で、今回は「走る森林教室」と題して、車内で「フォレストクイズ」を行い、現地見学と併せて森林・林業への理解を深めることを目的に開催されました。

   最初に、当署職員から、「山に作業道を入れながら、高性能林業機械を使って、効率的に木材を搬出する方法が主流になっていること」などの事業の概要を説明しました。

   その後、事業者から、作業の様子を見せてもらいながら、伐倒から集材、造材作業までを丁寧に説明していただきました。

   見学者は、木材の搬出現場を初めて見る方が大半であったため、伐採した木が地面に倒れた時の「ドォン」とした音に驚き、林業機械が手際よく木材を集め、切断する様子に感心していました。

   また、事業者から現場作業員は20代が中心で、林業機械の普及によって、林業の現場に若者が増えていることを説明されると、見学者の方からは「若い担い手が増えることは嬉しい！」、「若い人は新しい機械の操作もすぐに覚えるのだろう」、「林業の機械化には驚いた！」など多くの感想、意見が聞かれました。

   たくさんの意見交換があり、いつまでも機械が動く様子も見続けていそうな名残惜しい雰囲気でしたが、最後に、来年も作業の現場を見たいと感想をいただき見学会を終了しました。