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更新日:24年3月12日

担当:業務課

竹林整備は、僕たちの手で~未来の家の森林整備活動~

   小雪が舞い散る平成24年2月11日、三木市内にある蓮花寺山国有林にたくさんの子どもたちの声が響き渡りました。
   この日は、ボランティアグループ「未来の家」の活動日。当初30名の募集で予定されていたが、集まったのは、約100名。小学生から高校生までの子どもたちとその保護者たちが朝早くから集まりました。
   主催者の挨拶のあと、中田神戸首席森林官から国有林のPRと竹伐採に関する諸注意を行いました。
   この「未来の家」の活動が他のボランティアグループと違うのは、その主体が子どもたちであるということです。この日も保護者たちはサポートにまわり実際の作業は子どもたちが行いました。
   高校生のお兄ちゃんたちを中心にグループ分けを行い、のこぎりや手袋などの装備を参加者に手渡し、一列になって現場に向かいました。
   周囲に危険がないか確認して竹の伐採を行い、その後、低学年の子どもたちが、ちょっと大きめのヘルメットを気にしながら、慣れない手つきで伐採された竹の処理をしていきました。

   「作業中止・・・気をつけて・・・危ないで、そっちに倒れるで」高校生お兄ちゃんが大きな声で周りに伝えます。
   「そう、こっちから順番に枝を切るんやで」中学生のお姉ちゃんが倒れた竹の処理を指導しています。
   「なかなかしんどいなあ」、「やった切れたわ」、「これ持って帰ってええかな」子どもたちは口々に話をしながら作業を行いました。
 
   約2時間の作業で鬱そうとしていた竹林は、きれいに整備され、子どもたちの泥だらけの額には汗のしずくをつけて、白い息をはずませながら意気揚々と引き上げきました。
   その後、お母さんたちが作ってくれた豚汁をおいしそうにたいらげていつもとちょっと違う一日を過ごしました。

   最後に未来の家の主催者である足立さんから「子どもたちが、自分で考え、自分で感じる。そのことが大事。」と締めくくり、未来の家の森林整備活動を終了しました。
 
   兵庫森林管理署は、もっと国有林を子どもたちに感じてもらえる森林にできればと、考えさせられた一日でした。

 

【ボランティアグループ「未来の家」】
自然、社会、人を尊重し「互いに学ぶ」をテーマーに自己の成長を目指す有志で組織されたグループ。会員は結成間もないため小・中・高校生が中心のグループ。未成年会員には保護者の賛助会員が必要。自然保護活動、社会環境整備、奉仕活動、国際交流が事業の中心で、会員が順次成人に達し継続して活動できるグループを目指しています。

 

未来の家1

【さあ、出発】

 

未来の家2

【ゆっくりでいいんやで】

 

未来の家3

【豚汁で、心も体も暖かに】

 

 

お問い合わせ先

兵庫森林管理署 
担当者:業務課
ダイヤルイン:050-3160-6170
FAX:0790-62-4790